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クリレスHD Research Memo(5):M&A、好調な「磯丸水産」出店等で大幅な増収・経常増益見通し

2015/7/16 17:28 FISCO
*17:28JST クリレスHD Research Memo(5):M&A、好調な「磯丸水産」出店等で大幅な増収・経常増益見通し ■決算概要 (2)2016年2月期の業績予想 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、2016年6月30日付でKRを連結子会社としたことに伴い、2016年2月期の業績予想を増額修正した。修正後の業績予想は、売上高が前期比39.7%増の96,800百万円、営業利益が同46.5%増の6,100百万円、経常利益が同52.8%増の6,700百万円、当期純利益が同43.0%減の3,700百万円と大幅な増収及び経常増益となる見込みである。なお、当期純利益が減益となるのは、前期にSFPダイニングの新規上場に伴い、同社保有株式の持分変動利益(一過性利益)が発生したことの反動によるものである。 ただ、今回の増額修正は、2016年7月から連結化されたKRの業績寄与(8ヶ月分)を上乗せしたことが要因であり、それ以外では、期初会社予想の前提に変更はない模様である。 売上高は、CRカテゴリー及びSFPカテゴリーの店舗数の拡大に加えて、KRの連結化が業績寄与する専門カテゴリーが増収に寄与する想定である。出退店の前提については、好調な海鮮居酒屋業態「磯丸水産」を軸として、新規出店92店舗のほか、M&Aによる取得106店舗により期末店舗数792店舗(前期末比176店舗増)を計画している。また、既存店売上高は前期比97.5%を見込んでいる。 カテゴリー別の業績見通しは以下のとおりである。 CRカテゴリーは、売上高が前期比6.1%増の38,382百万円、カテゴリー利益が同1.8%増の3,601百万円と伸長する見通しである。積極的な新規出店(30店舗を予定)が業績の伸びに寄与する想定である。 SFPカテゴリーは、売上高が前期比39.0%増の30,970百万円、カテゴリー利益が同59.8%増の3,397百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。好調な海鮮居酒屋業態「磯丸水産」を中心とした積極的な新規出店(40店舗を予定)が業績の伸びを牽引する見通しである。 専門ブランドカテゴリーは、売上高が前期比192.0%増の24,209百万円、カテゴリー利益が同255.9%増の1,776百万円を見込んでいる。2014年5月から連結化されたYUNARIが通期で寄与することや新規出店(12店舗を予定)に加えて、2015年7月からはKRが連結化されたことにより業容が大きく拡大する見込みである。 海外カテゴリーは、売上高が前期比19.8%増の2,974百万円、カテゴリー利益が71百万円(前期は147百万円の損失)と増収及び黒字転換を見込んでいる。新規出店(6店舗を予定)が増収に寄与するとともに、中国における不採算店舗の閉鎖(4店舗を予定)により損益改善を図る方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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時価総額 235,372百万円
ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋の「磯丸水産」など約250ブランドを保有。JA全農とのコラボ業態の運営受託の加速等に取り組む。 記:2024/05/16