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*10:22JST アールシーコア CORPORATE RESEARCH（4/8）：戦略的費用増加で減収計画ながら最終利益を期初から上方修正 ・契約残高 ここで、アールシーコア<7837>も含めた一般的な建設業における、売上高と契約高の関係を示すため、Iレポートに載せた図表を再掲する。 前期末時点での契約残高に当期の契約高を加え、ここから売上高として示現した部分を控除したものが当期末の契約残高となるのであるが、同社の契約残高は決算説明資料によると、2014年3月期の6,733百万円が第2四半期終了時点で5,693百万円と1,040百万円減額しており、これは連結内の相殺効果を除いた、第2四半期までの累計の契約高と売上高の差異といえる。 このことは、同社の課題の一つであった契約から納期までの期間短縮に副次的ではあるが寄与していると思われる。Iレポートに掲載した2014年3月期末時点での、契約から納品までの期間は、直販：9ヶ月程度、販社：半年程度（同社の説明による）となっていたが、これが1ヶ月以上は短縮されていると推察される。 ・期初見込みからの修正 同社が今回の第2四半期決算において発表した今年度の通期業績見込みは図表3の通りである。 上方修正を最終利益についてのみ行ったが、これはＢＦＭ社の全株式売却による売却益とそれに伴う法人税等の発生を予想した金額として60百万円を見込んだものであり、その他の項目については修正を行っていない。 スプリングキャピタル株式会社　井上　哲男 《FA》