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前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア決算通過も防衛や仮想通貨関連などの個別物色~

2024/11/21 8:59 FISCO
*08:59JST 前場に注目すべき3つのポイント~エヌビディア決算通過も防衛や仮想通貨関連などの個別物色~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■エヌビディア決算通過も防衛や仮想通貨関連などの個別物色 ■決算発表なし ■前場の注目材料:住友商事、ベトナム農薬買収、大手の販売網獲得、成長市場で攻勢 ■エヌビディア決算通過も防衛や仮想通貨関連などの個別物色 21日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第に底堅さがみられてくる相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが139ドル高、ナスダックは21ポイント安だった。ウクライナがロシア領内に英国製の長距離ミサイルを発射したとの報道を受けて、地政学的リスクを警戒した売りが先行した。米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事が、インフレの進展が停滞しているとタカ派姿勢を示したことも重荷となった。ただ、ディフェンシブ株の一角が買われるなか、NYダウは終盤にかけて切り返す格好となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の38280円。円相場は1ドル155円30銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り優勢の展開から始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37860円まで売られる場面もみられたが、前日同様、75日線水準で下げ渋る動きとなり、その後は下げ渋る動きのなか、200日線水準で終えている。地政学リスクへの警戒からショートが入ったとみられるが、短期的な売買が中心と考えられる。日経平均株価においても足もとで200日線に上値を抑えられており、38500円辺りでは戻り待ち狙いの売りが警戒されるが、38000円に接近する局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 また、注目されたエヌビディアの決算は、第3四半期および見通しについても市場予想を上回る内容だったが、時間外取引では売りが先行している。ただし、発表直後には一時6%超の下落となる場面もあったが、その後は下落幅を縮めており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へのネガティブな反応は限られるだろう。アク抜け的な動きも意識されやすく、底堅さを見極めつつ、押し目を狙う動きが期待されそうだ。また、生成AI関連の材料株などには、個人主体の値幅取り狙いの動きも意識されよう。 もっとも、地政学リスクへの警戒が強まるなか、積極的な買いは入れづらいところである。防衛関連のほか、トランプ次期大統領の政権移行チームは、暗号資産(仮想通貨)政策に特化した役職を新設するかどうかについて、業界関係者と協議を行っていると報じられていることから、仮想通貨関連などへの個別材料株物色が中心になりやすいと考えられる。 ■決算発表なし ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(43408.47、+139.53) ・1ドル=155.30-40円 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・住友商事<8053>ベトナム農薬買収、大手の販売網獲得、成長市場で攻勢 ・ミネベアミツミ<6479>グループのエイブリック、複合電源回路に参入、車載カメラ用を来春 ・Zenken<7371>外国介護人材の受け入れ支援、地方自治体と協力 ・横浜ゴム<5101>筑波大と、ゴム内部構造を鮮明に可視化 ・カナデビア<7004>容量1アンペア時の薄型全固体電池 ・トラスコ中山<9830>首都圏出荷能力を強化、千葉に自動梱包ライン ・NEC<6701>三井物産などと、量子トークンの実証成功、発行と償還確認 ・オリンパス<7733>遠隔で内視鏡診断、映像伝送にIOWN活用、NTTと実証 ・三菱電機<6503>福岡に新工場、パワー半導体機器組み立て ・富士フイルム<4901>初の映像制作用カメラ、来年投入へ ・大崎電気工業<6644>独社とエネ使用予測システムを開発 ・NTTデータ<9613>ランサム対策に特化、セキュリティーサービスに新メニュー ・ウイングアーク1st<4432>enechainと協業、GX人材育成サービス開始 ・荒川化学工業<4968>低誘電ポリイミド樹脂で感光絶縁材、先端半導体狙う ・大阪ソーダ<4046>シリカゲル生産1.5倍、医薬品精製向け ・JFE<5411>川崎の高炉跡地活用、扇町エリアなど整備進む ・西部ガスHD<9536>e―メタン来夏供給、北九州で設備着工 ・日油<4403>愛知の医薬用製剤原料製造設備を来年度稼働、生産能力2倍に ・DOWA<5714>グループのメタルマイン、米の亜鉛・銅探鉱権益を譲渡 ・旭化成<3407>大手化学、アクリル樹脂の構造改革、撤退・生産削減相次ぐ ・三井化学<4183>中島一代表取締役専務執行役員「半導体向け拡販」 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 21件
3407 東証プライム
1,077
11/21 15:30
-21(-1.91%)
時価総額 1,501,265百万円
総合化学大手。1922年創業。アクリロニトリルや人工皮革、感光性ドライフィルム等を手掛ける。住宅事業や建材事業、医薬事業等も。リチウムイオン二次電池用セパレータなどで世界トップシェア。建材事業などは順調。 記:2024/06/18
4046 東証プライム
1,468
11/21 15:30
-41(-2.72%)
時価総額 39,243百万円
基礎化学品、機能化学品を手掛ける化学メーカー。1915年創業。アリルエーテル、ダップ樹脂等で世界トップシェア。医薬品原薬・中間体等も。全固体電池用超高イオン伝導性ポリマーなどの開発加速に取り組む。 記:2024/06/25
4183 東証プライム
3,407
11/21 15:30
-1(-0.03%)
時価総額 684,276百万円
総合化学大手。エラストマー、エチレン、ビジョンケア材料、半導体・電子部品工程部材等を製造・販売。メガネレンズ材料、燃料タンク材料で世界トップシェア。事業ポートフォリ変革推進。総還元性向30%以上目指す。 記:2024/10/09
4403 東証プライム
2,317.5
11/21 15:30
-5(-0.22%)
時価総額 562,049百万円
機能化学品事業が主力の化学メーカー。脂肪酸誘導体や界面活性剤等を手掛ける。食用加工油脂、宇宙ロケット用固体推進薬等も。PEG誘導体で世界トップシェア。機能化学品事業は化粧品関連製品の堅調推移見込む。 記:2024/06/28
4432 東証プライム
3,230
11/21 15:30
-75(-2.27%)
時価総額 112,617百万円
帳票・文書管理ソフトが柱。経営判断支援ツールも。クラウドサービスを強化。旺盛なDX需要を追い風にライセンス販売やクラウド売上が拡大。システム開発会社を買収。自治体向け強化へ。総還元性向5割目安。 記:2024/08/13
3,222
11/21 15:30
-49(-1.5%)
時価総額 4,007,772百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4968 東証プライム
1,115
11/21 15:30
-3(-0.27%)
時価総額 23,027百万円
1876年創業の中間素材メーカー。ロジン(松やに)が主原料。粘着・接着剤用樹脂、紙力増強剤、光硬化型樹脂、機能部品洗浄剤などを手掛ける。機能性コーティング事業に経営資源投入。事業ポートフォリオ改革図る。 記:2024/08/26
5101 東証プライム
3,044
11/21 15:30
-3(-0.1%)
時価総額 516,107百万円
国内大手のタイヤメーカー。1917年創業。産業車両用などスペシャリティータイヤで高シェア。ゴルフ関連商品、航空機向け製品等も。鉱山用車両・建設用車両タイヤを強化。26.12期事業利益1500億円目標。 記:2024/10/25
5411 東証プライム
1,749.5
11/21 15:30
+2(0.11%)
時価総額 1,118,697百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
4,491
11/21 15:30
-53(-1.17%)
時価総額 278,393百万円
非鉄金属メーカー大手。1884年創業。廃棄物処理事業や土壌浄化事業、半導体事業、伸銅品事業等も。高純度ガリウム、磁気記録材料等で世界トップシェア。環境・リサイクル関連サービスは堅調な受注が続く見通し。 記:2024/07/02
6479 東証プライム
2,480
11/21 15:30
-29.5(-1.18%)
時価総額 1,059,161百万円
ミネベア、ミツミ電機の経営統合で誕生した総合精密部品メーカー。ミニチュアボールベアリングなどで世界トップシェア。超精密機械加工技術が強み。配当性向は20%程度目処。高付加価値製品の拡販などに注力。 記:2024/08/06
6503 東証プライム
2,600
11/21 15:30
-21(-0.8%)
時価総額 5,494,325百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
6644 東証プライム
764
11/21 15:30
-35(-4.38%)
時価総額 36,876百万円
計測制御機器メーカー。電力量計で国内トップシェア。スマートメーターに強み。計器用変成器、配電自動化機器等も手掛ける。海外計測制御事業ではオセアニア向け出荷の増加見込む。27.3期売上高1000億円目標。 記:2024/06/09
6701 東証プライム
12,270
11/21 15:30
-90(-0.73%)
時価総額 3,347,870百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
7004 東証プライム
950
11/21 15:30
+10(1.06%)
時価総額 161,704百万円
ごみ焼却発電施設、海水淡水化プラント等の建設を行う環境部門が主力。1881年創業。ごみ焼却発電施設で世界シェアトップクラス。精密機械、風力発電等も。25.3期は営業増益計画。環境事業の収益改善等を見込む。 記:2024/07/04
7371 東証グロース
511
11/21 15:30
-2(-0.39%)
時価総額 6,286百万円
WEBマーケティング事業が主力。ニッチ市場の集客メディア制作などを行う。IT・介護の海外人材紹介、法人向け語学研修、不動産賃貸等も手掛ける。WEBマーケティング事業ではBtoB業種の受注獲得などに注力。 記:2024/09/03
7733 東証プライム
2,478
11/21 15:30
-39.5(-1.57%)
時価総額 2,918,341百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8053 東証プライム
3,237
11/21 15:30
-21(-0.64%)
時価総額 3,920,327百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
1,761
11/21 15:30
+4(0.23%)
時価総額 65,488百万円
福岡県地盤の大手都市ガス「西部ガス」を中核とする持株会社。電力小売、不動産事業、食品販売事業等も手掛ける。ガスの顧客戸数は113万件超。ガスエネルギー事業等の競争力強化、不動産事業の拡大等に注力。 記:2024/06/09
9613 東証プライム
2,807.5
11/21 15:30
-24.5(-0.87%)
時価総額 3,937,519百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9830 東証プライム
2,199
11/21 15:30
-11(-0.5%)
時価総額 145,154百万円
機械工具など工場用副資材の専門商社。製造業、建設関連業等向け卸売が主力。ネット通販企業等向け販売、ホームセンター・プロショップ等向け販売等も。置き工具「MROストッカー」の拡大、在庫アイテム数の拡充図る。 記:2024/10/06