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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は中小型株に~

2022/12/19 8:33 FISCO
*08:33JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の資金は中小型株に~ 19日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個人主体の資金は中小型株に ■西松屋チェ、3Q営業利益 4.2%減 102億円 ■前場の注目材料:住友商事、トルクメニスタンにバス・タクシー2000台、契約金額1億1500万ドル ■個人主体の資金は中小型株に 19日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが281ドル安だった。12月の製造業・サービス業PMI速報値が想定外に11月から悪化したため景気後退を懸念した売りが先行した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)高官がインタビューや講演で、FRBの政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を再確認したため長期金利やドルが上昇したことも更なる売り圧力となった。そのほか、4兆ドル規模と言われる大口オプションの満期日に当たり、需給面での影響も見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の27280円。円相場は1ドル136円20銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。日経平均は先週末にマドを空けての下落から、支持線として意識されていた75日線水準まで売られていた。75日線を明確に下回ってくるとみられ、12月8日の直近安値27415円も割り込んでくる可能性があるため、仕掛け的なショートの動きも意識されそうである。日経225先物はナイトセッションで日中比190円安の27280円であり、一時27120円まで下げる場面も見られたことから、節目の27000円を試してくる可能性はありそうだ。 そのため、センチメントの悪化が警戒されやすく、押し目を狙った買いの動きを慎重にさせそうである。一方で、テクニカル面ではボリンジャーバンドの-3σが27358円辺りに位置しており、これを一気に下回ってくることから、売られ過ぎのシグナルが意識されてくるだろう。52週線は27360円辺りに位置していることもあり、同水準での底堅さが見られる局面においては、短期的にはリバウンド狙いのトレードも入りやすい。 とはいえ、FOMCの重要イベントが通過し、クリスマス休暇入りから海外勢のフローは限られてくるとみられる。年末に向けて積極的にポジションを取りに行く動きは考えづらく、短期的な売買が中心になりそうである。先物主導の短期的な売買に振らされやすいなか、インデックスの影響を避ける流れから、個人主体の資金は中小型株に向かいそうだ。IPOは初値形成後こそ弱い動きが見られているものの、好スタートを切っていることからセカンダリーへの資金還流も中小型株物色を活発化させると考えられる。足元で強い基調を継続している銘柄などへは、一段の上昇を狙った資金が集中しやすいと考えられる。 ■西松屋チェ、3Q営業利益 4.2%減 102億円 西松屋チェ<7545>が発表した第3四半期業績は、売上高が前年同期比4.4%増の1304.27億円、営業利益は同4.2%減の102.53億円だった。商品別の売上高の動向においては、衣料部門は9月まで気温の高い日が多く、春物衣料や夏物衣料が好調に推移し、10月に気温が大きく下がったことで秋物衣料や冬物衣料が大きく売上を伸ばした。 ■前場の注目材料 ・VIX指数は低下(22.62、-0.21) ・米国景気は拡大 ・日銀は金融緩和を継続 ・コロナ後の人流再開 ・三菱ケミG<4188>価値基準の変動価格制、機能素材に導入 ・住友商事<8053>トルクメニスタンにバス・タクシー2000台、契約金額1億1500万ドル ・凸版印刷<7911>車載用の調光フィルム、電源オフで可視光遮断、24年度量産開始 ・トヨタ<7203>「ハイラックス」EV来年投入、まずタイに ・東芝<6502>株式非公開化の交渉継続、オープンレター公開 ・イビデン<4062>中国のプリント配線板工場売却、ICパッケージに集中 ・三菱商事<8058>オランダで洋上風力の事業権取得、発電容量76万kW ・丸紅<8002>チリ銅鉱山で「カッパー・マーク」認証取得 ・日産自<7201>水資源管理で最高評価、英CDPから4年連続 ・ACSL<6232>ドローン乗っ取り防ぐ、機体・操作機器接続サービスを来月開始 ・サイバーダイン<7779>「HAL腰タイプ介護支援」がAMED事業に採択 ・IHI<7013>マレーシアでグリーンアンモニア製販、26年事業化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
4062 東証プライム
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ICパッケージ基板で世界トップシェア。1912年に揖斐川電力として創業。岐阜県大垣市に本社。自動車排気系部品等のセラミック事業も。特殊炭素製品は受注順調。事業競争力の強化、新規製品の事業化などに注力。 記:2024/11/26
4188 東証プライム
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時価総額 1,189,968百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。スペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復。事業再編費用等こなす。 記:2024/11/14
6232 東証グロース
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時価総額 12,778百万円
産業用ドローンの自社開発、ドローン活用の無人化システムの受注開発・生産・販売等を行う。独自開発の自律制御技術に強み。日本郵便と物流専用新型ドローンを共同開発。取引先は230社超。小型空撮、物流が注力領域。 記:2024/10/09
6502 東証プライム
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時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
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時価総額 1,293,898百万円
総合重工メーカー大手。1853年に石川島造船所として創業。産業システム・汎用機械、資源・エネルギー・環境、航空・宇宙・防衛等の分野で事業展開。航空エンジン・ロケット分野、クリーンエネルギー分野に注力。 記:2024/09/02
7201 東証プライム
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時価総額 1,806,888百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
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時価総額 46,050,285百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7545 東証プライム
2,230
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時価総額 155,183百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
7779 東証グロース
174
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時価総額 37,435百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02
7911 東証プライム
4,429
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時価総額 1,411,549百万円
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8002 東証プライム
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+13(0.4%)
時価総額 3,955,449百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。27.3期当期利益6500億円目標。事業ポートフォリオの変革進める。 記:2024/11/10
8058 東証プライム
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時価総額 10,246,952百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。地球環境エネルギーは収益順調。原料炭事業の操業安定化図る。 記:2024/12/20