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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は狭いレンジでのこう着に

2019/9/3 8:49 FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は狭いレンジでのこう着に 3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は狭いレンジでのこう着に ■前場の注目材料:伊藤園、1Q営業利益2.3%増、コンセンサスの範囲内 ■三菱ケミHD、Jパワーなど、カーボンリサイクルファンド設立 ■日経平均は狭いレンジでのこう着に 3日の日本株市場は、引き続き薄商いの中、こう着感の強い相場展開になりそうだ。2日の米国市場はレイバーデー(Labor Day)の祝日で休場だったため、本日も海外勢のフローは限られることになろう。また、米中問題については、中国政府が国際的な貿易ルールに違反するとして世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表。去年からの関税の上乗せ措置に対し、これまでもWTOに提訴しており、波乱材料とはならないものの、様子見姿勢は強まることになりそうだ。 また、レイバーデー明け後の米国では、サマーシーズン明けということもあり、市場参加者がかえってくるとみられている。出来高が膨れてくる可能性もあるため、本日のところは米国市場の動向を見極めたいところでもある。また、米国では製造業PMI(改定値)、ISM製造業景況指数、建設支出の発表が予定されている。その後も週後半にかけて多くの経済指標の発表が増えていることもあり、これを受けた米国市場の動向に振らされやすい状況であろう。 昨日の日経平均は5日線と25日線に挟まれてのこう着となり、日中値幅は前場が50円程度、後場は30円程度と狭いレンジ取引となり、売買代金は1.3兆円と今年最低を記録している。本日も出来高増加は期待しづらいところであり、昨日同様、日経平均は5日線と25日線に挟まれての推移が続きそうである。米中協議の報道などはいつ出てきてもおかしくない状況であり、積極的な売買は手控えられ、リバランスを中心とした売買になろう。中小型株についても、材料が出た銘柄等へ短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいとみられる。 昨日は中小型株の一角に資金がシフトする局面もみられたが、資金の逃げ足も速い。マザーズ指数のけん引役となったサンバイオ<4592>は前引けにかけて上げ幅を拡大させていたが、後場はもち合いとなり、大引けにかけては上げ幅を縮めている。いったん上値の伸びが鈍るようだと、一気に利食いに向かいやすい需給状況のようである。 ■伊藤園、1Q営業利益2.3%増、コンセンサスの範囲内 伊藤園<2593>は第1四半期決算を発表、売上高は前年同期比6.6%減の1303.67億円、営業利益が同2.3%増の62.07億円だった。コンセンサス(62億円程度)の範囲内。天候不順で緑茶や麦茶などの販売は振るわなかったが、特売日を減らすなど店頭価格の正常化への取り組みなどが奏功したようである。 ■前場の注目材料 ・株安局面での自社株買い ・米追加利下げ期待 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・NTT<9432>工事・保守にAI活用、地下設備の情報解析 ・三菱ケミHD<4188>Jパワーなど、カーボンリサイクルファンド設立 ・JDI<6740>追加借り入れ200億円、INCJから ・トヨタ<7203>英工場一時停止、「合意なき離脱」に備え ・コマツ<6301>林業機械で攻勢、アジア開拓、スマート化支援 ・パナソニック<6752>電設資材の売上高倍増へ、30年度に4000億円 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 8月マネタリーベース(7月:前年比+3.7%) ・12:35 10年国債の入札結果発表 <海外> ・10:30 豪・7月小売売上高(前月比予想:+0.2%、6月:+0.4%) ・10:30 豪・4-6月期経常収支(予想:+15億豪ドル、1-3月期:-29億豪ドル) 《SF》
関連銘柄 8件
2593 東証プライム
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清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
4188 東証プライム
784.9
11/29 15:30
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時価総額 1,182,285百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
4592 東証グロース
968
11/29 15:30
+1(0.1%)
時価総額 66,433百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
6301 東証プライム
4,026
11/29 15:30
-51(-1.25%)
時価総額 3,920,563百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6740 東証プライム
20
11/29 15:30
+1(5.26%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
1,465.5
11/29 15:30
-38(-2.53%)
時価総額 3,596,991百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,551.5
11/29 15:30
-55.5(-2.13%)
時価総額 40,300,909百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9432 東証プライム
153.4
11/29 15:30
-1.1(-0.71%)
時価総額 13,890,418百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10