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ダイナック Research Memo(9):高付加価値分野の業容・店舗数拡大をドライバに高収益構造へ

2014/9/2 18:48 FISCO
*18:48JST ダイナック Research Memo(9):高付加価値分野の業容・店舗数拡大をドライバに高収益構造へ ■成長戦略と株主還元策 (1)中期経営計画 ダイナック<2675>は優良な事業ポートフォリオを活かしつつ、高付加価値分野の業容・店舗数拡大をドライバに高収益構造への変革を進めるべく、2013年12月期~2015年12月期中期経営計画に取り組んでいる。中期経営計画最終年度の2015年12月期における数値目標は、売上高が2013年12月期比6,300百万円増の40,000百万円、経常利益は同900百万円増の1,600百万円を目指す。 売上面ではサービスエリアや道の駅などでの受託ビジネスを拡大させ、2015年12月期末の店舗数は2013年12月期末比76店舗増の320店舗を計画。利益面では直営ビジネスの主力4ブランドを核にした高付加価値戦略で利益率の向上を目指す方針である この中期経営計画の主な施策は、1)受託ビジネスの拡大、2)高付加価値業態の強化・業態シフト加速、3)基盤となる機能・サービスの革新、4)強みの源泉のブラッシュアップ、である。 売上高成長を担う受託ビジネスは、参入障壁が高いことから価格競争に巻き込まれるリスクが少ないうえ、受託業者の見直し・更新による他社リプレース案件では「居抜き」等の効率的な出店も可能である。サントリーグループを背景にしたブランド力とスケールメリットが活かせるほか、2013年12月期は近畿大学との連携で養殖マグロレストランを受託するなど他社とのブランド協業業態(コラボ業態)に発展し、新たな受託ビジネスの形態を確立した。引き続き、業態開発と業容拡大のためのチャレンジを継続していく。 高付加化価値業態の強化・業態シフトの加速は、フラッグシップブランドの「響」を核に主力4ブランドのコンスタントな出店と、新ブランド「魚盛」「とりやき 源氣」の定着を図るべく新規出店及び業態変更で店舗数の拡大を急ぐ方針である。 基盤となる機能・新サービスの核心は、「倶楽部ダイナック」を軸にリピート需要の喚起を進めるとともに他業態ブランドへの誘導などでユーザー層の拡大を図り、店舗ブランドに比べ遅れている企業ブランド「ダイナック」のブランディングを確立する方針である。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目 俊一郎) 《FA》
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首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07