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個人投資家・大野芳政:アナリストレポートの株価レーティングって儲かるの?【FISCOソーシャルレポーター】

2023/6/7 17:00 FISCO
*17:00JST 個人投資家・大野芳政:アナリストレポートの株価レーティングって儲かるの?【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「大野芳政」氏(ブログ:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2023年6月2日18時に執筆 証券アナリストの大野芳政と申します。 私は過去に投資顧問でアナリストをしていましたが、今は一般企業に勤めるごく普通のサラリーマンです。一般の会社員なら、本業をしながら副業として株式投資でお小遣いを稼ぐことを夢見る方も多いのではないでしょうか。しかし、サラリーマン投資家は日中、相場を見ることができないという大きなハンデがあります。でも、発想を転換すると、それが武器にもなるのです。相場を見ることができないということは、値動きに一喜一憂しなくて済むということです。トレーダーが失敗する理由は、値動きに感情が支配されてしまうことです。なので、銘柄選びをしっかりすれば、あとは機械的に売買することで自然と資産は増えていくのです。 銘柄選びの秘訣はずばり需給を読むことです。特に機関投資家の動向を読むことが肝要です。彼らはアナリストレポートの株価レーティングをもとに投資銘柄を選定します。つまり、株価レーティングを分析すれば、必然的に儲かる銘柄が発掘できるのです。 私は投資顧問で勤務していた頃から、玉石混交のアナリストレポートから「玉」を見分けることが得意でした。その経験を活かして、少しでもサラリーマン投資家の皆様のお力になれるような情報を発信していきます。 -------------------------------------------------------------------------------- おはよしまさ(/ω\) ここのところ日が長くなりましたね。今年は6月21日に一年で最も昼が長い夏至を迎えますが、今でも4時半過ぎくらいには明るくなっていますね。私はどちらかというと朝型人間なのですが、この時期は日の出を意識していつもより早起きするようにしています。朝早く起きて、勉強したり、副業したり、運動したりすると、一日が気持ちよく過ごすことができます。気分がいい状態で仕事をすれば、仕事も投資もなんだかパフォーマンスが上がる気がします。 ところで、決算発表が一巡し、遅行してアナリストレポートも増えています。皆さんはアナリストレポートのレーティングの勝率ってどのくらいかご存じですか? アナリストレポートの目標株価は概ね6ヵ月後を前提としていることが多いのですが、レポートをリリースして6ヵ月後の実際の株価と、目標株価を比較してみると、実は目標株価を上回っているのって10%ほどなんです。これだけ見ると、アナリストレポートのレーティングって勝率が低いと思ってしまいますよね。 しかし、リリース日の寄り付きの株価と6ヵ月後の終値を比較すると、勝率は46%とほぼ半々まで上がるんですね。スイングトレード向けに、リリース日の寄り付きの株価と2週間後の終値を比較しても50%程度です。 ただし、約50%の確率でも、実際には値上がり幅・値下がり幅にばらつきがあります。いくら勝率が良くても、値下がり幅が大きい銘柄を選別してしまうとトータルの利益はマイナスになってしまいます。 格上げや新規などレーティングの変更だけを見て売買される方は多いと思いますが、正直言うと、これでは儲からないです。 では、レーティングは儲からないのか? そうではないんです。 玉石混交のレーティングの中から「玉」を選別することができれば、レーティングだけでも十分利益を上げることができるのです。私はレポートリリースから1~2週間で値上がり率が5%以上になる銘柄を「玉」と定義しています。レーティングの中の「玉」の割合は、個人的には5~8%程度だと感じています。 この数少ない「玉」の見分け方を私のnoteで発信しているのでぜひ一度見にきてください。 今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。 〇いちよし証券 ヒビノ<2469> B→A 目標株価1,400円→2,000円 メイテック<9744> B→A 目標株価3,000円→3,000円 バルテス<4442> B→A 目標株価4,000円→4,200円 〇野村証券 東洋炭素<5310> 新規Buy 目標株価5,900円 DMG森精機<6141> Neutral(中立)→Buy(買い) 目標株価2,020円→3,300円 ANA<9202> Neutral(中立)→Buy(買い) 目標株価2,700円→3,900円 ビジョナル<4194> 新規Buy 目標株価9,000円 〇東海東京調査センター 三浦工業<6005> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価2,970円→4,630円 日本電子<6951> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価4,400円→6,600円 東製鉄<5423> Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気) 目標株価1,660円→1,670円 〇三菱UFJMS証券 エレコム<6750> Hold(中立)→Buy(買い) 目標株価1,400円→2,000円 〇SMBC日興証券 ウエストHD<1407> 新規1 目標株価4,200円 〇岩井コスモ証券 カバー<5253> 新規A 目標株価2,500円 そんな中、今後中長期的に面白そうだと、私が気になった銘柄はアドバンテスト<6857>です。岩井コスモ証券が5月26日付で投資判断「A」を据え置き、目標株価を15,700円→21,900円に引き上げたことが伝わっています。 レポートでは、エヌビディアのデータセンタ事業の急成長をきっかけにチャットGPT関連銘柄の筆頭である当社への成長期待が一段と高まるとしています。短期的に株価は急騰しており、短期的で追いかけるのは怖いところではありますが、チャットGPTは息の長いテーマになる可能性が高く、セカンダリーでも狙えるとみています。過熱感から株価が調整することがあれば、押し目買いのチャンスになるとみています。 ---- 執筆者名:大野芳政 ブログ名:『サラリーマン投資家が株式投資でムリなく月10万円を稼ぐ方法』 《TY》
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再生可能エネルギー会社。自家消費型産業用太陽光発電所請負と非FIT太陽光発電所開発に経営資源を集中。再生可能エネルギー事業は黒字転換。産業用太陽光発電所請負事業は受注好調。24.8期1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/27
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音響・映像サービス会社。コンサートや展示会の映像・音響機器サービスを中心に、音響機器販売や建築音響の設計などを展開。最新鋭の大型映像システム導入に特徴。コンサート・イベント市場の回復で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
4194 東証プライム
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時価総額 277,567百万円
クラウド型の会員制転職サイト「ビズリーチ」や採用管理サイト「ハーモス」を運営。M&Aマッチング等も。ビズリーチのスカウト可能会員数は227万人超。HRMOS事業は売上伸長。24.7期1Qは2桁増収増益。 記:2024/01/28
450
5/2 15:00
-1(-0.22%)
時価総額 9,652百万円
ソフトウェアテスト専業。脆弱性診断やモバイルアプリ開発も。ソフトウェアテストサービス事業は売上堅調。金融機関向け中心のエンタープライズ系領域、新規大型再構築案件などが売上貢献。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/02/14
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時価総額 100,549百万円
Vチューバープロダクション。知名度やファンコミュニティに強み。24.3期上期はグッズ販売やライセンスビジネスが拡大。販管費増を楽々こなす。通期計画を上方修正。昨年4月開設の米国拠点は来年前半に営業開始へ。 記:2024/03/11
5310 東証プライム
7,780
5/2 15:00
-40(-0.51%)
時価総額 163,326百万円
カーボンメーカー国内最大手。業界に先掛けて等方黒鉛を開発。原子力や放電加工、半導体分野等に黒鉛製品を提供。日本は機械用カーボン分野等が堅調。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/03/04
5423 東証プライム
1,624
5/2 15:00
-34(-2.05%)
時価総額 251,824百万円
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6005 東証プライム
2,434.5
5/2 15:00
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時価総額 305,021百万円
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6141 東証プライム
4,615
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日系4大工作機械メーカーの一角。NC旋盤・マシニングセンタでトップ級で、高生産性旋盤に定評。グローバル展開積極化。工作機械受注に占める自動化案件比率は37%。コスト構造改善効果で、23.12期は増収増益。 記:2024/02/22
6750 東証プライム
1,527
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6951 東証プライム
6,524
5/2 15:00
+33(0.51%)
時価総額 336,201百万円
世界的な理化学機器メーカー。電子顕微鏡で世界シェアトップ。分析機器や医用機器、産業用機器等も。半導体や電池関連の需要増などで電子顕微鏡中心に受注伸びる。24.3期3Q累計は理科学・計測機器事業が増収。 記:2024/04/16
9202 東証プライム
2,996.5
5/2 15:00
-4.5(-0.15%)
時価総額 1,451,187百万円
大手航空会社。国内線と国際線トップの全日空が中核。国内線や国際線、貨物運送を展開する。傘下にLCCのピーチやエアージャパン。今期3Q累計は国際線、国内線が好調だった。営業益は過去最高を大幅に更新した。 記:2024/03/03
2,929.5
5/2 15:00
-18(-0.61%)
時価総額 246,957百万円
製造業に正社員技術者を派遣。技術者紹介も。配当性向は5割以上目安。エンジニア社員数は1万2407名。新入社員の配属促進等で稼働率は順調。稼働時間は足踏みだが、稼働人員数は増加。24.3期3Qは2桁増益。 記:2024/02/23