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アールシーコア CORPORATE RESEARCH(7/8):下期は為替要因や本社移転コスト、営業員増強費用を見込む

2015/1/6 10:34 FISCO
*10:35JST アールシーコア CORPORATE RESEARCH(7/8):下期は為替要因や本社移転コスト、営業員増強費用を見込む −第4部− 第3四半期以降、及び通期の業績見込みについて ・業績見込み変動要因 第2四半期を終えた段階での業績見込みの修正は、BFM社株の売却による最終利益の60百万円増加のみとなったが、他の利益項目の修正を行わなかった理由として、アールシーコア<7837>は依然として不透明な要素が多いとした。考えられる大きな不透明な要素とは、 (1) 為替要因・・上期に対前年同期比で10百万円のコスト増で収まった円安の影響は前年度までの為替予約が奏功したものと思われるが、8月以降の円安の進行もあり、第3四半期以降、その影響は広がるものと思われる。(SC社は、Iレポートにおいて年度ベースで80百万円から100百万円のコスト増を見込んでいる。) (2) 本社移転に関わるコスト増・・・同社は本社移転に伴うコストの増加金額を今期初に今年度、来年度それぞれ90百万円と試算していたが、上期時点で、その影響は15百万円となっており、残りの75百万円は第3四半期以降に対前年同期比での費用増が発生することとなる。 (3) 「戦略的費用500百万円」の投下状況・・・前述したように上期時点で、大きなコスト増となる戦略的費用の投下はなかったものの、第3四半期以降に営業員採用及び教育、販社への支援などで投下を促進すると同社は述べている。 (4) 資材高騰と職方不足と同コストの増加・・・計測は不可能であるが、上期よりも改善することは、業界全体として望めない状態である。 ・今年度営業利益についてのSC社の見込み これらの要因を踏まえて、今年度の同社の第3四半期以降(以下、「下期」)及び通期の営業利益について試算を行う。 まず、下期の売上高については、同社の見込みである6,614百万円を用いる。また、利益率については、図表4の四半期別原価率及び図表6の半期営業利益率より、上期に比べて下期に利益率が低下する傾向にあることが分かる。これは、下期に販促支援等を積極的に行うという業種特有の要因も影響しているのかもしれない。 しかし、その部分は、今回は上記、(業績見込み変動要因)(3)(「戦略的費用500百万円」の投下状況)に含まれることとし、まずは、上期の利益率5.5%をベースに試算を行うと、下期の営業利益は363百万円という数字となる。(6,614百万円×5.5%)(・・・A) 下期の営業利益試算 ◎ A・・・363百万円 ◎ 変動要因 (1)(為替要因)・・・上期には10百万円の前年同期比のコスト増で収まったが、下期にはIレポートにおいて試算した最大100百万円のコスト増の残額90百万円を最大のコスト増とする。 ◎ 変動要因 (2)(本社移転に関わるコスト増)・・・最大で75百万円とする。 ◎ 変動要因 (4)(資材高騰と職方不足と同コストの増加)・・・上期に前年同期比60百万円のコスト増となっており、下期も前年同期比で同額であれば、既にその影響は利益率に含有されていることになるが、この金額を最大で80百万円として、差額の20百万円をコスト増とする。 以上の合計は178百万円となる。 ・通期の営業利益試算 上期営業利益 337百万円、下期営業利益 178百万円の合計515百万円から、(業績見込み変動要因)(3)(「戦略的費用500百万円」の投下状況)で下期に投下する費用を差し引いたものとなる。 同社が通期の営業利益見込みを変更しなかった理由は、下期に営業員増員、販社支援のため、年度ベースで計画していたこの費用の半分程度(214百万円)を投下した場合、通期の営業利益は300百万円と期初見込みと同じとなることからであると推察され、有意であると筆者は判断する。 スプリングキャピタル株式会社 井上 哲男 《FA》
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自然派個性住宅の製造・販売、タイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」の運営管理等を手掛ける。ログハウスで国内トップシェア。単独展示場「LOGWAY」を展開。BESS新築住宅事業の立て直しに取り組む。 記:2024/08/12