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今日の為替市場ポイント:米中対立の長期化を警戒してドル買い抑制も

2019/9/3 8:42 FISCO
*08:42JST 今日の為替市場ポイント:米中対立の長期化を警戒してドル買い抑制も 2日のドル・円相場は、東京市場では105円93銭から106円24銭まで反発。欧米市場でドルは106円40銭まで買われた後に106円06銭まで反落したが、106円24銭で取引を終えた。 本日3日のドル・円は主に106円台前半で推移か。米中対立の長期化に対する警戒感は低下していないことから、リスク選好的なドル買いは引き続き抑制される見込み。 米ブルームバーグ・ニュースによると、米中両国の通商交渉当局者は9月中に行う予定の協議日程を未だに設定していないもようだ。匿名条件で述べた関係者によると、中国側の訪米日程は2日時点でまだ決まっていない。市場関係者の間からは「輸入関税発動の延期要求をトランプ政権が受け入れなかったことが協議継続に何らかの影響を及ぼす可能性は高い」との声が聞かれている。 市場関係者の多くは米中協議が9月中に行われると予想しているが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が開かれる9月17−18日までに協議が行われなかった場合、FOMCでの議論にも影響が及ぶ可能性がある。現時点で米中協議の見通しは不透明であり、リスク選好的な取引がすみやかに拡大するとの見方は少ないようだ。 《CS》