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ダイナムジャパンHD Research Memo(8):安定して高水準の利益を計上

2014/7/24 9:11 FISCO
*09:13JST ダイナムジャパンHD Research Memo(8):安定して高水準の利益を計上 ■財務分析と業績動向 (1)財務分析 ダイナムジャパンホールディングス(06889/HK)の自己資本利益率(ROE)は2014年3月期で15.9%だ。この水準自体は高いと評価できるものであるが、過去の推移をみると、2011年3月期は20.6%だったところから、約5%ポイント低下した。 ROEはROA(総資産利益率)と財務レバレッジから成るが、2014年3月期のROAは19.6%とROEよりも高い値となっている。この要因の1つには財務レバレッジ効果が小さくなってきたことが挙げられる。同社は有利子負債削減を進めてきており、2014年3月末の有利子負債残高は4,324百万円にまで減少した。ROEに占めるROAの割合が高いほうがROEの質は高いと評価できる。しかし、現在の同社は利益を獲得すると自己資本が増加し、逆にROEが低下する。 表中の成長性にあるように、過去4年間、同社の営業収入、営業利益ともに、ほぼ横ばいだった。一方で営業利益率は20%を超えており、高水準の利益を計上している。 同社自身は国内パチンコ市場での積極出店戦略や今後のカジノへの事業展開に備えて、手元資金を厚くしたいという意識が強いと推測される。また、詳細は後述するが50%近い配当性向を実現しており、株主に対する還元も通常の企業であれば十分に果たしているとの評価が可能だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《FA》