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伊藤忠エネクス Research Memo(8):冬季の暖房需要が強いため下期偏重型の季節性を有する

2014/12/15 17:05 FISCO
*17:05JST 伊藤忠エネクス Research Memo(8):冬季の暖房需要が強いため下期偏重型の季節性を有する ■業績の動向 (2)今後の業績の考え方 伊藤忠エネクス<8133>は、2015年3月期通期について、売上高1,600,000百万円(前期比6.2%増)、営業利益13,800百万円(同16.2%増)、税引前利益13,800百万円(同0.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益7,600百万円(同6.7%増)となっている。この業績予想は期初予想から変化はない。 同社の収益は下期偏重型の、強い季節性を有している。一般に、LPガス・灯油に対する需要は冬季の暖房用需要が強いためである。また、需要の強さによって価格も押し上げられる傾向にあり、それも収益を押し上げる要因になる。 2015年3月期下期(2014年10月-2015年3月)の業界環境は、消費税の影響や天候不順は一旦、中立要因に戻ったと考えてよいだろう。すなわち、販売数量の面では、2014年度上期(1月-6月)に見られたような大幅な数量の落ち込みは避けられそうだ。価格面では、原油価格は産油国の増産などもあって軟調が続いているが、一方で為替レートが円安に振れているため、結果的に円ベースの価格は上期と同水準で推移すると期待できる。 同社の業績計画は、エネルギー・燃料関係の部分では、市場の流れに沿ったいわゆる「馬なり」に走るというスタンスであると推察される。他方、カーライフ事業や電力・ユーティリティ事業においては、カーステーションでのサービスメニュー強化による増収や自動車ディーラー事業での拡販、電力小売りの強化などで、積極的な営業努力を行っていく方針のようだ。積極的に推進している分野が真に効果を出してくるのは、2015年3月期よりも2016年3月期以降と考えられるが、同社の中期的方向性を見極める上では、2015年3月期下期(2014年10月-2015年3月)の成否は大きな注目点であるといえる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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時価総額 187,243百万円
伊藤忠傘下のエネルギー商社。自動車販売のカーライフ事業、船舶燃料販売等の産業ビジネス事業、電力小売事業等も。配当性向40%以上目処。LPガスの直売顧客軒数は57万件超。31.3期純利益200億円以上目標。 記:2024/06/04