マーケット
10/2 15:15
37,808.76
-843.21
42,156.97
-173.18
暗号資産
FISCO BTC Index
10/2 23:21:08
8,981,486
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

愛知銀行 Research Memo(6):地域金融機関としての情報力やネットワークが差別化のカギ

2015/7/16 16:57 FISCO
*16:58JST 愛知銀行 Research Memo(6):地域金融機関としての情報力やネットワークが差別化のカギ ■市場環境 愛知銀行<8527>の基盤となっている愛知県は、製造業を中心に高度な産業集積を形成している東海地区の中枢にあり、人口が7,443千万人(全国4位)、1人当たりの県民所得が3,105千円(全国3位)、事業所数が331,581(全国3位)、製造品出荷額等が40兆332億円(全国1位)、卸売業・小売業年間商品販売額が36兆5,483億円(全国3位)等、全国トップクラスの経済規模を誇っている。 一方、恵まれた基盤であるがゆえに競合状況も厳しい。愛知県に本店を構える第一地銀は存在しないものの、第二地銀では同行のほかに、名古屋銀行<8522>と中京銀行<8530>の3行がしのぎを削る。また、岐阜県や三重県など、隣接する県を基盤とする地銀の攻勢も厳しく、大垣共立銀行<8361>、十六銀行<8356>などが多くの店舗を展開している。加えて、岡崎信用金庫など有力信金の存在も脅威となっている。また、そのような厳しい競争環境に加えて、財務内容の優良な企業が多いことなどから、貸出金利が全国平均よりも低い「名古屋金利」と呼ばれる状況もみられている。したがって、きめ細かい店舗網やサービスの充実による利便性はもちろん、地域金融機関として情報力やネットワークを生かした差別化をいかに図っていくかが勝ち残っていくためのカギを握ると言えよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《HN》
関連銘柄 5件
8356 東証1部
2,231
9/28 15:00
+1(0.04%)
時価総額 84,608百万円
岐阜県と愛知県地盤の地方銀行。岐阜県で貸出金シェアトップ。子会社に十六TT証券、十六リースなど。個人預り資産残高は5兆1416億円。その他業務収益は堅調。資金調達費用は減少。21.3期通期は2桁増益。 記:2021/07/16
8361 東証プライム
1,803
10/2 15:00
-22(-1.21%)
時価総額 75,423百万円
岐阜県地盤の地方銀行。1896年設立。総資産は6兆円超。グループ会社に共友リース、共立コンピューターサービス、OKB証券など。27.3期当期純利益120億円以上目標。リソース最適化による収益性向上図る。 記:2024/07/29
8522 東証プライム
6,100
10/2 15:00
-180(-2.87%)
時価総額 107,696百万円
愛知県地盤の第二地方銀行。店舗数は愛知県を中心に110店舗超。事業性取引先は2.9万社超。強固な顧客基盤が強み。リース業務、カード業務等も手掛ける。名古屋銀行アプリなど非対面チャネルの強化を図る。 記:2024/08/30
8527 東証プライム
5,650
9/28 15:00
+60(1.07%)
時価総額 61,828百万円
愛知県地盤の第二地方銀行。銀行業を中心に、証券業務や信託契約代理業務、リース業務などを展開。赤字を計上したことのない堅実経営に特徴。非対面チャネルやコンサル機能を強化。業容好調で23.3期1Qは増収増益。 記:2022/08/05
8530 東証プライム
1,851
9/28 15:00
-21(-1.12%)
時価総額 40,315百万円
愛知県が地盤の第二地銀。銀行業務やカード、ファイナンス等の金融サービスを提供する。愛知銀行と今年10月に共同持株会社を設立へ。今期1Qは国債等債権売却益や株式等売却益が増加した。経常費用の増加を吸収した。 記:2022/08/03