マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/30 0:36:01
9,350,214
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

エレマテック Research Memo(7):産業機器分野の強化のためトムキを吸収合併

2014/12/16 17:07 FISCO
*17:07JST エレマテック Research Memo(7):産業機器分野の強化のためトムキを吸収合併 ■上期のトピックス ~トムキを吸収合併~ エレマテック<2715>は、豊田通商が株式の100%を保有する産業機器市場向け商社(株)トムキの吸収合併を発表した。合併実施は2014年12月1日である。 トムキは従業員数が約40人の小規模な専門商社で、産業機器市場向けの半導体製品や電子部品を主として扱っている。主要な取引先としてアドバンテスト<6857>の名前が挙がっている点からもイメージをつかむことができよう。トムキは顧客が海外生産移管を進めた結果、国内産業機器向け市場が縮小基調にあるなか、同社自身は海外展開が十分ではなく、将来の明るい展望を描けずにいた。一方、エレマテックは産業機器向け市場を手掛けてはいるものの、全体の構成比はその他大勢の一部に過ぎない規模のビジネスにとどまっていた。2017年3月期の売上高200,000百万円計画のためには産業機器分野の強化が必要と考えていた。 トムキは産業機器分野での得意先800社と、当該分野での経験が豊富な社員約40人を有している。エレマテックから見れば、一人ひとり人材を育成するよりも即戦力の人材と既存の販売ネットワークを獲得できたという点では、有意義な吸収合併だったと言えよう。なお、トムキ自身は合併の前に組織や資産のスリム化、コストの見直しなどを通じて収益性を改善させている。合併後にエレマテックがトムキの営業赤字体質を背負い込むというリスクはほぼないと考えてよいと思われる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
関連銘柄 2件
2715 東証プライム
1,760
9/27 15:00
-40(-2.22%)
時価総額 74,457百万円
豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02
6857 東証プライム
7,209
9/27 15:00
+309(4.48%)
時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15