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オーハシテクニカ Research Memo(6):「ファブレス&ファクトリー」を基盤に更なる成長を目指す

2015/8/7 16:15 FISCO
*16:16JST オーハシテクニカ Research Memo(6):「ファブレス&ファクトリー」を基盤に更なる成長を目指す ■今後の見通し (2)成長戦略 オーハシテクニカ<7628>では今後も「ファブレス&ファクトリー」を基盤としたグローバルでの事業体制強化や独自技術開発による製造基盤の構築や協力企業との関係強化による競争力の一段の向上により、更なる成長を目指していく方針だ。 グローバル事業体制の強化としては2014年にメキシコ販売子会社が本稼働したほか、2015年4月には台湾に調達拠点となる子会社を設立するなど海外でのファブレス機能の強化を進めている。また、米国では製造機能強化の計画もあり、顧客である日系自動車メーカーのグローバル展開に対応していく。 独自技術開発品では、圧入プロジェクション接合技術を用いた部品の需要拡大が今後期待されている。自動車の軽量化やコストダウンに寄与する同技術を用いた部品の採用は着実に広がっており、売上高は2015年3月期の1,500百万円から、2016年3月期は2,000百万円強が見込まれ、中期的には3,500~4,000百万円程度が視野に入っている。同製品に関しては共同開発先であり、前期に資本参加した(株)テーケーで量産しているが、今後は海外での展開も視野に入れており、その他の協力企業へ技術供与も含めた資本参加によるグループ会社化を進めていく可能性があるとしている。 また、各製造子会社では需要に合わせて生産能力の拡大を進めていくほか、独自加工技術の開発による原価率の改善などにも取り組んでいく。現在、売上高の約2割が自社グループ製造品となっているが、将来的には海外製造拠点の拡大に伴い自社グループでの製造比率が上昇していくことが予想される。ただ、ここ最近の円安の進展によって、海外では現地生産よりも国内からの輸出で対応したほうがコスト的に有利になるケースが出始めているのも事実で、今後の海外製造基盤の強化に関しては、為替動向をにらみながら慎重に進めていく方針となっている。 ターゲットとする顧客に関しては従来と変わらず、日系主要自動車メーカーが中心となる。既存顧客における取引シェアを拡大していくだけでも成長余地が大きいためだ。また、営業利益率では前期に10%台に乗せているが、今後も売上規模が拡大していけば、販管費率の低下によって、もう一段の上昇が期待される。 なお、M&A戦略に関しては、製造機能の強化や販路拡大などのシナジー効果が期待できる企業を対象に検討しているが、当面は協力企業との関係強化を目的とした資本参加のようなケースになるとみられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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独立系自動車部品メーカー。ボディ・シャーシ関連部品、エンジン・ミッション関連部品等を手掛ける。情報・通信関連部品も。日野自動車などが主要取引先。次世代自動車向け加工技術の開発など開発機能の強化図る。 記:2024/08/22