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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は昨年12月安値を意識、冷静に押し目を狙うタイミング待ち

2019/8/6 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均は昨年12月安値を意識、冷静に押し目を狙うタイミング待ち 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均は昨年12月安値を意識、冷静に押し目を狙うタイミング待ち ■前場の注目材料:スズキ、1Q営業利益46.2%減、コンセンサスの範囲内 ■キヤノン、京大と自家移植用iPS細胞の共同研究へ ■日経平均は昨年12月安値を意識、冷静に押し目を狙うタイミング待ち 6日の日本株市場は波乱の展開が見込まれる。5日の米国市場では、中国が国有企業に米農産物輸入停止を要請したと伝わったほか、人民元が対ドルで一時11年ぶりの水準にまで下落。トランプ大統領は為替操作と非難しており、米中対立による投資家心理の悪化を受けてNYダウは767ドル安、ナスダックは278Pt安と大幅に下落した。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比350円安の20240円。円相場は1ドル105円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンからのスタートとなり、一気に6月安値水準を割り込んでくる可能性がある。前日段階でグローベックスの米株先物は250ドル安程度は織り込んでいたが、これを大きく上回る下落だったこともあり、よりインパクトが出やすいだろう。指値状況の薄い中を先物主導のインデックス売りが集中する流れとなり、日経平均の2万円割れが意識されそうだ。 2万円を割り込んでくることで一旦は下げ渋る展開が見込まれるが、外部環境の不透明要因から明確なボトム形成は期待しづらく、昨年12月安値とのダブルボトム形成が意識されてくる可能性はある。短期筋の仕掛け的な売りにより、大引けにかけてはショートカバーも意識されてくると考えられるが、押し目を拾う動きも限られよう。 なお、イレギュラー的に下げてくる銘柄も多くなるため、ここからは、連鎖安から大きく下落している割安感のある好業績銘柄などへは、冷静に押し目を狙うタイミング待ちとなろう。出来高が膨れて下落してくる局面においては、セリングクライマックスも意識されてくることも考えられよう。もっとも、米中対立が悪化しているため、その底打ちについてはしばらく見極める必要があるため、打診的な買いが中心になりそうだ。 その他、外部環境に振らされ難い中小型の好業績銘柄などへは、個人主体の短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。昨日も不安定な需給状況の中ではあるが、ザラ場に決算を発表したSUBARU<7270>、大成建<1801>が物色されるなど、日経平均の大幅下落の中でも、市場は冷静に対応しているようにみえる。今週は1500社程度の決算が予定されているが、日替わり的な物色にならざるを得ないとはいえ、冷静に決算評価の物色に向かわせよう。 ■スズキ、1Q営業利益46.2%減、コンセンサスの範囲内 スズキ<7269>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比6.1%減の9075.34億円、営業利益が同46.2%減の626.56億円だった。コンセンサス(625億円程度)の範囲内となる。インドが20%減と、4-5月のインド国会議員選挙前の買い控えが響いている。一方、二輪車の世界販売は7%増だった。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・株安局面での自社株買い ・米追加利下げ期待 ・欧州中央銀行(ECB)が追加緩和検討 ・日銀のETF購入 ・太平洋セメ<5233>石炭使用50%に削減、焼成工程で ・JUKI<6440>ミシン生産を中国からベトナムに移管、米国制裁関税で決断 ・ソフトバンク<9434>開始10カ月、「ペイペイ」決済1億回 ・キヤノン<7751>京大と自家移植用iPS細胞の共同研究へ ・豊通商<8015>タイで車リサイクル、月内にも実証 ・住友化<4005>トルコ樹脂混錬社を買収、PP生産能力拡大 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 6月家計支出(前年比予想:+1.1%、5月:+4.0%) ・08:30 6月毎月勤労統計・現金給与総額(前年比予想:-0.6%、5月:-0.5%) <海外> ・10:30 豪・6月貿易収支(予想:+60.00億豪ドル、5月:+57.45億豪ドル) 《SF》
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1801 東証プライム
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-104(-1.51%)
時価総額 1,240,217百万円
1873年創業の大手ゼネコン。建築事業の売上比率が高い。新国立競技場などで施工実績。クアラルンプール国際空港など海外でも実績多数。リニューアル、エンジニアリング事業関連プロジェクトなどに経営資源を配分。 記:2024/08/09
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時価総額 619,137百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
5233 東証プライム
3,698
11/22 15:30
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時価総額 437,074百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等も手掛ける。27.3期売上高1兆円計画。価格政策の見直しなどにより、国内事業の再生図る。 記:2024/10/20
6440 東証プライム
406
11/22 15:30
+3(0.74%)
時価総額 12,129百万円
工業用ミシン、家庭用ミシンなどの縫製機器&システム事業が主力。工業用ミシンで世界トップシェア。チップマウンタなどの産業装置等も手掛ける。産業装置では営業体制の強化により、高速機需要の取り込みを図る。 記:2024/07/02
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(-2.27%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7270 東証プライム
2,450.5
11/22 15:30
+8.5(0.35%)
時価総額 1,847,437百万円
1917年創業の中堅自動車メーカー。北米の販売台数比率が高い。トヨタと資本業務提携。アイサイトなどに特徴。航空機の中央翼などの製造を行う航空宇宙事業も手掛ける。28年、米国でBEV販売40万台目標。 記:2024/10/10
7751 東証プライム
5,054
11/22 15:30
+61(1.22%)
時価総額 6,740,838百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(-0.75%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
9434 東証プライム
193.7
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+0.8(0.41%)
時価総額 9,235,494百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05