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前場に注目すべき3つのポイント~33000円辺りでの底堅さがみられるようだと、ショートカバーを伴っての上昇が期待される~

2023/6/29 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~33000円辺りでの底堅さがみられるようだと、ショートカバーを伴っての上昇が期待される~ 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■33000円辺りでの底堅さがみられるようだと、ショートカバーを伴っての上昇が期待される ■Jフロント、1Q営業利益 34.5%増 101億円 ■前場の注目材料:トヨタ自、グループのアドマテックス、半導体材料5割増へ、5年で200億円投資 ■33000円辺りでの底堅さがみられるようだと、ショートカバーを伴っての上昇が期待される 29日の日本株市場は、やや買い優勢の相場展開になりそうだ。28日の米国市場は、NYダウが74ドル安、ナスダックは36ポイント高だった。パウエルFRB議長が欧州中央銀行(ECB)フォーラムでの討論会で、追加利上げを示唆したため警戒感から売り先行の展開。ただし、リセッションが最も高い可能性のシナリオだとは思わないと、経済の柔軟性を強調すると相場は下げ止まった。金利低下からハイテク株の一角が買われた。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比100円高の33240円、円相場は1ドル144円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。パウエルFRB議長の発言については想定されていた内容として、通過材料になりそうである。一方で、バイデン米政権が新たな半導体輸出規制を検討との報道を受けた米半導体株の動向が注目されたが、エヌビディアやAMDは小幅な下げにとどまっており、安心感につながりそうである。また、マイクロンテクノロジーは取引終了後に決算を発表。サプライチェーン問題の緩和で強い見通しを示し、時間外取引で買われていることが材料視されそうだ。 日経225先物はナイトセッションで33000円辺りでの底堅さが意識されるなか、一時33320円まで買われた。ボリンジャーバンドの+1σを捉えてきたことから、リバウンド機運が高まる。昨日の日経平均は25日線からの理想的なリバウンドを見せるなか、節目の33000円回復以降も強い値動きが継続した。四半期末に伴うリバランス売りについては、昨日の強い上昇のなか、一巡したといった見方がされていた。ボリンジャーバンドの+1σは33315円辺りに位置しており、これを捉えてくるようだと、ショートカバーの動きを強めてくる可能性はありそうだ。 7月上旬にはパッシブ型ETFの決算を控えているため、分配金支払いのための売り需要が警戒されている。積極的な上値追いの動きは期待しづらいものの、予想されている売り需要に向かう形での押し目買いは意識されやすく、33000円辺りでの底堅さがみられるようだと、ショートカバーを伴っての上昇が期待されそうだ。物色の流れとしては米ハイテク株の底堅い値動きを背景に、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が指数をけん引しそうである。先高期待が高まるなか、個人主体による中小型株への物色も活発になりそうだ。 ■Jフロント、1Q営業利益 34.5%増 101億円 Jフロント<3086>が発表した2024年2月期第1四半期業績は、売上収益が前年同期比14.1%増の934.56億円、営業利益は同34.5%増の101.69億円だった。百貨店事業の業績は、堅調な富裕層マーケットを背景に、前期に実施したラグジュアリーブランド等の戦略投資の効果も加わり回復基調が続いたほか、大型連休などでの国内旅行者の増加、訪日外国人観光客による売上も伸長した。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(33193.99、+655.66) ・ナスダック総合指数は上昇(13591.75、+36.08) ・1ドル=144.30-40円 ・シカゴ日経先物は上昇(33240、大阪比+100) ・VIX指数は低下(13.43、-0.31) ・米原油先物は上昇(69.56、+1.86) ・米長期金利は低下 ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・トヨタ自<7203>グループのアドマテックス、半導体材料5割増へ、5年で200億円投資 ・出光興産<5019>有機廃棄物原料の堆肥製造を検討、カナダ社と協業 ・京セラ<6971>九電工と新会社、オンサイトPPA来月開始 ・豊田通商<8015>サウジで再生エネ参入、25年商業運転 ・大同メタル<7245>純水製造コスト3割減、水処理装置開発 ・デンソー<6902>SOEC実証を来月開始、試作ラインにグリーン水素活用 ・ユアサ商事<8074>タイヤ式フォーク参入、スペイン社の日本総代理店に ・椿本チエイン<6371>高速自動仕分けシステム開発、省エネ・低騒音実現 ・NEC<6701>国産8量子ビット量子アニーリングマシンを外部利用、東北大と ・JFE<5411>JFE商事が系統用蓄電参入、コイルセンターに設備 ・日本板硝子<5202>ロシア事業完全撤退、子会社売却 ・東レ<3402>高遮熱・透明フィルム開発、次世代モビリティー向け ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・5月小売売上高(前月比予想:+0.1%、4月:0.0%) 《ST》
関連銘柄 13件
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11/22 15:30
+12.5(0.73%)
時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
3402 東証プライム
935
11/22 15:30
+13.1(1.42%)
時価総額 1,525,435百万円
総合素材メーカー。1926年創業。繊維事業や機能化成品事業、炭素繊維複合材料事業、水処理事業、医薬事業等を展開。炭素繊維で世界トップシェア。繊維は産業用途が回復傾向。26.3期売上高2兆8000億円目標。 記:2024/06/18
5019 東証プライム
1,030.5
11/22 15:30
+20(1.98%)
時価総額 1,435,118百万円
石油元売り大手。1911年に北九州・門司で創業。2019年に昭和シェル石油と経営統合。SS「apollostation」を展開。基礎化学品、高機能材等も。新規収益創出で事業ポートフォリオの転換図る。 記:2024/08/10
5202 東証プライム
344
11/22 15:30
+5(1.47%)
時価総額 31,487百万円
大手ガラスメーカー。1918年創業。住友グループ。2006年に英国ピルキントン社を買収。建築用ガラス、自動車用ガラスが柱。取引先の生産回復で自動車用ガラス事業は売上順調。27.3期営業利益640億円目標。 記:2024/06/15
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(0.43%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6371 東証プライム
1,905
11/22 15:30
+5(0.26%)
時価総額 211,920百万円
産業用チェーン、タイミングチェーンシステムで世界トップシェア。1917年創業。減速機、搬送・仕分け・保管システム等も。自動車メーカー等が主要取引先。価格競争力向上により、ニッチトップ商品の販売拡大図る。 記:2024/10/07
6701 東証プライム
12,265
11/22 15:30
-5(-0.04%)
時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(-0.83%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6971 東証プライム
1,468
11/22 15:30
-1(-0.07%)
時価総額 2,217,376百万円
大手電子部品メーカー。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。京都府京都市に本社。事業の選択と集中を推進。中計では26.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7245 東証プライム
483
11/22 15:30
+3(0.63%)
時価総額 22,952百万円
すべり軸受メーカー。自動車用エンジン軸受で世界トップシェア。船舶など非自動車用軸受、アルミダイカスト製品、精密金属加工部品等も。自動車用エンジン軸受は順調。非自動車用軸受は大型船舶で中国向け新規開拓継続。 記:2024/06/25
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8074 東証プライム
4,570
11/22 15:30
+60(1.33%)
時価総額 100,997百万円
住設・管材・空調部門が主力の商社。工業機械、産業機器、建築・エクステリア、建設機械なども扱う。1666年創業。主要販売先は約2万社、主要仕入先は6000社。ロボット、自動化設備の拡販など成長戦略を推進。 記:2024/10/08