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ヘリオス テクノ Research Memo(1):ランプ、製造装置、検査装置、人材サービスの4つ事業を展開

2015/7/3 18:06 FISCO
*18:07JST ヘリオス テクノ Research Memo(1):ランプ、製造装置、検査装置、人材サービスの4つ事業を展開 ヘリオス テクノ ホールディング<6927>は旧フェニックス電機(株)が経営統合や事業譲受などを経て、2009年に社名変更して誕生した。会社分割によって現在は純粋持ち株会社となっている。現在はランプ事業、製造装置事業、検査装置事業及び人材サービス事業の4つの事業を展開している。 同社の2015年3月期は期中に行った上方修正予想をさらに上回って着地した。しかし2016年3月期以降の業績見通しには注意が必要だ。2016年3月期の売上高予想は前期比85.3%増の27,450百万円となっている。これは1件で売上高が11,700百万円に達する超大型案件が計上予定であるためだ。言うまでもなく2017年3月期にはこの反動で大幅減収となる可能性が高い。しかし利益面では様相が異なり、当該超大型案件からの利益貢献は100~200百万円程度にとどまるとみられる。弊社では、2017年3月期にかけて増益トレンドが維持される可能性が高いとみている。 今回の超大型案件は販売先が中国企業であるため、販売代金の回収など様々なビジネス・リスクを懸念する向きも多いと考えられる。この点に関しては、同社とのディスカッションを通じて、販売代金の約80%が回収済みであること(2015年5月時点)や、残り20%についても支払スケジュールが明確に決定されているとの回答を得て、今後の代金回収に関する不安を払拭することができた。 同社は、LCDカラーフィルター用露光装置光源や中国向け中古製造装置など、参加者が限定的な市場で一定の存在感を発揮している。近年は過去に納入した製造装置に関するメンテナンスや改造の需要も急増してきており新たな収益源に育つ可能性が出てきた。また、人材サービス事業もM&Aを通じた規模の拡大と経営効率化の結果、安定収益源に育ってきた。同社のユニークな事業領域と合わせて収益安定性の改善についても投資家の認識が広まれば、株価バリュエーションの評価水準が切り上がってくるものと期待される。 ■Check Point ・現在では製造装置事業が収益の中心になりつつある ・15年3期の業績は会社の予想を上回って着地 ・安定的な配当を基本としながら業績に応じて増配を行ってきた (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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フェニックス電機、ルクス、ナカンテクノなどを傘下に収める持株会社。配向膜印刷装置等の製造装置事業が主力。露光装置用光源ユニット用ランプ等も。産業用LEDなどは量産化に対応した生産体制の確立等に取り組む。 記:2024/08/06