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トレジャー・ファクトリー Research Memo(7):売上高の2ケタ成長持続と経常利益率の早期10%達成を掲げる

2015/5/13 17:26 FISCO
*17:26JST トレジャー・ファクトリー Research Memo(7):売上高の2ケタ成長持続と経常利益率の早期10%達成を掲げる ■今後の見通し (2)中期経営戦略 トレジャー・ファクトリー<3093>は中期の経営目標として、売上高の2ケタ成長持続と経常利益率の早期10%の達成を掲げ、収益性についてはさらに向上していくことを目指している。この経営目標の達成に向けて、以下の3つの戦略に取り組んでいく。 ○複数業態による国内出店ペースの加速 同社の店舗数は前期末で直営78店舗となっており、出店エリアも首都圏に加えて2013年より関西圏に進出したばかりであることを考えると、出店余地は依然大きいと言える。今後は首都圏、関西圏に加えて、その他主要都市部への出店も拡大していく計画となっている。業態別でも総合リユースショップだけでなく、収益モデルを確立させた専門ショップから順次、多店舗展開を進めていく方針だ。競合のハードオフコーポレーション<2674>が700店舗以上展開していることを考えれば、新規出店による同社の成長余地は大きいと言えよう。 ○新規業態の開発 新規業態の開発を引き続き進めていく。専門ショップとして立ち上げることで、その商品ジャンルの取扱いノウハウの蓄積と仕入力の強化(=品揃えの拡充)が進むだけでなく、顧客層の更なる広がりが期待できるためだ。新規業態としては既存の取扱商品を候補として展開する方針としている。 ○ネット事業の強化 現在、同社の売上高のうちインターネット経由での売上高及び仕入高(宅配買取)はいずれも、全体の2~3%程度と低水準にとどまっている。ただ、国内のリユース市場約1兆2,000億円のうち、インターネット経由での購買は全体の半分強を占めていることから、同分野への取り組みを強化していくことは、成長を進めていくうえで重要な課題とも言える。同社は現在、スマホアプリの「トレファク」アプリでポイントサービスの提供や店舗情報などの提供を行っており、今後はWebショッピング機能の追加なども検討し、リアル店舗との連携を含めた形でネット事業の強化を進めていく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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