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アールシーコア CORPORATE RESEARCH(3/8):2Qは増収だが、資材高騰や人員不足が影響して減益に

2015/1/6 10:13 FISCO
*10:14JST アールシーコア CORPORATE RESEARCH(3/8):2Qは増収だが、資材高騰や人員不足が影響して減益に −第2部− 第2四半期決算における、前年同期比較と期初見込みからの修正 ・第2四半期累計決算状況(前年同期比較) アールシーコア<7837>が2014年11月13日に同社が発表した今期上期の売上高は6,086百万円、営業利益は337百万円となっている。これは、前年同期比で2.1%の増収、25.4%の減益となる。 2010年度以降の同社の上期の両金額は以下のようになる。 営業利益が前年同期比で115百万円の減益となっている要因であるが、同社の説明によると、 (1) 直販による増益(+120百万円) (2) 販社へのキット販売の減少(△29百万円) (3) 為替(円安)による原価増(△10百万円) (4) 職方不足等による外注費増加や工期延長による原価増の影響(△60百万円) (5) 新社屋への移転による対前期費用増(△15百万円) (6) 販社契約時に入るロイヤルティ収入の減少(△124百万円) となっている。 このうち、(1)、(2)は売上高の増減に関わる影響、(3)、(4)、(5)は売上原価及び固定費に関わる増減、(6)は(販社の)契約高の増減に関わる影響と分けて考えることができる。同社は2010年度以降同業他社に比べて営業利益率が1.6%~2.6%高い状態で推移してきたことをIレポートで述べた(cf.2013年度、同社:7.4%、同業他社:5.8%)。 因みに、11月末時点での同業他社26社の見込み合計による今期の営業利益率は5.3%と、前年度より0.5%低下しているが、同社の5.5%という数字は同業他社並みに利益率が低下したように一見すると映る。しかし、(6)の部分を営業利益に加えて計算すると、営業利益率は7.6%と、2013年度と同じ数値となる。 このことは以下の3つの示唆を含んでいると考えられる。 (1) 同社の販売チャネルシステムにおける特徴でもある販社制度は、同社の高い利益率の源泉の一つとなってきた。そのため、今期の減益見込みの根拠となっている営業員の採用、教育、販社に対する支援等の費用の増加は、同社のこれからの事業展開を強固にするためであるという同社の主張が正当なものであるということ。 (2) 販社の今期上期の契約高は前年同期比で30.3%の減少となっており、そのことが、前述のようにロイヤルティ収入の減少に結びついたが、それでも売上高利益率は同業よりもやや高い水準にあるということ。 (3) キット部材のプレカット化を一層進め、工期の短縮等に努めたが、資材の高騰、職方不足及びそれに伴う支払い費用の対前年同期増加金額が60百万円と、売上高のほぼ1%に相当する原価高に結びついたこと。 スプリングキャピタル株式会社 井上 哲男 《FA》
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自然派個性住宅の製造・販売、タイムシェア別荘施設「フェザント山中湖」の運営管理等を手掛ける。ログハウスで国内トップシェア。単独展示場「LOGWAY」を展開。BESS新築住宅事業の立て直しに取り組む。 記:2024/08/12