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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体による材料株での短期値幅取り狙いの動きが中心に~

2021/11/24 8:57 FISCO
*08:57JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人主体による材料株での短期値幅取り狙いの動きが中心に~ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:個人主体による材料株での短期値幅取り狙いの動きが中心に ■ 西川計測、22/6下方修正 純利益 9.1億円←12.0億円 ■前場の注目材料:伊藤忠<8001>イーインクと協業、電子ペーパー事業拡大 ■個人主体による材料株での短期値幅取り狙いの動きが中心に 24日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが194ドル高だった。11月サービス業PMI速報値が予想外に低下し下落に転じる場面が見られたが、前日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が続投する見通しとなったことから米長期金利が上昇しており、ゴールドマン・サックスなど金融株が買われNYダウをけん引する格好。半面、金利の上昇を嫌いハイテク株は売られたことから、ナスダックは続落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の29745円。円相場は1ドル115円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや売り先行で始まろう。ナスダックの下落影響から指数インパクトの大きい値がさ株などが重荷となりやすいと見られる。ただし、パウエル議長続投でアク抜けも意識されやすく、売り一巡後は底堅さは意識されよう。日経平均は足元でこう着が続いているものの、29500円処や11月SQ値などは支持線として意識されやすいことから、3万円接近での戻り売り圧力は警戒される一方で、押し目買い意欲は強そうである。 欧州の新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンへの警戒はあるものの、相対的に抑え込みが見られている日本株へのリスク回避的な資金流入の可能性なども売り込みづらくさせると見ておきたい。米国は週後半に祝日を控えていることもあり、海外勢の商いは細りそうなため、短期的な売買に振らされやすいと見られるものの、売り一巡後は押し目狙いのスタンスとなろう。 物色としては、主力ハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、こう着感の強い相場展開のなか、個人主体による材料株での短期値幅取り狙いの動きが中心になりやすい。また、資金の逃げ足は速いものの、新興市場の中小型株などには資金が向かいやすく、強いトレンドを形成している銘柄での値幅取りは活発となろう。国内では追加経済対策が閣議決定したが、材料出尽くしといった動きも意識されやすいものの、改めて評価する動きもありそうだ。英国では新築住宅にEV充電設備を義務化する動きも出てきており、脱炭素に関連した物色は活発化しそうだ。 ■ 西川計測、22/6下方修正 純利益 9.1億円←12.0億円 西川計測<7500>は2022年6月期業績予想の修正を発表。純利益を12.0億円から9.1億円に下方修正した。基幹システム開発計画の方針変更に伴い、過去に計上した資産の一部であるソフトウェアおよびソフトウェア仮勘定残高について、特別損失としてソフトウェアの除却損を計上する見込みとなった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29774.11、+28.24) ・NYダウは上昇(35813.80、+194.55) ・1ドル115.10-20円 ・米原油先物は上昇(78.50.+1.75) ・米国景気の拡大 ・日銀は金融緩和を長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・アイダ<6118>高速プレス増産、部品・組み立て工程集約 ・伊藤忠<8001>イーインクと協業、電子ペーパー事業拡大 ・伊藤忠<8001>上海威銘食品と資本提携、中国コーヒー市場の商機拡大 ・丸紅<8002>CNF資材投入、中越パルプと協業、鶏舎環境を改善 ・住友商事<8053>NZ森林を追加取得、100億円で1.5万ヘクタール ・住友林業<1911>損保ジャパンなどとドローン使い山岳物資輸送、林業管理あり方探る ・三菱電機<6503>英に21億円投資、低CO2空調開発で覚書 ・栗田工業<6370>栗田工業など、水処理装置運転の脱炭素化を実証 ・ダイセル<4202>POM増産前倒し、24年に中国新工場立ち上げ ・日本製鉄<5401>鋼材加工2子会社を合併、西日本の供給網充実 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:00 NZ準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ予想) 《NH》
関連銘柄 10件
1911 東証プライム
5,348
11/21 15:30
-78(-1.44%)
時価総額 1,102,046百万円
米国の戸建分譲住宅事業などの建築・不動産事業、戸建注文住宅やリフォーム等の住宅事業が柱。1691年創業。木材建材事業、資源環境事業等も展開。戸建注文住宅事業ではZEH仕様住宅の受注拡大、施工効率化を図る。 記:2024/10/07
4202 東証プライム
1,352
11/21 15:30
+28.5(2.15%)
時価総額 374,427百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
5401 東証プライム
3,113
11/21 15:30
-2(-0.06%)
時価総額 2,958,349百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6118 東証プライム
796
11/21 15:30
+3(0.38%)
時価総額 53,495百万円
プレス機専業メーカー。1917年創業。電動自動車用モータコア向け高速精密プレス機で国内トップシェア。自動車メーカー等が主要取引先。EV関連など成長製品へのシフト、付加価値投入による製品の差別化図る。 記:2024/07/26
6370 東証プライム
6,031
11/21 15:30
-38(-0.63%)
時価総額 700,808百万円
水処理装置最大手。超純水製造装置や装置内で使用する薬品を手掛ける。薬品、電子産業向け装置で国内トップシェア。海外売上高比率が5割弱。電子部門は売上好調。半導体市況堅調で精密洗浄が伸びる。熱伝導率改善も拡大。 記:2024/06/28
6503 東証プライム
2,600
11/21 15:30
-21(-0.8%)
時価総額 5,494,325百万円
総合電機メーカー大手。FAシステムや自動車機器のインダストリー・モビリティ部門、ビルシステムや空調・家電のライフ部門が柱。重電システム、人工衛星等も。インフラ部門では防衛・宇宙事業等にリソース投入。 記:2024/10/07
7500 東証スタンダード
7,440
11/21 12:48
±0(0%)
時価総額 25,534百万円
制御機器や計測機器、分析機器の専門商社。1932年創業。国内外の1000社を超えるメーカーの製品を扱う。東京都水道局、東京電力などが主要取引先。配当性向40%目途。既存ビジネスへの深耕などに注力。 記:2024/07/07
8001 東証プライム
7,585
11/21 15:30
-112(-1.46%)
時価総額 12,021,391百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8002 東証プライム
2,389
11/21 15:30
-9.5(-0.4%)
時価総額 4,004,869百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8053 東証プライム
3,237
11/21 15:30
-21(-0.64%)
時価総額 3,920,327百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09