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ソフトバンテク Research Memo(9):人員の配置と生産性向上のためのマネジメント力強化が課題

2015/4/13 17:15 FISCO
*17:19JST ソフトバンテク Research Memo(9):人員の配置と生産性向上のためのマネジメント力強化が課題 ■2016年3月期通期決算の見通し (2)事業の課題 上述してきたように、構造改革は着実に進展しているが、利益率を安定して高めるには、まだ課題がある。 第1の課題は拡大した人員の効率的な活用である。例えば、注力3事業に関しては、既に説明したように2015年3月期第3四半期まで3事業全てにおいて売上高も限界利益も大幅に上昇している。しかし、同期間の限界利益率はデータアナリティクス事業が前年同期比1.4ポイント減の43.8%、セキュリティソリューション事業が同18.9ポイント増の49.6%、マイクロソフトソリューションが同3.4ポイント減の36.2%と3事業のうち、2事業が限界利益率を減少させてしまっている。 限界利益率が低下したということは、増加した人員の生産性が少なくとも上がっていないということである。人員の効率的な配置と生産性向上のためのマネジメント力の強化はやはり大きな課題であり、ソフトバンク・テクノロジー<4726>の利益率向上を阻むリスクと言えよう。 第2の課題は不採算案件である。高いスキルを持つプロジェクトマネージャーの数が案件数の増加や案件規模の拡大に伴い、相対的に不足しているようである。外部からスキルの高い人材を引き抜くのは難しい一方、社内で育成する場合にはそれなりの時間がかかる。プロジェクトマネージャー不足という側面からは不採算案件が発生するリスクは依然としてあるが、同社は組織上の対応策を既に取り、想定外の不採算案件の発生の恐れはかなり低くなっている。 今後は、利益確保のための構造改革も併せて進めていく必要があろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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