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ティーガイア Research Memo(8):今後は有利子負債を減少し筋肉質の財務体質構築を目指す

2014/12/5 18:36 FISCO
*18:36JST ティーガイア Research Memo(8):今後は有利子負債を減少し筋肉質の財務体質構築を目指す ■財務状況と株主還元策 (1)財務状況 2014年9月末の財務状況は、総資産が前期末比51,112百万円減の148,519百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売上債権が前期末比30,287百万円減、商品が13,596百万円減、未収入金が5,288百万円減となった。また、固定資産ではのれんが803百万円減少している。減少要因の大半は季節要因によるもので、例年3月末に販売が集中するため売掛金や商品、未収入金などが高くなる傾向にある。ちなみに、2013年9月末との比較で見ると流動資産は3,740百万円の増加となっている。商品が7,463百万円減少した一方で、売上債権が5,734百万円、未収入金が6,140百万円増加している。これは9月末にかけて、iPhone6の販売が急増したことが要因とみられる。 同様に、負債も前期末比では53,158百万円減の122,759百万円となっており、主に有利子負債が30,350百万円減、買掛金が17,148百万円減となっている。2013年9月末比では8,097百万円の増加で、内訳では買掛金が5,912百万円、未払金が5,562百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債は3,127百万円の減少となっている。 主要経営指標で見ると、安全性を示す流動比率や自己資本比率、有利子負債比率などは改善傾向にある。自己資本比率で20%以下、有利子負債比率で200%前後の水準と有利子負債の水準が大きいように見えるが、前述したように3月末が最も資金需要が旺盛な時期であり、運転資金として借入金を調達していることを考えると、特に過大な水準とみる必要はないと考える。実際、ティーガイア<3738>の金融費用は年間で200百万前後の水準であり、10,000百万円を上回る営業利益の水準から考えると経営に与える影響は軽微だ。とはいえ、有利子負債の削減そのものは着実に進めていく方針で、筋肉質の財務体質を作り上げていくことを目指している。また同時に、在庫の適正化や利益増などによって増加したキャッシュでショップへの投資や新規事業、教育投資などへの資金にも振り向けていきたい考えだ。 一方、収益性指標を見ると、ROEでは20%以上と高水準で推移しており、資本効率は高い水準にあると言える。今後は売上高営業利益率の向上が経営課題となってこよう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《FA》
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