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クリレスHD Research Memo(4):1Qは前年同期比で大幅な増収増益、1Q決算では過去最高

2015/7/16 17:26 FISCO
*17:26JST クリレスHD Research Memo(4):1Qは前年同期比で大幅な増収増益、1Q決算では過去最高 ■決算概要 (1)2016年2月期第1四半期決算の概要 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>の2016年2月期の第1四半期業績は、売上高が前年同期比22.6%増の19,817百万円、営業利益が同21.3%増の1,508百万円、経常利益が同18.6%増の1,631百万円、四半期純利益が同111.7%増の664百万円と大幅な増収増益となり、第1四半期決算では過去最高を更新した。会社計画に対しても売上高、利益ともに上回った模様であり、順調な滑り出しと言える。 既存店売上高が前年同期比100.1%(計画では97.6%)と想定以上に好調であったことに加えて、前期の積極的な出店拡大(純増86店舗)が増収に寄与した。すべてのカテゴリーが伸長したが、主力のCRカテゴリーが堅調に推移する一方で、注力するSFPカテゴリーが前期出店分の業績寄与により大きく伸びた。また、専門ブランドカテゴリーも、前期出店分と2014年5月から連結化されたYUNARIが期初から業績寄与したことで大きく拡大している。 また、出退店の状況についても、新規出店が40店舗(計画では33店舗)、2015年5月末の店舗数が647店舗(計画では642店舗)と計画を上回るペースで進捗している模様である。 一方、損益面では、原材料費の高騰(特に肉類)などにより原価率が上昇したことに加えて、新規出店の前倒しによる出店費用の増加等により経常利益率は8.2%(前年同期は8.5%)に低下したが、増収によって大幅な増益となった。 カテゴリー別の業績は以下のとおりである。 CRカテゴリーは、売上高が前年同期比9.9%増の9,837百万円、カテゴリー利益が同9.6%減の1,025百万円となった。既存店売上高が100.6%(計画では97.9%)と想定以上に好調であったことや、前期出店分(純増14店舗)が増収に寄与した。特に、低価格ランチビュッフェ等による施策が奏功したビュッフェ事業部が好調であった模様である。ただ、損益面では、肉類等の原価高騰(前年同期比1.0%増)が、想定の範囲内にコントロールしたものの、経常利益率を10.4%(前年同期は12.7%)に低下させる要因となった。 SFPカテゴリーは、売上高が前年同期比43.5%増の6,867百万円、カテゴリー利益が同69.8%増の783百万円と大幅な増収増益なった。「磯丸水産」を軸とした既存店売上高が99.3%(計画では97.0%)と想定以上に好調であったことや、前期出店分(純増35店舗)が増収に寄与した。また、今期に入っても、既に13店舗(計画では10店舗)を前倒しで新規出店しており、出店拡大に向けて順調な進捗をみせている。損益面でも、食材価格の高騰の影響はあったものの、仕入れ先に対するボリュームディスカウントの発現により原価低減を図ったことや、前倒し分を含めた出店費用の増加分についても増収効果により吸収することにより、経常利益率は11.4%(前年同期は9.6%)と大きく改善した。 専門カテゴリーも、売上高が前年同期比29.8%増の2,407百万円、カテゴリー利益が同69.2%増の291百万円と大幅な増収増益となった。2014年5月から連結化されたYUNARIが期初から業績寄与したことや前期出店分(M&Aを含めて純増36店舗)が増収に寄与した。損益面でも、業績が低迷していたEWのリストラ(不採算店舗の閉鎖等)が完了(黒字化)したことや、増収効果による固定費負担の軽減等から経常利益率は12.1%(前年同期は9.3%)に大きく改善した。 海外カテゴリーは、売上高が前年同期比18.7%増の680百万円、カテゴリー利益が22百万円の損失(前年同期は66百万円の損失)と増収及び損失幅の縮小となった。前期出店分が増収に寄与するとともに、中国における不採算店舗の閉鎖が損失幅の縮小につながった。なお、中国における不採算店舗については、前期5店舗に加えて、今期も既に4店舗(計画どおり)を閉鎖しており、通期黒字化に一定の目処がたったとみられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
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ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋の「磯丸水産」など約250ブランドを保有。JA全農とのコラボ業態の運営受託の加速等に取り組む。 記:2024/05/16