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後場に注目すべき3つのポイント~好決算銘柄が買われて75日線を上回る

2024/4/30 12:22 FISCO
*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~好決算銘柄が買われて75日線を上回る 30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続伸、好決算銘柄が買われて75日線を上回る ・日米金利差の早期縮小観測後退でドル買い縮小の可能性低い ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位は信越化学工業<4063> ■日経平均は大幅続伸、好決算銘柄が買われて75日線を上回る 日経平均は大幅続伸。前営業日比524.25円高(+1.38%)の38459.01円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は続伸。ダウ平均は146.43ドル高(+0.38%)の38386.09ドル、ナスダックは55.19ポイント高(+0.35%)の15983.09、S&P500は16.21ポイント高(+0.32%)の5116.17で取引を終了した。マイクロソフト、アルファベットの決算を受けAI(人工知能)への楽観的見方に買われ寄り付き後、上昇。今週予定されている企業決算への期待感もさらなる買い材料となったほか、アップルやテスラの回復もハイテクをけん引し終日堅調に推移した。終盤にかけ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた利益確定売りに伸び悩んだほか、財務省が発表した4-6月期の借り入れ推定額が予想外に上方修正されたことが警戒材料となり一時下落に転じた。しかし、押し目買い意欲も強く相場はプラス圏を回復し終了。 米国株上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。先週末に決算を発表した日経平均採用銘柄が複数大幅高となっていることも影響し、日経平均は38300円台で寄り付いた後はじりじりと上げ幅を拡大。75日移動平均線38231円水準を上回って前場の取引を終えた。為替が1ドル156円70銭台と先週末比で円安に振れていることも材料視されたもよう。 日経平均採用銘柄では、今期業績や自社株買いの枠設定、株式分割などが材料視された日立<6501>が急騰し上場来高値を更新したほか、今期業績予想が市場予想を大幅に超えた三菱電<6503>も大幅高となった。また、コマツ<6301>も自社株買いの枠設定などが材料視されて上場来高値を更新。このほか、トクヤマ<4043>、住友商事<8053>、ソシオネクスト<6526>、住友ファーマ<4506>が上昇。日経平均採用以外の銘柄では、さくら<3778>が今期大幅増益見通しを材料に大幅高となった。 一方、今期業績見通しが市場予想を下回ったことでアドバンテスト<6857>が大幅安となったほか、日東電工<6988>も今期最終減益見通しが嫌気されて売られた。また、エムスリー<2413>は前期業績などが嫌気されて大幅安。このほか、オリエンタルランド<4661>、セイコーエプソン<6724>、ANAホールディングス<9202>、TDK<6762>、住友化学<4005>が下落した。 業種別では、ゴム製品、海運業、機械、卸売業、電気機器などが上昇した一方、空運業、パルプ・紙、サービス業、水産・農林業の4セクターが下落した。 29日の為替市場では、13時過ぎに円が急伸し、一時1ドル154円台に入る場面も見られた。神田財務官は、介入実施の有無に関して「ノーコメント」としているが、5円超の円高ドル安を受けて、市場では「覆面介入が実施された」と指摘する声が多い。介入実施の有無や介入資金が判明するのは、5月末に財務相が公表する「外国為替平衡操作の実施状況」まで待つ必要がある。 ただ、日本銀行が発表する当座資金の推移から実施の有無を推測することはできる。仮に介入実施ということであれば「160円以上の円安は容認しない」という意思表示と理解できる。一方、介入資金は限りがあり、無尽蔵に介入を行うことが可能なわけではないので、今回の介入資金次第では、2回目、3回目という介入実施は難しい可能性もあるので、介入を巡る疑心暗鬼な状況はしばらく続くと考える。後場の東京市場は、為替動向を横目に、ランチタイムに決算が発表される商船三井<9104>、JPX<8697>など個別銘柄物色中心の地合いとなりそうだ。 ■日米金利差の早期縮小観測後退でドル買い縮小の可能性低い 30日午前の東京市場でドル・円は156円70銭台で推移。156円07銭まで下げた後、156円99銭まで反発。日本の為替介入に対する警戒感は消えていないため、ドルは157円近辺で上げ渋る状態が続いてる。ただ、日米金利差の早期縮小観測は後退しており、ドル買い・円売りが大幅に縮小する状況ではないとみられる。 ここまでの取引レンジは156円07銭-156円99銭、ユーロ・ドルは上げ渋り。1.0703ドルから1.0725ドルで推移。ユーロ・円は反発。167円23銭から168円02銭まで値上り。 ■後場のチェック銘柄 ・ペプチドリーム<4587>、トリプルアイズ<5026>の、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位は信越化学工業<4063> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・4月ダラス連銀製造業活動指数:-14.5(予想:-11.3、3月:-14.4) ・独・4月消費者物価指数速報値:前年比+2.2%(予想:+2.3%、3月:+2.2%) 【要人発言】 ・神田財務官 「介入かどうか申し上げないが24時間対応できる準備をしている」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 22件
2413 東証プライム
1,613.5
5/17 15:00
-48.5(-2.92%)
時価総額 1,095,457百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3778 東証プライム
5,510
5/17 15:00
-40(-0.72%)
時価総額 207,292百万円
独立系のデーターセンター(DC)運営会社。24.3期3Q累計はクラウドインフラ提供サービスが順調増。だが人材・設備投資が利益の重石に。通期では最高業績を計画。北海道のDC拡張は24年10月以降に竣工予定。 記:2024/02/06
4005 東証プライム
321.6
5/17 15:00
+6(1.9%)
時価総額 532,525百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4043 東証プライム
3,079
5/17 15:00
+24(0.79%)
時価総額 221,959百万円
化学メーカー。化成品に加え、高純度多結晶シリコン等の電子材料、放熱材料、メガネ関連材料、歯科器材等を製造、販売する。今期3Q累計は半導体関連製品が足踏みとなった一方、セメントや化学品の価格修正が寄与した。 記:2024/04/13
4063 東証プライム
5,840
5/17 15:00
-90(-1.52%)
時価総額 11,820,878百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4506 東証プライム
336
5/17 15:00
-19(-5.35%)
時価総額 133,694百万円
住友化学傘下の製薬会社。精神・神経領域に強み。24.3期3Q累計は北米で独占販売期間終了の抗精神病薬「ラツーダ」が失速。注力品の前立腺がん薬や子宮筋腫薬も冴えず。想定以上に膨張の構造改革費用も利益に響く。 記:2024/02/08
4587 東証プライム
1,843
5/17 15:00
-56.5(-2.97%)
時価総額 239,608百万円
東大発のバイオベンチャー。製薬会社との共同研究開発を中心に事業を展開。欧米大手製薬会社とも取引実績。放射性医薬品も事業領域。創薬開発プラットフォームに強み。複数の新規契約を締結し、23.12期は増収確保。 記:2024/03/29
4661 東証プライム
4,572
5/17 15:00
+7(0.15%)
時価総額 8,313,958百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
5026 東証グロース
989
5/17 15:00
-27(-2.66%)
時価総額 6,873百万円
画像認識プラットフォームによるソリューション、DXソリューションを提供。エンジニア派遣や新卒研修等も行う。アルコール検知義務化による特需等で、AIソリューション事業は売上堅調。24.8期1Qは大幅増収。 記:2024/01/27
6301 東証プライム
4,595
5/17 15:00
-28(-0.61%)
時価総額 4,471,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6501 東証プライム
14,445
5/17 15:00
+135(0.94%)
時価総額 13,991,023百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6503 東証プライム
2,819.5
5/17 15:00
-3(-0.11%)
時価総額 6,054,036百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
6526 東証プライム
4,314
5/17 15:00
-116(-2.62%)
時価総額 768,246百万円
富士通とパナソニックのSoC事業を統合して誕生したファブレス半導体ベンダー。車載向けなどに経営資源を集中。製品売上は堅調。先端プロセスを中心とする売上増や円安効果が寄与。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/26
6724 東証プライム
2,436.5
5/17 15:00
-26(-1.06%)
時価総額 973,711百万円
インクジェットプリンター大手。プロジェクターやウエアラブル機器も手掛ける。超微細・精密加工技術に定評。24.3期3Qはプリンティングソリューションズ事業が堅調。オフィス共有IJPのインク売上等が伸びる。 記:2024/04/16
6762 東証プライム
7,262
5/17 15:00
-4(-0.06%)
時価総額 2,823,262百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(0.42%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6988 東証プライム
12,220
5/17 15:00
-110(-0.89%)
時価総額 1,830,043百万円
包装材料・半導体関連材料・光学フィルム等を製造。液晶用光学フィルム、自動車用表面保護フィルム等で世界首位。24.3期3Qはインダストリアルテープの収益が堅調。ハイエンドスマホ向け組み立て用部材は需要増。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(-1.98%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8053 東証プライム
4,109
5/17 15:00
-22(-0.53%)
時価総額 5,142,709百万円
総合商社大手。鋼管、メディアなどの非資源に強み。資源は非鉄金属が柱。24.3期3Q累計は自動車や建機が堅調。だが非鉄・化学品の市況が軟化。人件費増も利益の重石に。通期最終益反落を計画も連続増配を継続予定。 記:2024/02/07
8697 東証プライム
3,635
5/17 15:00
-4(-0.11%)
時価総額 1,921,381百万円
金融取引所グループ会社。東京証券取引所や大阪取引所、東京商品取引所、証券保管振替機構等を傘下に持つ。取引所金融商品市場を開設、運営する。今期3Q累計は日本株市場の活況を追い風に、取引関係収益等が伸長した。 記:2024/03/01
9104 東証プライム
5,064
5/17 15:00
+33(0.66%)
時価総額 1,833,224百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9202 東証プライム
3,005
5/17 15:00
+3(0.1%)
時価総額 1,455,303百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03