マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,852.27
+176.59
暗号資産
FISCO BTC Index
5/7 8:12:21
9,780,262
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~米長期金利低下を好感

2023/11/9 12:21 FISCO
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~米長期金利低下を好感 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、米長期金利低下を好感 ・ドル・円は伸び悩み、為替介入に警戒 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は反発、米長期金利低下を好感 日経平均は反発。288.44円高の32454.92円(出来高概算8億2768万株)で前場の取引を終えている。 8日の米国株式市場のダウ平均は40.33ドル安(-0.12%)、S&P500は4.40ポイント高(+0.10%)、ナスダック総合指数は10.55ポイント高(+0.08%)とまちまち。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が参加予定の国際通貨基金(IMF)会合での発言を警戒し、利食い優勢となった。ただし、原油価格の下落や長期金利低下でハイテクの売りは限定的となり、相場を支えた。一方、米長期金利の低下を好感し、日経平均は前日比149.91円高の32316.39円と反発スタート。底堅く推移したものの、中国の10月消費者物価指数が再び下落に転じたことを受け、やや上げ幅を縮めた。 個別では、レーザーテック<6920>、東京精密<7729>、東エレク<8035>など半導体銘柄が好調。そのほか、シュッピン<3179>、三菱ガス<4182>、TOWA<6315>、ニチコン<6996>、ミツバ<7280>、ローランド<7944>、東証スタンダードでは村上開明堂<7292>、インプレス<9479>、東証グロースではティアンドエス<4055>、フレクト<4414>などが値上がり率上位に並んだ。 一方、楽天銀行<5838>、めぶきFG<7167>、群馬銀<8334>など銀行株が下落。そのほか、サンアスタリスク<4053>、フジクラ<5803>、福山通運<9075>、東証スタンダードではクルーズ<2138>、ホリイフード<3077>、アテクト<4241>、デザインワン<6048>、東証グロースではアマナ<2402>、DELTA-P<4598>、ブティックス<9272>などが値下がり率上位に並んだ。 セクターでは、石油・石炭製品、その他製品、鉱業を筆頭に多くのセクターで上昇した。一方、サービス業、非鉄金属、医薬品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は54%、対して値下がり銘柄は42%となっている。 本日の東京市場は取引開始時こそやや下げたものの、本日も決算関連の物色がさかんで、前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数上昇により一部の半導体関連銘柄も好調だった。ドル・円は11月3日の1ドル=149.18円を底値に再び円安・ドル高方向へ進行していることも下支えとなっている。 昨日の国会答弁のなかで、日本銀行の植田総裁は物価見通しの度重なる上方修正で予想の甘さに対する批判を容認しながらも、現行の金融政策の正当性を主張する内容であり、日銀による早期金融政策変更への期待は一段と後退したとみられる。一方、米国では長期金利上昇は一服している。パウエルFRB議長は昨晩参加の会議で、金融政策や経済見通しに関するコメントはなかったが、他のFRB要人からは追加利上げの余地を残す発言も見られており、ややしばらくは円安・ドル高となりやすい地合いが続きそうか。 後場も引き続き決算関連の物色が中心となりそうだ。ただ、決算への失望感から急落する銘柄も散見されるため、決算内容を確認してから動いた方が安心か。また、昨日の米国市場時間外でアーム・オールディングスが決算への失望感から急落し、投資収益を下押しする懸念からソフトバンクG<9984>が売り優勢でスタートしたが、その後持ち直している。出資先のウィーワーク破綻の影響も懸念されているため、本日大引け後に発表される決算には注目が集まりそうだ。 ■ドル・円は伸び悩み、為替介入に警戒 9日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、151円接近後は小幅に値を下げた。日米金利差でドル高・円安に振れやすく、151円台を目指す展開。ただ、日本政府は151円台に乗せれば為替介入に踏み切ると市場はみており、一段の上昇は抑制されている。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は150円82銭から150円99銭、ユーロ・円は161円50銭から161円68銭、ユーロ・ドルは1.0702ドルから1.0715ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ストレージ王<2997>、TOWA<6315>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・9月経常収支:+2兆7236億円(予想:+2兆9778億円、8月:+2兆1420億円←+2兆2797億円) ・中・10月消費者物価指数:前年比-0.2%(予想:-0.1%、9月:0.0%) ・中・10月生産者物価指数:前年比-2.6%(予想:-2.7%、9月:-2.5%) 【要人発言】 ・日銀金融政策決定会合・主な意見(10月30-31日分) 「物価目標実現に十分な確度を持って見通せる状況に至っていない」 「粘り強く金融緩和を継続することが必要」 「YCCやマイナス金利、目標を安定的に持続するために必要な時点まで継続する」 「目標実現の確度、7月時点と比べ一段と高まっている」 「米金利高の影響で日本の長期金利に想定外の上昇圧力」 <国内> ・14:00 10月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:50.0、9月:49.9) <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 29件
2138 東証スタンダード
763
5/2 15:00
-9(-1.17%)
時価総額 9,887百万円
ファッション通販サイト「SHOPLIST」の運営が柱。GameFi事業、ランク王のメディア事業等を手掛ける。EC事業は大幅増益。投資事業組合運用益の計上などにより、24.3期3Q累計は大幅経常増益。 記:2024/04/15
2402 東証グロース
44
1/26 15:00
-4(-8.33%)
時価総額 1,697百万円
広告ビジュアル制作業界最大手。写真やCG、映像、イラストなどビジュアルを活用した広告をワンストップで提供。コンテンツ制作も展開。グループ内部リソースの有効活用などを推進し、3Q累計では営業赤字幅縮小。 記:2023/12/22
2997 東証グロース
541
5/2 15:00
-6(-1.1%)
時価総額 999百万円
トランクルーム運営会社。首都圏と西日本で、コンテナ型とビルイン型のトランクルームを開発、運営、管理する。用地の購入から分譲を行う。24年1月期はトランクルーム運営管理が増収、開発分譲も堅調に推移した。 記:2024/04/08
3077 東証スタンダード
346
5/2 15:00
-5(-1.42%)
時価総額 1,962百万円
全席個室の和風ダイニングレストラン「忍家」などを展開。北関東を地盤に首都圏、東北に進出。24.3期3Q累計は客数が回復。不採算店舗の閉鎖も寄与して営業黒字に。営業外の補助金収入は減少。継続前提に重要事象。 記:2024/02/14
3179 東証プライム
1,169
5/2 15:00
+9(0.78%)
時価総額 27,346百万円
カメラや時計、筆記具、自転車の専門ショップを展開。ECサイトでの販売が主力。シグマクシスと資本業務提携。カメラ事業のEC買取額は過去最高。筆記具事業は限定モデル等が好調。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/04/15
901
5/2 15:00
-21(-2.28%)
時価総額 34,015百万円
スタートアップの新規事業やDX化支援を展開。ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの一貫提供体制を構築。IT人材の育成・紹介も事業領域。クリエイティブ&エンジニアリングの好調で、23.12期は利益急伸。 記:2024/02/29
4055 東証グロース
1,629
5/2 15:00
-9(-0.55%)
時価総額 12,434百万円
システム開発会社。製造業の生産管理システムシステム等の開発、運用、保守を主力に、半導体関連のシステムやインフラ構築、AI関連ソフトの開発を行う。今期1Qの売上高は過去最高を更新も、人材採用投資等が重し。 記:2024/04/13
4182 東証プライム
2,761
5/2 15:00
-8(-0.29%)
時価総額 613,602百万円
化学材料メーカー。半導体用BT材料や超純過酸化水素、光学樹脂を製造、販売する。半導体向けに強い。ガス田開発やメタノールも提供。今期3Q累計は新規連結化や円安が寄与も、芳香族化学品や有機化学品が伸び悩んだ。 記:2024/04/14
4241 東証スタンダード
677
5/2 15:00
-7(-1.02%)
時価総額 3,004百万円
FPD用半導体向け保護資材に強み。シャーレなどの衛生検査機材も。粉末射出成形事業を育成。24.3期3Q累計は衛生検査機材が堅調も半導体資材が冴えず。自動車電動化に向けて窒化アルミ製放熱基板などの開を継続。 記:2024/03/11
4414 東証グロース
2,703
5/2 15:00
-53(-1.92%)
時価総額 16,340百万円
システム開発会社。クラウド先端テクノロジーを活用したDX支援やモビリティ最適化クラウドキャリオットなどを展開。主要顧客にコマツやANA、NTTドコモなど大手企業多数。業容好調で、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/02/29
739
5/2 15:00
+9(1.23%)
時価総額 6,082百万円
既存抗がん物質を独自技術で組み合わせて新薬創出を目指すベンチャー。DFP-10917及びVTXの臨床第1/2相試験プロトコールを米FDAに提出。事業費用の減少により、24.3期3Q累計は損益改善。 記:2024/04/07
5803 東証プライム
2,779.5
5/2 15:00
+27(0.98%)
時価総額 822,351百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
5838 東証プライム
3,255
5/2 15:00
+65(2.04%)
時価総額 553,412百万円
楽天グループのネット銀行。口座数は国内ネット銀行でトップ。銀行システムの開発、運用・保守を自社で行う。24.3期3Q累計は資金運用収益が拡大。為替関連手数料収入も伸びて2割超の増益に。株主優待制度を新設。 記:2024/04/12
6048 東証スタンダード
130
5/2 15:00
-1(-0.76%)
時価総額 1,972百万円
オンライン商店街「エキテン」を運営。システム受託開発や人材紹介も。子会社を通じた事業の多角化を推進。24.8期1Qは子会社のWeb広告が好調。だがエキテンの有料掲載店舗数が下げ止まらず。人材紹介も足踏み。 記:2024/02/08
6315 東証プライム
9,810
5/2 15:00
+280(2.94%)
時価総額 245,574百万円
半導体製造装置メーカー。後工程用で大手。モールディング装置やシンギュレーション装置を製造、販売する。半導体製造装置用の精密金型も手掛ける。今期3Q累計はPCやスマートフォン等の民生品向けが足踏みとなった。 記:2024/03/07
6920 東証プライム
40,670
5/2 15:00
+920(2.31%)
時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6996 東証プライム
1,343
5/2 15:00
-7(-0.52%)
時価総額 104,754百万円
電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサを主軸に蓄電システムも。24.3期3Q累計は家庭用蓄電システムやEV充電器が好調。だが家電用・産業用コンデンサが冴えず。販管費増も利益の重石に。独禁法関連特損は解消。 記:2024/04/15
550.4
5/2 15:00
-0.7(-0.13%)
時価総額 599,416百万円
茨城県の常陽銀行と栃木県の足利銀行が統合して発足。傘下に証券やリース、再生可能エネルギー、地域商社、投資専門会社など。DX認定事業者を取得し、DXの取組みを推進。その他業務費用が減少し3Q累計は経常増益。 記:2024/02/23
7280 東証プライム
1,432
5/2 15:00
-2(-0.14%)
時価総額 65,273百万円
独立系自動車部品メーカー。オートバイ用のスターターモーターで世界トップ。自動車用ワイパーシステムは世界4大メーカーの一角。薄型駆動システムに注力。自動車生産回復と為替影響が寄与し、3Q累計は利益急伸。 記:2024/03/22
7292 東証スタンダード
4,650
5/2 15:00
+55(1.2%)
時価総額 60,915百万円
自動車用バックミラーで国内首位。トヨタが主顧客。OA機器向け高反射ミラーや車載HUD向け曲面ガラスミラーなども。24.3期3Q累計は顧客の生産増を受けて二桁増収・大幅増益に。通期最高業績・大幅増配を計画。 記:2024/02/14
7729 東証プライム
10,285
5/2 15:00
-355(-3.34%)
時価総額 430,859百万円
半導体製造装置や精密測定装置に強み。半導体テスト用プロービング装置で世界首位。納期が4Qに集中し、半導体製造装置部門は売上伸び悩む。24.3期3Q累計は計測機器部門が堅調。製品出荷が計画通り進捗。 記:2024/02/11
7944 東証プライム
4,275
5/2 15:00
-35(-0.81%)
時価総額 119,986百万円
大手電子楽器メーカー。電子ピアノやキーボード、電子ドラム、ギターエフェクターなどを展開。電子ドラムは市場シェア50%超。ポータブル・キーボード市場への再参入と新興国の販売に注力。23.12期は営業増益。 記:2024/03/25
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(0.2%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8334 東証プライム
954.8
5/2 15:00
+5.6(0.59%)
時価総額 406,638百万円
群馬県が地盤の地方銀行。預金や貸出、為替等の銀行業務に加え、リース等の金融サービスを提供する。預金と貸出金で県内シェアトップ。今期3Q累計は資金運用収益が増加し経常費用増加を吸収。通期は過去最高益を予想。 記:2024/02/07
9075 東証プライム
3,800
5/2 15:00
±0(0%)
時価総額 211,926百万円
大手運送会社。トラック貨物や貨物運送、港湾運送、宅配、引越等の運送サービスに加え、物流センターや倉庫の運営、国際運送等も行う。今期3Q累計は主力の運送事業が足踏みとなった。外注費や人件費等の増加も重し。 記:2024/02/10
9272 東証グロース
1,044
5/2 15:00
-33(-3.06%)
時価総額 10,607百万円
介護業界に特化したマッチング・プラットフォーム事業を展開。商談型展示会やM&A仲介が収益柱。M&A仲介事業は足踏み。展示会事業は伸長。展示会の規模拡大で出展小間数が増加。24.3期3Qは業績堅調。 記:2024/02/25
9479 東証スタンダード
158
5/2 15:00
-1(-0.63%)
時価総額 5,905百万円
IT・音楽・山岳など専門性の高い雑誌や書籍を出版。ネットメディア運営も。24.3期3Q累計はネットメディアが想定以上に堅調。たが利益率の高い既刊書籍の販売が振るわず。書籍の刊行遅れや電子書籍の鈍化も響く。 記:2024/03/11
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(0.05%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10