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エレマテック Research Memo(4):豊田通商へのグループ入りで自動車分野での業容拡大に期待

2014/12/16 17:00 FISCO
*17:00JST エレマテック Research Memo(4):豊田通商へのグループ入りで自動車分野での業容拡大に期待 ■会社概要 (3)企業グループ エレマテック<2715>は顧客企業の海外進出に合わせて海外拠点を設立してきた結果、海外子会社を20社(38拠点)、国内1子会社を擁している。各子会社は独立採算制で運営されており、ほとんどの子会社は黒字を実現、経営上の重石となっているような子会社がない模様だ。 同社の企業グループ関係を考えるうえでは、やはり親会社である豊田通商との関わりが重要になってこよう。豊田通商はトヨタ自動車<7203>グループの総合商社として幅広い商材を扱っている。エレマテックは豊田通商の「化学品・エレクトロニクス本部」に組み込まれ、同本部内の中核企業の1つに位置付けられている。同グループ内には他にもエレクトロニクス商社が存在している。半導体を例に取れば、同社はリードフレームやボンディングワイヤなどの電子材料を半導体メーカーに納入し、トーメンデバイス<2737>が出来上がった半導体チップを扱うといった形で、棲み分けができている。 豊田通商のグループに入ったことで最も期待されているのが、自動車分野での業容拡大だ。自動車は新車開発のサイクルが5年前後と、家電・エレクトロニクス製品に比べて長いため、まだ明確な形で売上高が伸びる状況には至っていない。しかし、水面下では、豊田通商ならではのネットワークを活用して以前には関わることのできなかったTier1の自動車部品メーカーなど有力潜在顧客企業に対しても着実にコンタクトを広げていっている模様である。 2015年3月期の「Automotive」売上高予想は15,248百万円(前期比25.3%増)となっているが、このほとんどは同社の従来顧客との取引によるものだ。2016年3月期からは豊田通商グループとのシナジーが明確化し、2017年3月期には「Automotive」売上高目標30,000百万円の約半分程度が豊田通商グループとのシナジーによるものと想定されている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 101,405百万円
豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02
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豊田通商グループの半導体商社。サムスングループの半導体、電子部品を国内外メーカーに販売。日本、アジア圏中心にビジネス展開。サーバー・ストレージ、車載等が注力事業。26.3期売上高5000億円目指す。 記:2024/06/03
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時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01