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オーハシテクニカ Research Memo(5):引き続き原価低減や円安効果などが寄与、増収増益となる見通し

2015/8/7 16:14 FISCO
*16:14JST オーハシテクニカ Research Memo(5):引き続き原価低減や円安効果などが寄与、増収増益となる見通し ■今後の見通し (1) 2016年3月期の業績見通し オーハシテクニカ<7628>の2016年3月期の連結業績は、売上高が前期比2.9%増の41,000百万円、営業利益が同5.2%増の4,200百万円、経常利益が同3.0%増の4,300百万円、当期純利益が同3.3%増の2,800百万円と増収増益となる見通し。日系自動車メーカーの生産は前半厳しさが続くものの、後半以降は新規受注の売上貢献や、原価低減に加え円安効果も寄与する見込み。円安効果は1ドル115円を前提に売上高で900~1,000百万円、営業利益で100百万円程度の増額要因になるとみている(1ドル当たり1円の円安で売上高100百万円、営業利益10百万円のプラス要因)。 地域別で見ると、国内は売上高が前期比2.8%減、営業利益が同0.1%増を見込む。国内自動車生産台数の減少により売上高の減収傾向は続くものの、原価低減や業務効率の向上などにより営業利益は前期並みを維持する見通し。 海外は、米州の堅調な推移、ASEANは回復の兆しが見られることに加えて、新規受注の獲得、円安効果などにより増収増益を見込んでいる。このうち米州に関しては前期後半から本稼働したメキシコ販社がフル寄与することも貢献する。ASEANや中国市場に関しては足元、厳しさが続いているものの、下期はASEANで新規大型案件の売上寄与が見込まれるほか、中国でも採用車種の増産が計画されており、通期では現地通貨ベースでも増収増益となる見通しだ。 同社の主力顧客である日系大手自動車3グループの2016年3月期の販売台数計画は、合計で前期比2.8%増の2,041万台となっている。足元は北米が堅調な一方で、中国や国内での下振れ懸念があるものの、為替が想定より円安に進んでいることから、利益ベースでは会社計画を達成できるものと弊社ではみている。 なお、2016年3月期の設備投資計画は前期比で約5割増となる1,300百万円を計画している。このうち、国内は560百万円(前期360百万円)となり、主に基幹情報システムの更新で200百万円、子会社の設備更新で200百万円を予定している。一方、海外は740百万円(前期491百万円)で、主にタイ子会社の能力増強投資に200百万円、米子会社の設備の増強投資に100百万円を予定しているほか、米国での製造機能強化のための費用を見込んでいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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独立系自動車部品メーカー。ボディ・シャーシ関連部品、エンジン・ミッション関連部品等を手掛ける。情報・通信関連部品も。日野自動車などが主要取引先。次世代自動車向け加工技術の開発など開発機能の強化図る。 記:2024/08/22