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後場に注目すべき3つのポイント~イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ

2019/12/11 12:39 FISCO
*12:39JST 後場に注目すべき3つのポイント~イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ ・ドル・円は底堅い、米国の対中制裁見送り観測で ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はエーザイ<4523> ■日経平均は続落、イベント控え持ち高調整、IPOで好発進相次ぐ 日経平均は続落。57.28円安の23352.91円(出来高概算5億4000万株)で前場の取引を終えている。 10日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、27ドル安となった。翌日に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、15日に期限を迎える対中関税発動を巡る米中協議の動向を見極めたいとの思惑が強く、もみ合う展開だった。米中協議に関しては、「米中の担当者が15日の関税発動見送りを根回ししている」との報道が見られた一方、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「制裁関税はまだテーブル上にある」などと述べたことが伝わっている。為替相場が1ドル=108.70円前後と前日に比べやや円安に振れていたことから、本日の日経平均は10円高と小高くスタートしたが、米市場と同様に積極的な買いは限定的で、その後下げに転じた。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割強となっている。 個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が4日ぶりに反落。キーエンス<6861>や三菱UFJ<8306>などのメガバンク株も軟調で、ソニー<6758>やソフトバンクG<9984>は小安い。一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたピジョン<7956>、11月度の業績がやや物足りないと受け止められたMRO<3064>、決算発表で材料出尽くし感が広がったシーイーシー<9692>などは売りがかさんだ。また、業績下方修正を発表したベステラ<1433>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エアウォーター<4088>は商いを伴い3日続伸。本日は公募株の受渡期日となっている。東エレク<8035>など半導体関連株も堅調で、SUMCO<3436>は3%超上昇した。トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>は小幅高。また、今期大幅増益見通しのグッドコムA<3475>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、銀行業、証券などが下落率上位。半面、水産・農林業、電気・ガス業、鉄鋼など5業種が上昇した。 前場の日経平均は朝高後にマイナスへ転じ、小安い水準でもみ合う展開となった。ここまでの東証1部売買代金は前日並みの8700億円ほどで、1日を通じても2兆円を下回るとみられる。前日の当欄でも指摘したとおり、FOMCの結果発表や米国の対中関税発動期限、さらに12日の英総選挙や欧州中央銀行(ECB)理事会といった重要イベントが目前に迫り、市場は様子見ムードを強めている。個別株やセクターごとの動向を見ても、持ち高調整を目的とした売買にとどまっていると考えられる。円相場は朝方から下げ一服となっており、アジア株は総じて小動き。前引け時点での東証株価指数(TOPIX)下落率は0.41%となっており、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施されるか判断しづらいところ。後場の日経平均は前日同様、こう着感を強めるとみておきたい。 新興市場では日経ジャスダック平均が小幅高、マザーズ指数が反落とまちまち。ただ、好業績株を中心に買いを集めているようだ。また、IPO(新規株式公開)銘柄では上場2日目のALiNK<7077>が公開価格の約2.4倍となる初値を付けたうえ、本日上場のマクアケ<4479>も資金調達規模がやや大きかったにもかかわらず、公開価格を7割以上上回る初値を付けた。IPO銘柄の組み入れは上場翌月末のため、マザーズ指数はやや上値が重いものの、個人投資家の中小型株物色はなお活発と言えるだろう。 ■ドル・円は底堅い、米国の対中制裁見送り観測で 11日午前の東京市場でドル・円は底堅い。米トランプ政権の対中制裁見送りの観測で円売り基調となり、ドルを小幅に押し上げた。 ドル・円は、日経平均株価の弱含みで円買いが先行したが、米トランプ政権が15日発動予定の対中制裁を回避するとの観測が広がり、リスク選好の円売り基調に振れた。それにより、主要通貨は対円で底堅く推移した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、日本株安継続への警戒感は続く、また、米株式先物のマイナス圏推移や米10年債利回りの上げ渋りで、ドル買いは仕掛けづらい。一方で、米中摩擦解消への期待感も続きそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円67銭から108円85銭、ユーロ・円は120円52銭から120円76銭、ユーロ・ドルは1.1089ドルから1.1096ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・SYSホールディングス<3988>、太洋基礎工業<1758>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位はエーザイ<4523> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ナバロ米大統領補佐官 「15日発動予定の対中制裁を延期させるかどうかは大統領の判断」 【経済指標】 ・日・11月企業物価指数:前年比+0.1%(予想:0.0%、10月:-0.4%) ・日・10-12月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断:-6.2(7-9月期:1.1) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 21件
1433 東証プライム
938
5/2 15:00
-7(-0.74%)
時価総額 8,433百万円
プラント解体工事会社。工場やタンクなどのプラント解体工事を手掛け、特許工法を多数保有。人材サービスや3Dスキャン・モデリング・設計事業も展開。大型進行基準工事の高進捗で、3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/01/26
1758 東証スタンダード
2,061
5/2 15:00
-4(-0.19%)
時価総額 5,068百万円
地下特殊工事を得意とする建設会社。積水ハウス向けが中心の住宅地盤改良工事、再生可能エネルギー等事業も手掛ける。住宅関連工事事業は堅調。環境関連工事事業の完成工事高は2桁増。24.1期3Q累計は増収。 記:2024/02/02
3064 東証プライム
1,832.5
5/2 15:00
±0(0%)
時価総額 918,717百万円
間接資材のインターネット通販最大手。工場・工事用、自動車整備用等の間接資材を販売。取扱商品は約2200万点。登録会員数は910万6521口座。購買管理システム事業は高成長。23.12期通期は2桁増収増益。 記:2024/04/15
3436 東証プライム
2,386.5
5/2 15:00
+14.5(0.61%)
時価総額 835,693百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
3475 東証プライム
793
5/2 15:00
-8(-1%)
時価総額 24,166百万円
東京23区を中心に投資用新築マンションを開発・販売。神奈川、埼玉、千葉に事業地域を拡大中。24.10期1Qは投資用マンションの販売が順調。賃料収入も増えて増収・大幅営業増益に。通期最高業績・増配を見込む。 記:2024/04/16
3988 東証スタンダード
1,208
5/2 15:00
+3(0.25%)
時価総額 6,278百万円
ITシステム開発とITソリューションが中核の総合情報サービス会社。自動車など製造業向けソフトや、金融、流通向けシステム開発に強み。CIシステム子会社化でシナジー効果を追求。受注堅調で1Qは大幅増収増益。 記:2024/01/28
4088 東証プライム
2,371
5/2 15:00
+17.5(0.74%)
時価総額 544,749百万円
産業ガス大手。化学品、医療、LPガス、飲料、食品、物流などに多角化。高純度薬品や特殊ケミカル供給機器などは販売拡大。アグリ&フーズ部門は価格改定やM&A効果などで堅調。24.3期3Q累計は2桁増益。 記:2024/03/31
4479 東証グロース
645
5/2 15:00
-6(-0.92%)
時価総額 8,107百万円
応援購入型クラウドファンディングサイトを運営。ユーザーデータを用いた大企業向け新商品開発コンサルティングも展開。応援購入総額は増加。プロジェクト単価は引き続き上昇。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/02/10
4523 東証プライム
6,545
5/2 15:00
-4(-0.06%)
時価総額 1,941,031百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(-0.31%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
69,360
5/2 15:00
+140(0.2%)
時価総額 16,868,907百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(0.39%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
1,033
5/2 14:55
+1(0.1%)
時価総額 2,208百万円
天気予報専門メディア。日本気象協会と共同で「tenki.jp」を運営。天気予報や地震・津波などの防災情報、季節情報などを展開。広告収入が主要収益源。夏季の記録的不雨日数でPV数停滞し、3Q累計は足踏み。 記:2024/02/23
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(-0.67%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7956 東証プライム
1,445.5
5/2 15:00
-14.5(-0.99%)
時価総額 175,849百万円
育児用品大手。哺乳瓶とニップルの国内シェアは約8割。中国では産婦人科病院で当局からのサポートを受け「母乳育児相談室」を運営。インドネシアやインドなどアジアを開拓。日本と中国の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(-0.81%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(0.2%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,554
5/2 15:00
-9.5(-0.61%)
時価総額 20,640,220百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9692 東証プライム
1,810
5/2 15:00
-4(-0.22%)
時価総額 68,056百万円
独立系システムインテグレータ。会計システムや工場のロボット制御、ネットショップの基盤・システム開発等を展開。サービスインテグレーション事業は収益好調。24.1期3Qは大幅営業増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/01/28
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(-0.9%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(0.05%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10