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前場に注目すべき3つのポイント~次第に決算を手掛かりとした個別対応に~

2024/4/8 8:29 FISCO
*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~次第に決算を手掛かりとした個別対応に~ 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■次第に決算を手掛かりとした個別対応に ■安川電、24/2営業利益 3.0%減 662億円、25/2予想 5.7%増 700億円 ■前場の注目材料:DMG森精機、鋳物部品を再資源化、循環の仕組み構築 ■次第に決算を手掛かりとした個別対応に 8日の日本株市場は、米株高を受けた買い優勢の相場展開になりそうだ。5日の米国市場は、NYダウが307ドル高、ナスダックは199ポイント高だった。3月の米雇用統計は失業率の低下に加え、雇用の伸びが予想外に加速するなど、労働市場が依然強いことが確認された。米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待は後退したものの、国内の雇用や成長見通しに楽観的な見方が強まり、買い戻しの動きが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比355円高の39335円。円相場は1ドル151円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。米国では利下げ期待が後退する格好ではあったが、足もとで予想を上回る経済指標の発表や米当局者による発言を受けて持ち高調整の売りが強まっていたこともあり、雇用統計の発表が通過したことから、アク抜け的な動きになったようだ。NYダウは前日の大幅な下げで一気に75日線水準まで下げていたこともあり、リバウンドが意識されやすい水準だった。 また、前週末の日経平均株価はマドを空けての急落により、39000円を割り込んだ。ボリンジャーバンドの-1σを下回り、-2σに接近する場面も見られており、いったんは自律反発を狙った動きが意識されやすいだろう。まずは39130円辺りに位置している-1σ水準を支持線に変えたいところであり、買い一巡後は底堅さを見極めることになりそうだ。25日線が位置する39789円辺りまでのリバウンドは期待しづらいところであるが、国内機関投資家による益出しの動きはピークを打った可能性もあるため、買い一巡後の売り仕掛け的なトレードは控えたいところだろう。 なお、5日の取引終了後に安川電<6506>が発表した2024年2月期業績は、売上収益が前期比3.5%増の5756.58億円、営業利益は同3%減の662.25億円だった。2025年2月期業績は、省力化投資の回復にともなう需要を取り込み、売上収益が前期比0.8%増の5800億円、営業利益は同5.7%増の700億円を計画。PTSでは堅調な推移をみせていたこともあり、同社がプラス圏での値動きをみせてくるようだと、今後本格化する決算に対する安心感につながろう。なお、その他決算を発表したところでは、ジャステック<9717>、丸八倉<9313>、リヒトラブ<7975>、日本エンター<4829>、キユーピー<2809>、東海ソフト<4430>、トーセイ<8923>、岡野バル<6492>などの動向が注目される。 ■安川電、24/2営業利益 3.0%減 662億円、25/2予想 5.7%増 700億円 安川電<6506>が発表した2024年2月期業績は、売上収益が前期比3.5%増の5756.58億円、営業利益は同3%減の662.25億円だった。2025年2月期業績は、売上収益が前期比0.8%増の5800億円、営業利益は同5.7%増の700億円を計画。省力化投資の回復にともなう需要を取り込む。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(38904.04、+307.06) ・ナスダック総合指数は上昇(16248.52、+199.44) ・1ドル=151.50-60円 ・シカゴ日経先物は上昇(39335、大阪比+355) ・SOX指数は上昇(4819.13、+63.06) ・VIX指数は低下(16.03、-0.32) ・米原油先物は上昇(86.91、+0.32) ・米国のインフレ沈静化観測 ・DMG森精機<6141>鋳物部品を再資源化、循環の仕組み構築 ・住友金属鉱山<5713>社長に松本伸弘氏、6年ぶり交代、企業価値向上目指す ・日産自<7201>賃上げ促進税制の対象外に、下請法違反で ・日立<6501>日立産機システム、三菱電から配電用変圧器事業を買収 ・出光興産<5019>東大先端研などと協定、脱炭素次世代技術を開発 ・日本製鉄<5401>中国事業をめぐる一部報道否定 ・三井物産<8031>高齢者施設向け弁当EC事業強化、調理済みパック配送・盛り付け ・豊田通商<8015>アフリカで再生エネ拡大、仏に専門会社設立 ・トヨタ自<7203>中国・清華大との連携加速、29年まで共同研究継続 ・エイケン工業<7265>ステンレス製の縦型灰皿拡充、車部品技術を応用 ・日立建機<6305>アフター強化、交換・修理など予防保全提案 ・安川電機<6506>通期見通し、営業最高益、自動・省力化投資が回復 ・マイクロ波化学<9227>大阪に新実証棟完成、大型試験に柔軟対応 ・日揮HD<1963>グリーン水素設備の基本設計受注、マレーシアで ・ACSL<6232>防衛装備工業会の正会員に ・第一三共<4568>アバナードが生成AI開発支援、米MS基盤活用 ・DIC<4631>エレ関連材拡大、半導体や高速通信向け開発・実装を加速 ・東京建物<8804>東急不動産などと、福岡に物流施設、九州で最大 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 2月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:+1.8%、1月:+2.0%) ・08:50 2月経常収支(予想:+3兆787億円、1月:+4382億円) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 26件
1963 東証プライム
1,318
11/22 15:30
+14.5(1.11%)
時価総額 342,178百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
2809 東証プライム
3,596
11/22 15:30
+36(1.01%)
時価総額 508,834百万円
マヨネーズやドレッシング、パスタソース等の製造・販売を行う。1919年創業。マヨネーズ、ドレッシングは国内家庭用市場でトップシェア。アヲハタを傘下に持つ。海外でKEWPIEブランドの認知拡大を図る。 記:2024/08/02
4430 東証スタンダード
1,322
11/22 15:30
-15(-1.12%)
時価総額 6,504百万円
独立系ソフトウェア開発会社。1970年設立。産業システム開発や車載ソフトウェア開発、官公庁システム開発等を手掛ける。トヨタグループ、富士電機等が主要取引先。組込み関連事業では⺠生・産業機器関連開発が順調。 記:2024/06/07
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(-1.07%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4631 東証プライム
3,244
11/22 15:30
+45(1.41%)
時価総額 308,689百万円
1908年創業の化学メーカー。印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェア。包装用接着剤、エポキシ樹脂、界面活性剤等の製造・販売も。スマートリビング領域に注力。欧米顔料事業の構造改革推進。 記:2024/09/02
4829 東証スタンダード
108
11/22 15:30
+1(0.93%)
時価総額 4,162百万円
法人向けシステムの受託開発・運用等を行うソリューション事業が主力。コンテンツサービスや法人向け「ビジネスサポートサービス」等のクリエーション事業も。システム開発サービスでは受託開発、ラボ型開発を推進。 記:2024/10/29
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(1.98%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(0.39%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5713 東証プライム
3,823
11/22 15:30
-41(-1.06%)
時価総額 1,111,782百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(-0.09%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6232 東証グロース
1,191
11/22 15:30
-30(-2.46%)
時価総額 18,834百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6305 東証プライム
3,377
11/22 15:30
+30(0.9%)
時価総額 726,443百万円
総合建設機械メーカー。ミニショベルや油圧ショベル等のほか、リジッドダンプトラックなど鉱山現場向け製品も。製品力、グローバルネットワークなどが強み。米州事業は拡大続く。海外レンタル事業の拡大等に注力。 記:2024/10/20
6492 東証スタンダード
5,790
11/22 15:30
-120(-2.03%)
時価総額 10,381百万円
バルブ専業。高温高圧バルブのトップメーカー。原子力や火力発電所向けが主力。国内外に1000基以上納入実績。原子力発電用の弁・部品は販売堅調。地震等にともなう点検工事も増加。ゼロエミッション発電用も伸びる。 記:2024/10/30
6501 東証プライム
3,821
11/22 15:30
+71(1.89%)
時価総額 17,716,330百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(-1.66%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(-1.38%)
時価総額 1,714,876百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7265 東証スタンダード
3,010
11/22 15:30
+10(0.33%)
時価総額 3,732百万円
自動車等の内燃機関用フィルタエレメント、産業機械用・産業用特殊フィルタなどの製造・販売を行う。静岡県御前崎市に本社。厨房機器用バーナ等も手掛ける。大型車用フィルター、高性能オイルフィルターなどを拡販。 記:2024/08/19
7975 東証スタンダード
1,103
11/22 15:30
-2(-0.18%)
時価総額 4,209百万円
事務用品の総合メーカー。ファイルやバインダー・クリヤーブック、ペンケース等の収納整理用品を手掛ける。スライドカッターなどその他事務用品も。株主優待制度を導入。事務用品等事業では新製品を積極的に投入。 記:2024/07/28
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(1.07%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8804 東証プライム
2,659
11/22 15:30
+48.5(1.86%)
時価総額 556,178百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07
8923 東証プライム
2,353
11/22 15:30
-19(-0.8%)
時価総額 114,553百万円
中古不動産の改修・販売等を行う不動産再生事業が柱。不動産開発事業、不動産賃貸事業、不動産ファンド・コンサルティング事業等も展開。名古屋鉄道と資本業務提携。中計では26.11期売上高1232億円目標。 記:2024/10/25
9227 東証グロース
723
11/22 15:30
+2(0.28%)
時価総額 11,427百万円
電子レンジにも使われるマイクロ波を活用した独自の製造技術を化学業界に提供。グリーン、ヘルスケア、エレクトロニクスが成長分野。ケミカルリサイクル、鉱山プロセス事業を推進。新領域の開発案件獲得などに注力。 記:2024/10/22
9313 東証スタンダード
858
11/22 14:50
+3(0.35%)
時価総額 6,263百万円
中堅物流会社。1934年設立。文書保管等の倉庫業、貨物荷捌、貨物利用運送事業等を手掛ける。オフィスビル等の賃貸を行う不動産事業も。八街市の新規文書保管センターは本格稼働。26.11期売上高55億円目標。 記:2024/06/03
9717 東証プライム
1,934
9/10 15:00
-2(-0.1%)
時価総額 35,367百万円
独立系ソフトウェア開発会社。金融・保険や製造業、電力・運輸など大企業向けに強み。システム開発の元請け・一括請負に特徴。不採算案件の再発防止図る。NTTデータがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06