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ソフトバンテク Research Memo(7):不採算案件や新サービスの遅れで、通期の利益予想を下方修正

2015/4/13 17:01 FISCO
*17:05JST ソフトバンテク Research Memo(7):不採算案件や新サービスの遅れで、通期の利益予想を下方修正 ■2015年3月期通期決算の見通し 2015年3月期第3四半期の決算を受けて、ソフトバンク・テクノロジー<4726>では通期の業績予想を修正した。それによると、売上高は前期比8.3%増の40,000百万円、営業利益は同8.8%減の1,250百万円、経常利益は同8.3%減の1,250百万円、当期純利益は同25.7%増の800百万円とした。修正前と比べると、売上高は据え置きだが、営業利益と経常利益は26.5%(金額で450百万円)、当期純利益は20.0%のそれぞれ下方修正となる。 営業利益の下方修正の要因は2点である。第1は不採算案件。不採算案件による直接の減益要因は、200百万円だが、不採算案件にならなかった場合の利益の損失額約130百万円を加えると、約330百万円の営業損失となる。 第2は新サービス立ち上げの遅れによる、収益見込額の減少である。同社によれば、この遅れで100百万円弱の営業利益の逸失要因になるという。 減益修正とはいえ、修正後の業績予想は確実に達成できる数値と言えよう。リスクがあるとすれば、不採算案件が新たに発生するといった事態が考えられなくもない。しかし、これ以上の不採算案件が発生する恐れは高くないと考えてよかろう。迅速に対応策を打ったからである。 また、第3四半期までの営業利益の進捗率は50.4%とやや低めだが、問題はないと考えられる。同社の収益は顧客である企業の多くが年度末を迎える第4四半期に集中する傾向がある。さらに、ソフトバンクグループ向けのビジネスや、新たな収益源として拡大している公共機関向けのビジネスの収益計上も第4四半期に集中するからである。これらの事業環境を考慮した場合、予想業績を達成できる可能性は高い。 なお、公共機関向けのビジネスが今後拡大していけば、収益が第4四半期に集中し、一部は第2四半期にも計上される傾向がさらに強まっていく可能性が高い。同社の業績を分析するうえで、留意すべきであろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光) 《FA》
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