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伊藤忠エネクス Research Memo(4):SS事業の収益はガソリンの価格の差と数量の両方に左右される

2014/12/15 16:58 FISCO
*16:58JST 伊藤忠エネクス Research Memo(4):SS事業の収益はガソリンの価格の差と数量の両方に左右される ■会社概要 (2)各事業部門の内容と収益変動ファクター カーライフ事業 カーライフ事業は、ガソリンスタンド(SS=サービスステーション)でのガソリン等燃料油の販売と燃料油以外の車周辺ビジネスに大別される。2014年3月期まではガソリン販売が事業の主な内容だったが、2014年5月に大阪カーライフグループ(以下、「OCG」)を買収したため、特に利益面ではガソリン販売に代表される燃料油販売事業からの利益と車周辺ビジネスからの利益が大まかには半々の割合になってくると弊社ではみている。 伊藤忠エネクス<8133>がOCGを買収したのは、カーライフ事業部門として、自動車関連ビジネスのチェーンを完成させ、シナジーを得て、同事業の収益向上につなげるためである。 SS事業の収益構造はシンプルで、ガソリンの販売価格と販売数量を掛けた積が売上高になる。利益を考える場合にはガソリンの販売価格と仕入価格の差(スプレッド)と数量を掛けた積が利益ということだ。ガソリンの場合、先述のLPガスとは異なり仕入価格と販売価格が別のロジックで動くところがポイントだ。すなわち、SS事業の収益は価格スプレッドと数量の両方に左右される。価格には特に注意が必要で、小売価格が高いことは一概にプラスとは言えない。消費者の意欲を減退させ、販売数量の減少につながる可能性があるからである。 OCGについては、まず、国内の自動車販売動向がある。これは給与所得や個人消費などいわゆるマクロ景気と言われる指標の動きが一つの目安となる。また、OCGが日産自動車<7201>系のディーラーということもあって、日産自動車の新モデルの投入など個別要因にも注意する必要がある。自動車についてはメーカー別販売統計が公表されており、この点もOCGの動向を見る上で手がかりとなる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》
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7201 東証プライム
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時価総額 1,806,888百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
8133 東証プライム
1,602
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時価総額 187,243百万円
伊藤忠傘下のエネルギー商社。自動車販売のカーライフ事業、船舶燃料販売等の産業ビジネス事業、電力小売事業等も。配当性向40%以上目処。LPガスの直売顧客軒数は57万件超。31.3期純利益200億円以上目標。 記:2024/06/04