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後場に注目すべき3つのポイント~米ハイテク株上昇を材料に一時40000円台回復

2024/12/12 12:18 FISCO
*12:18JST 後場に注目すべき3つのポイント~米ハイテク株上昇を材料に一時40000円台回復 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅高で4日続伸、米ハイテク株上昇を材料に一時40000円台回復 ・ドル・円は下げ渋り、米金利高を維持 ・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅高で4日続伸、米ハイテク株上昇を材料に一時40000円台回復 日経平均は大幅高で4日続伸。前日比508.87円高(+1.29%)の39881.10円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。 11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は99.27ドル安の44148.56ドル、ナスダックは347.65ポイント高の20034.89で取引を終了した。11月消費者物価指数(CPI)が想定内にとどまり12月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを期待した買いに、寄り付き後、上昇。ダウは利益確定売りに押され下落に転じた。ナスダックは利下げ期待を受けた買いやアルファベットなどハイテクの買いが主導し終盤にかけ上げ幅を拡大し過去最高値を更新。まちまちで終了した。 ナスダックの大幅高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。ハイテク株などが買い優勢でスタートしたことで、日経平均は取引時間中として、10月15日以来、約2カ月ぶりに40000円台を付ける場面が見られた。12月限先物・オプション特別清算値(SQ値)算出を明日に控え、先物市場では思惑的な売買も入ったとの観測。買い一巡後の日経平均はやや上値が重くなったが、39900円水準でのもみ合いとなった。 日経平均採用銘柄では、フジクラ<5803>が大幅続伸したほか、古河電工<5801>も買われた。また、ナスダック上昇やエヌビディア反発を受けて、アドバンテスト<6857>が上昇。このほか、三菱電機<6503>、日本製鋼所<5631>、三菱重<7011>など防衛関連が買われた。ソニーグループ<6758>も連日で上場来高値を更新。イオン<8267>、清水建設<1803>、コニカミノルタ<4902>、出光興産<5019>などが買われた。 一方、経営立て直しの一環としてCFOなど交代する人事案を発表したが、課題は多いとの見方から日産自<7201>が売られたほか、三菱自<7211>、マツダ<7261>、ホンダ<7267>と自動車関連株が弱い。また、世田谷区の分譲マンションで施工不良が見つかったことで住民に買取りを提案と報じられたことで事業主である東急不HD<3289>がさえない。このほか、SUMCO<3436>、ヤマハ<7951>、安川電機<6506>、JFEホールディングス<5411>、シャープ<6753>などが売られた。 業種別では、サービス、石油・石炭、非鉄金属、電気機器、精密機器などが上昇した一方、鉄鋼のみ下落した。 取引時間中に11月SQ値39901.35円をクリアしたほか、2カ月ぶりに40000円台に乗せたことなどから、市場ではやや達成感が意識されつつある。政策期待で急動意していた中国株の動向も落ち着いたことなどから、後場の東京市場はやや利益確定の流れが強まると考える。日経平均の上値は重くなり多少は上げ幅を縮小しそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、米金利高を維持 12日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。前日海外市場の強含みでドルの利益確定売りが先行し、152円45銭から151円95銭まで値を下げた。ただ、米10年債利回りは上昇基調を維持。また、日本株高を受けた円売りで、ドルは正午にかけてやや戻した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円95銭から152円45銭、ユーロ・円は159円65銭から160円04銭、ユーロ・ドルは1.0492ドルから1.0508ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・GreenBee<3913>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・11月失業率:3.9%(予想:4.2%、10月:4.1%) ・豪・11月雇用者数増減:+3.56万人(予想:+2.50万人、10月:+1.21万人←+1.59万人) 【要人発言】 ・カナダ中銀 「今後、追加利下げが必要かどうか見直していく」 「大幅利下げで、成長を支援し、CPIを2%近辺で保つ」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 24件
1803 東証プライム
1,234
12/12 15:30
+35.5(2.96%)
時価総額 973,028百万円
1804年創業の大手ゼネコン。麻布台ヒルズ(土木)などで施工実績。チャンギ国際空港第3ターミナルなど海外でも実績多数。日本道路などを傘下に持つ。建設事業は生産体制の再構築などで収益力向上を目指す。 記:2024/10/10
956.5
12/12 15:30
-6(-0.62%)
時価総額 688,518百万円
東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルなどを傘下に収める持株会社。渋谷エリアの商業施設、オフィスビルの開発・運営に強み。配当性向30%以上目安。25.3期は売上、各利益ともに過去最高更新を見込む。 記:2024/07/05
3436 東証プライム
1,180
12/12 15:30
-31(-2.56%)
時価総額 413,206百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3913 東証グロース
699
12/12 15:30
+100(16.69%)
時価総額 1,642百万円
組込みブラウザ「Tourbillon」などのテクノロジーライセンス事業が主力。旧社名はsMedio。DXサービス事業、GXサービス事業も展開。テクノロジーライセンス事業は利益率の高いライセンス製品に注力。 記:2024/07/01
1,010
12/12 15:30
+150(17.44%)
時価総額 2,997百万円
AIを用いたマーケティングサービスを手掛ける。パーソナライズ・レコメンドツール「アイジェント・レコメンダー」等の提供を行う。取引実績は累計500社超。AI技術を軸に、既存事業の進化などに取り組む。 記:2024/07/01
4902 東証プライム
692.5
12/12 15:30
+16.5(2.44%)
時価総額 348,095百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
5019 東証プライム
1,046
12/12 15:30
+28(2.75%)
時価総額 1,456,704百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5411 東証プライム
1,728
12/12 15:30
-16(-0.92%)
時価総額 1,104,949百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
5631 東証プライム
6,415
12/12 15:30
+165(2.64%)
時価総額 477,334百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
5801 東証プライム
6,606
12/12 15:30
+86(1.32%)
時価総額 466,826百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
5803 東証プライム
6,130
12/12 15:30
+155(2.59%)
時価総額 1,813,640百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6503 東証プライム
2,698.5
12/12 15:30
+53(2%)
時価総額 5,702,476百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6506 東証プライム
4,029
12/12 15:30
-57(-1.4%)
時価総額 1,074,494百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6753 東証プライム
948.9
12/12 15:30
+5.2(0.55%)
時価総額 617,171百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6758 東証プライム
3,462
12/12 15:30
+100(2.97%)
時価総額 21,613,605百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
8,865
12/12 15:30
+430(5.1%)
時価総額 6,791,840百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7011 東証プライム
2,390
12/12 15:30
+42(1.79%)
時価総額 8,063,019百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
357
12/12 15:30
-7.9(-2.16%)
時価総額 1,506,795百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7211 東証プライム
418.1
12/12 15:30
-1.5(-0.36%)
時価総額 623,087百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益率7%目標。オセアニアは販売シェアの維持・拡大に注力。 記:2024/11/26
7261 東証プライム
972.4
12/12 15:30
-4.9(-0.5%)
時価総額 614,366百万円
1920年創業の自動車メーカー。広島県安芸郡府中町に本社。トヨタと資本業務提携。人気車種にクロスオーバーSUV「CX-5」など。高効率エンジン等に強み。北米市場は販売順調。25.3期は販売台数増を見込む。 記:2024/08/30
7267 東証プライム
1,300
12/12 15:30
-6.5(-0.5%)
時価総額 6,864,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7951 東証プライム
1,086
12/12 15:30
-8(-0.73%)
時価総額 589,698百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8267 東証プライム
3,821
12/12 15:30
+109(2.94%)
時価総額 3,331,625百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24
9983 東証プライム
54,470
12/12 15:30
+470(0.87%)
時価総額 17,333,498百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25