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クリレスHD Research Memo(1):既存店売上高が好調、積極的な出店も奏功で順調な滑り出し

2015/7/16 17:22 FISCO
*17:22JST クリレスHD Research Memo(1):既存店売上高が好調、積極的な出店も奏功で順調な滑り出し クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、ショピングセンター内のレストラン及びフードコートの運営を主力とするとともに、M&Aにより獲得した居酒屋業態や飲食店業態も展開している。集客力の高い立地へのこだわりとそれぞれの立地環境(地域特性や顧客属性、競合状況等)に見合った業態の組み合わせによるマルチブランド・マルチロケーション戦略に特徴があり、それが同社の主力事業を支えてきた。現在の店舗数は約180業態で647店舗となっている(2015年5月末現在)。また、最近では、駅前好立地での24時間営業により人気業態となっている海鮮居酒屋など、積極的なM&Aを通じて成長性のある業態を同社の成長に取り込む「グループ連邦経営」により高い成長性を実現しており、同社は新たな成長フェーズに入ったとみられる。 2016年2月期第1四半期の業績は、売上高が前年同期比22.6%増の19,817百万円、経常利益が同18.6%増の1,631百万円と順調な滑り出しとなった。既存店売上高が想定以上に好調であったことや、前期における積極的な出店拡大が増収に寄与した。特に、海鮮居酒屋業態「磯丸水産」が順調に店舗数を拡大することで同社の業績をけん引している。 2015年6月30日には、(株)KRフードサービス(以下、KR)を資本提携により連結子会社とした。関西圏に高い認知度を誇る和食レストランチェーン「かごの屋」ブランドの取得と、同社グループが本格的に参入できていない「郊外ロードサイド立地」への展開に狙いがあるとみられる。 KRを連結化したことに伴い、同社は、2016年2月期の業績予想を増額修正した。修正後の業績予想として、売上高を前期比39.7%増の96,800百万円、経常利益を同52.8%増の6,700百万円と更なる業容拡大を見込んでいる。 同社は、2016年2月期を初年度とする中期経営計画を推進している。(1)国内グループ事業会社の持続的成長、(2)良質な国内M&Aの実施、(3)グローバル展開の促進により、2018年2月期の店舗数824店舗、売上高108,000百万円(平均成長率15.9%)、経常利益9,000百万円(同27.1%)と高い成長率の実現を目指している。 特に、好調な海鮮居酒屋業態による積極的な店舗数の拡大が、中期的な成長をけん引する計画である。また、主力事業についても、新設されるショッピングセンターや既存ショッピングセンターのテナント入れ替えなどをターゲットとして出店余地は十分にあることから着実な伸びを見込んでいる。一方、M&Aについては、引き続き重要な成長戦略として位置付けている。ただし、今回のKRとの資本提携を含めて計数目標の中には織り込んでいないため、案件成立の時期や規模によっては業績の上振れ要因となる。 ■Check Point ・関西圏に強いブランドと郊外ロードサイド立地展開を獲得 ・1Qは前年同期比で大幅な増収増益、1Q決算では過去最高 ・配当性向30%水準を維持、16年2月期は10.3円増配予想 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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時価総額 235,372百万円
ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋の「磯丸水産」など約250ブランドを保有。JA全農とのコラボ業態の運営受託の加速等に取り組む。 記:2024/05/16