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イデアインター Research Memo(1):利益体質へ転換進む、グループシナジーとヒット商品で更なる成長へ

2015/4/13 17:03 FISCO
*17:07JST イデアインター Research Memo(1):利益体質へ転換進む、グループシナジーとヒット商品で更なる成長へ イデアインターナショナル<3140>は、インテリア雑貨やオーガニック化粧品などの企画・開発及び販売を行っている。デザイン性やブランド力に優れ、他のインテリアショップなどへの卸売と自社店舗での販売で業容を拡大してきた。近年はアイテム数拡大による高コスト体質への変化や、主力商品であるオーガニック化粧品の商標権トラブルの影響による売上高の減少などが重なり、業績低迷が続いていたが、2013年9月に健康コーポレーション<2928>と戦略的事業資本提携を行い、グループ傘下企業になった。 同社は健康コーポレーション・グループ入り直後から、フェーズ1とフェーズ2の2段階に分けて成長を実現する事業戦略に取り組んできた。フェーズ1はコスト削減が主眼で、不採算店舗の整理や人員配置の適正化など、コスト構造の抜本的見直しに着手し、2014年6月期において固定費を年間ベースで273百万円削減することに成功している。2015年6月期はフェーズ2として売上高及び粗利益の拡大策に焦点を当てて各種施策を行っている。 2015年6月期の第2四半期(2014年7月-12月)決算は前年同期比増収増益で着地した。当第2四半期決算では同社の商品競争力の高さ、健康コーポレーションとの広告でのシナジー効果、店舗・商品の魅力度など、同社が成長戦略として掲げる主要ポイントが想定どおりであることが確認できる内容だった。一方で為替レートの円安デメリットの影響が新たな課題として浮かび上がったが、総体的には同社の中長期ポテンシャルに期待が高まる内容であった。 現在進行中の中期経営計画は2017年6月期を最終年度とした3ヶ年計画であるが、この業績計画が達成されれば同社への評価が大きく変わってくることが予想される。弊社の試算ではROE(自己資本利益率)は40%近くに達し、また、3期連続の黒字決算ということで同社の収益安定性の改善を強く印象付けることになると考えられるからである。そうした評価の変化は、株価バリュエーションにも影響を及ぼしてくると期待される。 株主還元も注目されるポイントの1つだ。同社は過去無配が続いてきたが、現在も資本構造を立て直している最中で、2015年6月期は配当の余力はない。しかしながら、株主重視の姿勢と収益力が着実に回復しつつあることをアピールする狙いもあり、配当に先だって株主優待策を導入することを決定している。株主優待利回りは、最大で11.0%に達すると試算されている(2014年11月6日終値に基づく試算)。肝心の配当についても、前述の中期経営計画が順調に達成されていけば、配当が開始される可能性が見えてこよう。 ■Check Point ・新中期経営計画では成長戦略と利益率重視の姿勢を明確に ・RIZAPへの供給等グループのシナジー効果で成長拡大を狙う ・期間損益の改善に一定の道筋、株主優待制度を導入 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 140,167百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27
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インテリア商品ブランド「ブルーノ」、トラベル商品ブランド「ミレスト」等を手掛ける。RIZAPグループ傘下。24.6期2Q累計はミレストが大幅増収。観光地店舗を中心に各種トラベル関連商品の売上が増加。 記:2024/04/09