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前場に注目すべき3つのポイント~上海市場の再開を前に、カバーの動きも意識

2020/1/31 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~上海市場の再開を前に、カバーの動きも意識 31日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:上海市場の再開を前に、カバーの動きも意識 ■前場の注目材料:任天堂、20/3期上方修正、スイッチ販売台数引き上げ ■丸紅、水素社会実現でアブダビと覚書 ■上海市場の再開を前に、カバーの動きも意識 31日の日本株市場は、米株高の流れから買いが先行するだろうが、その後はテクニカルポイントでの攻防が続きそうである。30日の米国市場は、NYダウ、ナスダックともに上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大が中国経済への重しになるとの見方から、売りが先行した。世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したことから軟調推移が続いていたが、移動や貿易は制限しなかったことで、引けにかけて切り返す展開だった。この流れを受けて、シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の23195円と上昇。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。 まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、自律反発狙いの買いが先行しよう。ただし、米テスラなど決算評価の動きがみられてはいるが、半導体株の戻りの鈍さも意識されている。そのため、自律反発の域は脱せず、日経平均は75日線レベルなどテクニカルポイントでの攻防になりそうである。 昨日の決算では、アンリツ<6754>の好決算が確認されている。足元では米ザイリンクスの決算が嫌気される格好から利益確定の流れが強まったが、改めて見直しの流れに向かえるかが注目されるところ。また、米国では取引終了後にアマゾン・ドット・コムが四半期決算を発表。配送時間の短縮やプライム会員の増加を背景に、年末商戦時期の売上高が大幅に増加し、利益がアナリスト予想を上回った。時間外で上昇しており、好感した動きがみられるかも関心が集まりやすい。 新型コロナウイルスの感染者数の拡大からリスクオンには向かいづらいところであるが、テクノロジー企業への決算評価の流れがみられてくるようだと、次第にマーケットは正常化に向かう可能性が出てくる。昨日利食いが強まっていたアドバンテスト<6857>などの動向も意識されてくるだろう。 もっとも、旧正月明けの上海市場の動向を見極めたいとのムードもあり、週末要因も相俟って積極的なポジションを取りに行く流れにはなりづらい。一方で、新型肺炎関連の材料株については、バブル的な値動きをみせている。新興市場の値がさの中小型株等を損切りし、新型肺炎関連への値幅取りに資金を向かわせる動きも意識されており、全体としてはパニックとバブルが混在した相場展開といったところであろう。ただ、これまでの流れから少なからずショートも積み上がっていると考えられるため、上海市場の再開を前に、カバーの動きも意識されそうだ。 ■任天堂、20/3期上方修正、スイッチ販売台数引き上げ 任天堂<7974>は2020年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は20%増の3000億円に上振れする。従来予想は4%増の2600億円だった。今期のスイッチの販売計画を従来の1800万台から1950万台に上方修正。純利益は8%増の2100億円とし、従来予想していた7%減の1800億円から一転して増益予想となる。あわせて期末配当予想は従来の490円から620円に引き上げた。第3四半期は、売上高が3%増の1兆226億円、営業利益が19%増の2629億円だった。コンセンサス(2570億円程度)を上回る。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(28859.44、+124.99) ・ナスダック総合指数は上昇(9298.93、+23.77) ・シカゴ日経225先物は上昇(23195、大阪比+225) ・VIX指数は低下(15.49、-0.90) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・日本製鉄<5401>呉製鉄所の高炉2基休止、生産能力削減 ・丸紅<8002>水素社会実現でアブダビと覚書 ・鹿島<1812>竹中工務店、ロボ施工・IoTで連携、技術相互利用・共同開発 ・NTT<9432>他社連携事業を加速、クラウドで一元管理 ・ISID<4812>障がい者雇用促進で新会社設立 ・住友鉱<5713>五輪期間にテレワーク、本社出勤者、各日40%削減 ・シスメックス<6869>スウェーデン社に出資、尿路感染症検査キット開発段階 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 12月有効求人倍率(予想:1.57倍、11月:1.57倍) ・08:30 12月失業率(予想:2.3%、11月:2.2%) ・08:30 1月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.8%、12月:+0.8%) ・08:50 12月鉱工業生産速報(前月比予想:+0.7%、11月:-1.0%) <海外> ・10:00 中・1月製造業PMI(予想:50.0、12月:50.2) ・10:00 中・1月非製造業PMI(予想:53.0、12月:53.5) ・中国休場(旧正月、2月2日まで) 《SF》
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時価総額 1,442,702百万円
ゼネコン大手。超高層ビルに強み。海外不動産開発にも力注ぐ。24.3期3Q累計は土木・建築ともに堅調。不動産販売案件の売却も順調に進む。昨年末単体受注残は23年末比7%増の2兆803億円。配当性向3割目安。 記:2024/04/15
4812 東証プライム
5,560
9/19 15:00
+20(0.36%)
時価総額 362,412百万円
SAPソリューションの導入等を行うコミュニケーションIT部門が主力。金融、製造業向けITソリューションの提供等も。電通グループ傘下。旧社名は電通国際情報サービス。無借金経営。事業領域の拡張等に取り組む。 記:2024/08/26
5401 東証プライム
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+74(2.42%)
時価総額 2,974,505百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5713 東証プライム
3,841
9/19 15:00
+114(3.06%)
時価総額 1,117,017百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6754 東証プライム
1,077
9/19 15:00
+3.5(0.33%)
時価総額 146,328百万円
通信用計測器、測定システムの製造・販売等を行う通信計測事業が主力。1895年創業。自動重量選別機、EV・電池向け試験装置等も。配当性向は50%以上目標。中計では27.3期営業利益200億円目指す。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
6,216
9/19 15:00
+91(1.49%)
時価総額 4,762,507百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6869 東証プライム
2,820.5
9/19 15:00
+31.5(1.13%)
時価総額 1,774,870百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7974 東証プライム
7,673
9/19 15:00
+114(1.51%)
時価総額 9,964,848百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8002 東証プライム
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時価総額 3,908,073百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
150.2
9/19 15:00
+1.2(0.81%)
時価総額 13,600,657百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14