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博展 Research Memo(1):すべての事業が伸長、注力する新規事業が順調に拡大

2015/12/1 17:01 FISCO
*17:01JST 博展 Research Memo(1):すべての事業が伸長、注力する新規事業が順調に拡大 博展<2173>は、展示会や販促イベントの企画・運営など、人と人とが出会う場(空間)におけるマーケティング支援を主力としている。新規事業として、セミナーやカンファレンスの開催支援、店舗・ショールーム等の企画・施工のほか、ITを駆使したデジタルマーケティング支援など、顧客ニーズの高い分野にも注力。顧客との直接取引を主体としたワンストップソリューションによる差別化を図っており、リピート顧客に支えられた高い指名受注率を特長としている。 2016年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比29.0%増の3,728百万円、営業利益が同55.7%減の35百万円と増収ながら減益となった※。ただ、期初予想に対しては売上高、各利益ともに上回っており、順調に推移したと言える。すべての事業が伸長したが、注力する新規事業が順調に拡大したことに加え、主力のイベント・展示会出展についても、サービスラインアップの拡充等により売上機会の増加や案件単価並びに顧客単価の向上を図ったことから想定以上の増収となった。また、利益面でも、外注原価率の高止まりや先行投資的な費用負担の増加により減益となったものの想定内であり、増収効果により計画を上回った。 ※2015年3月期第4四半期より連結決算に移行しているため、前年同期比は単体業績との比較によるものである。 2016年3月期の業績予想について同社は、期初予想を据え置いており、売上高を前期比19.8%増の7,500百万円、営業利益を同40.7%増の115百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。弊社では、第2四半期実績が計画を上回って順調に推移したことや、デジタルマーケティング分野などの新規事業による基盤強化の成果が徐々に現われ始めていることなどから、同社の業績予想は固めの水準とみている。 同社は、顧客との長期的な関係構築を前提としたマーケティング・パートナーへと進化を図っていく中期ビジョンのもと、新規事業やグローバル展開を柱とした中期経営計画を進めている。今期もこれまでのところサービス並びにマスコットロボットの開発、製品化を行うタケロボ(株)の連結子会社化やデジタルアンケートサービスの販売開始などで進展があった。しばらくは先行投資的な費用負担が続く見通しであるが、2018年3月期の目標として、売上高10,900百万円(2016年3月期-2018年3月期の平均年成長率20.6%)、営業利益400百万円(同86.5%)と年率2ケタの成長を目指している。弊社では、デジタルマーケティング分野の強化による新たな価値提案や収益化への道筋に注目している。 ■Check Point ・デジタル・コンテンツとイベントを連動させた新たな価値提案も ・16/3期は新規3事業が成長をけん引し大幅な増収増益を見込む ・東京五輪開催に向け企業の宣伝広告活動やイベント市場が活性化 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《YF》
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展示会出展やイベントプロモーション等のリアルイベントが主力。デジタルコンテンツやマーケティング等も。トランザクションと業務提携。大規模案件等が寄与し、23.12期通期は変則決算でも過去最高益を更新。 記:2024/04/16