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デリカフーズ Research Memo(4):業績の進捗率は計画を上回るペース、計画を達成する可能性は高い

2015/3/24 16:40 FISCO
*16:41JST デリカフーズ Research Memo(4):業績の進捗率は計画を上回るペース、計画を達成する可能性は高い ■決算動向 (2)2015年3月期業績見通し デリカフーズ<3392>の2015年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比1.4%増の27,000百万円、営業利益が同47.2%増の739百万円、経常利益が同48.9%増の750百万円、当期純利益が同65.6%増の457百万円と期初計画を据え置いている。 第3四半期(10月−12月期)までの進捗率で見ると、売上高は77.9%、経常利益が81.5%と計画を上回るペースで推移しており、1〜2月も売上高は堅調に推移している模様。このため、今後市場環境に大きな変化がなければ、今期業績は会社計画を達成する可能性が高いと弊社ではみている。 なお、同社の主力顧客である外食産業の売上動向を見ると、全体では12月、1月とマイナス幅が拡大している。これは、大手ファストフード企業の異物混入問題が影響したとみられる。ただ、同社の中で売上比率の高いファミリーレストランは引き続き2%前後の成長が続いており、その影響は軽微とみられる。 外食業界の消費トレンドが従来の低価格志向から、価格が少々高くても良質なもの、あるいは健康に良いものを求めるトレンドに変わってきていることも同社にとっては追い風となっている。野菜の機能性評価による豊富なデータに基づいたメニュー提案力が同社の強みの1つとなっているためだ。 また、異物混入問題で「食の安心・安全」が再びクローズアップされているが、同社では食品安全マネジメントシステムの国際標準規格である「ISO22000」の認証を、東京第一、第二FSセンター及び神奈川事業所で取得しており、これが新規顧客の開拓にもつながっているとみている。カット野菜の生産拠点で「ISO22000」を取得している企業は、同社を含めて数社しかないためだ。2015年中に大阪、名古屋でも同規格の認証を取得する予定となっており、今後はこれらエリアでも新規顧客の開拓が進む可能性がある。 さらに、同社では「FSSC22000」の認証も、東京第一FSセンターで取得する計画を立てている。「FSSC22000」とは、「ISO22000」に「食品安全対策(フード・テロ対策、原材料やアレルギー物質の管理方法など)」や、「食品安全に関連する要員の監視」「サービスに関する仕様」などを追加したもので、さらに上位の安全認証規格となる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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青果物商社のデリカフーズを中核とする持株会社。外食・中食産業向けにホール野菜、カット野菜等を販売。物流事業、コンサル事業等も。24年3月に大阪FSセンターが竣工。中計では27.3期売上高600億円目標。 記:2024/06/25