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ヘリオス テクノ Research Memo(4):各事業部門の詳細(2)

2015/7/3 18:10 FISCO
*18:13JST ヘリオス テクノ Research Memo(4):各事業部門の詳細(2) ■業績の推移 (3)検査装置事業 検査装置事業は日本技術センターの手掛ける事業だ。同社は後述する人材サービス事業と検査装置事業を営んでいる。検査装置事業としては、LCDカラーフィルター製造用露光装置向けの光源ユニットの製造・販売が現状は中心で、ほかに顧客からの注文に応じて検査装置、測定装置の開発・製造・販売を行っている。 検査装置事業では従来から引き続き、製造装置事業とのシナジーの追求が大きなテーマだ。製造装置事業ではLCD装置向けからタッチパネル装置向けへと、ターゲットを切り替えつつあり、これに呼応する形で、ヘリオス テクノ ホールディング<6927>ではタッチパネル用外観検査装置を強化中である。タッチパネル製造工程において検査作業は複数回行われるが、既に配線の自動外観検査装置は開発して納入実績がある。これに加えて大型シート対応の最終工程外観検査装置も現在開発中である。 業績は2013年3月期にセグメント営業利益が黒字転換した後は堅調に推移し、2015年3月期は売上高1,587百万円(同12.7%増)、営業利益163百万円(同34.7%増)に拡大した。露光装置用光源ユニットが前期比36%増と大幅に伸長したことがけん引した。2016年3月期は一転して1,096百万円(同30.9%減)に減収となる計画となっている。この要因も露光装置用光源ユニットで、前期の反動減による減収とみられる。 (4)人材サービス事業 人材サービス事業は日本技術センターが手掛けている。日本技術センターは2013年5月に(株)関西技研を子会社化した後、同年11月に同社を吸収合併した。さらに2015年4月1日には同じヘリオス テクノグループ企業の(株)テクノ・プロバイダーを吸収合併した。これら一連のM&Aを経て、日本技術センターは製造技術者派遣、労働者派遣、設計請負、訪問介護事業などの業務を手掛けることになった。 人材サービス事業は、収益性は必ずしも高くないが着実に利益が出せる事業だ。規模のメリットを働かせやすいことと、製造業を中心に派遣労働者への需要が旺盛なこともあり、同社ではグループ内に取り込んだ人材派遣会社を日本技術センターに一体化させて効率性を高める施策をとってきた。今後も適切な案件があれば積極的にM&A等を通じて規模の拡大を図る方針だ。 2015年3月期の人材サービス事業の売上高は3,198百万円(前期比46.9%増)、営業利益135百万円(同2.8倍)に達した。製造業を中心に労働者派遣への需要が旺盛だったところに、関西技研吸収合併などの経営効率化が寄与して大幅増収増益となった。派遣人数は678人へと増加した。2016年3月期も好調な事業環境の継続を見込んで、売上高3,721百万円(同87.1%増)を計画している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06