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エレマテック Research Memo(9):15/3期は増収増益を見込むが営業利益予想は保守的過ぎる印象
2014/12/16 17:09
FISCO
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*17:09JST エレマテック Research Memo(9):15/3期は増収増益を見込むが営業利益予想は保守的過ぎる印象 ■業績動向 (2)2015年3月通期の見通し 2015年3月期通期は、売上高176,000百万円(前期比22.7%増)、営業利益6,200百万円(同18.2%増)、経常利益6,400百万円(同13.4%増)、当期純利益4,800百万円(同24.2%増)が計画されている。 売上高を上下期で比較すると下期予想は89,980百万円で、上期実績の86,020百万円から3,960百万円の増加となっている。これはエレマテック<
2715
>の通常の季節性に照らすと控えめな予想に見える。この点について同社は、上期の売上高を押し上げたアミューズメント向けが、下期に通常レベルへ戻るので、それを考慮したとしている。 営業利益予想6,200百万円に対する売上高営業利益率は3.5%となっている。これは修正前予想と同じ水準だ。同社の取扱い品目は多岐にわたり、4,000社の仕入先と5,000社の得意先を有する同社としては積み上げ式で利益を予想することは同社自身にも困難であることは疑いないが、それでも営業利益予想は以下の2つの理由で保守的過ぎるという印象を弊社では持っている。 1つ目の理由は、営業利益率の推移である。2014年3月通期の営業利益率は3.7%であった。これが2015年3月期上期は4.2%へ上昇した。一方、2015年3月期通期は3.5%が予想されている。ここから求められる2015年3月期の下期営業利益率は2.8%ということになる。下期はオフィス拡張やトムキの吸収合併など、いくつかの費用増加要因があるのは間違いないが、上期比1.4%ポイントもの低下になるとの予想は控えめに過ぎないかというのが弊社の持つ疑問だ。 2つ目の理由は為替レートの前提だ。同社は下期の為替レート前提を103円としている。同社の為替感応度は、1円の変動で売上高が年間600百万円、営業利益が同30百万円の円安メリットとされている。足元の為替レートは103円を大きく上回る円安となっており、仮に下期の平均レートが113円で着地するならば、約150百万円の利益上振れになると試算される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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エレマテック
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時価総額 101,405百万円
豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02
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