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イーストン Research Memo(3):ルネサスエレ社の特約店のため取扱い商品は集積回路が最も多い

2015/3/23 18:08 FISCO
*18:10JST イーストン Research Memo(3):ルネサスエレ社の特約店のため取扱い商品は集積回路が最も多い ■会社概要 (2)事業の概要 ルネサスイーストン<9995>は半導体や電子部品を主に取り扱う技術系エレクトロニクス商社である。表にあるように、集積回路(いわゆるICチップ)や半導体素子、液晶パネル等の表示デバイスといった製品が主たる取扱製品だ。 同社の取扱商品別内訳はグラフのようになっている。2015年3月期第3四半期累計で見ると、集積回路が73%と最も多くなっている。他方、商品の仕入先内訳を見ると、ルネサスエレ社が82%を占めている。言うまでもなく、ルネサスエレ社の主たる製品は集積回路であり、ルネサスエレ社の特約店としての同社の立ち位置を考えれば、至極当然の売上構成、仕入先構成となっていると言える。仕入先内訳の中の「CSB」とはConsumer Satisfaction Businessの略で、同社が独自に開拓してきた商材供給ルートを意味している。ここには国内外のメーカーが含まれており、後述する「新規ビジネス」の拡大が実現すればCSBの構成比が上昇することになる。 同社の顧客すなわち販売先の内訳では、自動車分野と産業分野が特に大きく、それぞれ45%、37%を占めている。残りの18%はアミューズメント機器や民生・家電機器・OA機器等となっている。このような顧客構成となっている理由は、同社の主たる商材、ひいては主たる仕入先と密接に関連している。すなわち、同社はかつての日立の半導体事業のうちロジック系事業を引き継いだルネサスエレ社の特約店という立場であるため、ICチップの中のロジック系が中心でDRAMやフラッシュメモリ等のメモリ系は取り扱いが少ない。スマホやタブレットにおける需要はメモリ系のICチップが中心となるため、同社としてはビジネスチャンスがそもそも少ない。反対に自動車分野は各種機器を制御するためのロジック系の需要が中心であるため、同社の強みを生かしやすいという構造にある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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9995 東証プライム
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時価総額 19,794百万円
半導体・電子部品の技術商社。ルネサスエレクトロニクス製品を中心に、海外製電子部品も取り扱う。半導体素子は自動車分野中心に堅調。24.3期3Qは増収。マクニカによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/03/30