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3Dマトリックス Research Memo(10):リプロセルとiPS細胞分野で包括研究を開始、修飾ペプチド特許も取得

2015/1/8 8:38 FISCO
*08:38JST 3Dマトリックス Research Memo(10):リプロセルとiPS細胞分野で包括研究を開始、修飾ペプチド特許も取得 ■決算概要 (4)その他動向 その他、2014年11月以降の動きとしては、リプロセル<4978>との包括研究開発の開始や、自己組織化ペプチド技術の「修飾ペプチド特許」取得に関して同社から発表されている。 リプロセルとの包括研究開発の概要は、リプロセルが製品化し、販売・提供しているヒトiPS細胞由来肝細胞「ReproHepatoTM」の推薦培養材として、同社の「PuraMatrx®」を用いて、培養製品キット化の開発を進めていくと言うもの。「ReproHepatoTM」は創薬の初期物質探索における重要なステップである毒性・有効性の評価試験で用いられており、従来はいくつかの培養材メーカーの細胞培養用基材を使っていたが、2014年より「PuraMatrix®」を採用したところ、従来品と比較して「ReproHepatoTM」が薬剤にさらされた際の薬物代謝が格段に高まり、評価試験の効率性が向上したこと、また、「PuraMatrix®」は前準備が不要なため、実験期間を短縮できると言ったメリットもあったことが、包括研究開発を開始する決め手となった。 このことが直接スリー・ディー・マトリックス<7777>の業績に大きな影響を与えることはないが、iPS細胞との親和性の高さが証明されたことになり、今後は角膜用のiPS細胞など他のiPS細胞の培養用基材としても「PuraMatrix®」が採用される可能性が高まったと言えよう。 次に、「修飾ペプチド特許の取得」に関しては、米MITが米国で特許を取得したことになるが、同社は自己組織化ペプチド技術の独占実施権の許諾をMITから受けており、間接的にメリットが生じることになる。同特許は、自己組織化ペプチドに生体機能を活性化する短いモチーフ配列(タンパク質の構造パターン)を付加する方法に関する特許で、従来は自己組織化ペプチドを修飾するモチーフ配列が制限されていたのに対して、今回成立した特許はモチーフ配列が制限されておらず、実質的に特許の範囲が広がったことを意味している。 修飾ペプチドでは、従来の無修飾の自己組織化ペプチドと比較して細胞の生育が良いことが確認されており、再生医療領域における今後の製品開発において、今まで以上に自由度が増し、製品ラインナップの拡充につながるものとして期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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東京大学、京都大学発のバイオベンチャー。iPS細胞関連研究試薬の製造・販売等を行う研究支援事業、臨床検査受託サービス等を手掛けるメディカル事業を展開。臨床用iPS細胞、パーソナルiPS及び臨床検査に注力。 記:2024/09/02
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自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材は欧米で好調。欧州で次世代止血材の製造販売承認申請。疑義注記。 記:2024/09/19