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前場に注目すべき3つのポイント~自律反発意識も日経平均の2万円割れがコンセンサスに

2018/12/21 8:48 FISCO
*08:48JST 前場に注目すべき3つのポイント~自律反発意識も日経平均の2万円割れがコンセンサスに 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:自律反発意識も日経平均の2万円割れがコンセンサスに ■前場の注目材料:日本オラクル、2Q営業利益11%増、コンセンサス上回る ■日本電産、ハンガリー増強、50億円投資、車載ポンプ工場拡張 ■自律反発意識も日経平均の2万円割れがコンセンサスに 21日の日本株市場は、引き続き不安定な相場展開になろう。20日の米国市場はNYダウが460ドル超の下落となった。売り先行で始まると、トランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わると、政府機関閉鎖への警戒感から下げ幅を拡大した。フェイスブックが小幅に上昇したものの、アップルやアマゾンなど主要ハイテク株に売りが継続している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の20345円だった。円相場は1ドル111円30銭台で推移している。 シカゴ先物が下げ渋りをみせているほか、日経平均は前日までの3営業日で1000円超の下落となったこともあり、いったんは自律反発も意識されやすいところではある。しかし、シカゴ先物は安いところで20020円まで下げる局面もみられており、下へのバイアスは強いだろう。クリスマス休暇から主要参加者は減っているものの、指値の薄い中を断続的に売られる状況が続いており、3連休を控えて押し目を拾う流れも限られよう。 昨日の日経平均は年初来安値を更新し、昨年9月下旬以来の安値水準を付けた。パニック的な下げではなく、じりじりと下げ幅を拡大させる状況が続いており、なかなかセリングクライマックスといった見方も感じられない状況である。市場参加者の感覚としては日経平均の2万円割れがコンセンサスになりやすいだろう。 また、マザーズ指数は5%を超える下落となり、10月30日安値にあと10Pt程度に迫ってきている。ダブルボトム形成となれば自律反発狙いの流れも期待されるところではあるが、ソフトバンク<9434>の公開価格割れで個人投資家の需給状況は一段と悪化していることもあり、中小型株ファンドの解約に伴う売りも観測されている。サンバイオ<4592>が一時10%を超える下落となるなど、これまで強い値動きをみせていた銘柄等の下げがきつく、リスク回避の流れが継続している。 なお、年内受け渡しベースでは本日と25日の2日間となっており、この両日で換金売り等も強まりやすく、反対に売りのピークも一巡する可能性がある。先行き不透明感は強いものの、実質新年度相場入り後は、次第に中小型株への押し目拾いも意識されてきそうだ。まずはマザーズ指数のダブルボトム形成に期待したいところである。 ■日本オラクル、2Q営業利益11%増、コンセンサス上回る 日本オラクル<4716>は20日、第2四半期決算を発表。売上高は前年同期比8.5%増の912.54億円、営業利益が同11.1%増の277.84億円だった。コンセンサス(269億円程度)を上回っての着地。製造、流通・サービス、公共・公益を中心に幅広い業種・事業規模の顧客からの受注が順調。 ■前場の注目材料 ・シカゴ日経225先物は上昇(20345、大阪比+135) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・好調な企業業績 ・日本電産<6594>ハンガリー増強、50億円投資、車載ポンプ工場拡張 ・JR東海<9022>リニア先頭車は日立<6501>製、改良型試験車製作 ・昭和シェル<5002>ガス発電参画、米NY州で20年稼働 ・エア・ウォーター<4088>日本電熱の全株取得 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+1.0%、10月:+1.0%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4088 東証プライム
1,884.5
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+0.5(0.03%)
時価総額 432,973百万円
大手産業ガスメーカー。産業ガスや機能材料の提供等を行うデジタル&インダストリー部門が柱。医療機器や消火設備の提供、冷凍食品や飲料の製造・販売等も。特殊ケミカル供給などエレクトロニクス関連事業の拡大に注力。 記:2024/08/29
4592 東証グロース
770
1/10 15:30
-4(-0.52%)
時価総額 52,847百万円
再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行う。中枢神経系疾患が主な対象。細胞治療薬「SB623」が主要開発品。ヒト体性幹細胞加工製品「アクーゴ脳内移植用注」は日本における条件及び期限付き製造販売承認を取得。 記:2024/10/11
4716 東証スタンダード
14,490
1/10 15:30
-45(-0.31%)
時価総額 1,859,053百万円
米オラクル社の日本法人。クラウドサービス、ライセンスサポートが柱。ハードウェアの販売、導入支援等も手掛ける。データベース管理システムに強み。アライアンス強化推進。東京・大阪データセンターの利用量は順調増。 記:2024/10/29
5002 東証1部
1,682
3/26 15:00
±0(0%)
時価総額 626,706百万円
石油元売り大手で原油処理量国内第5位。財務体質健全。出光興産と19年4月に株式交換を実施し、経営統合を予定。15か月変則決算。19.3期4Q累計決算は増収・増益。通期営業利益見通しを830億円下方修正。 記:2019/02/15
6501 東証プライム
3,810
1/10 15:30
-99(-2.53%)
時価総額 17,665,328百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。連結子会社数は610社超。グリーンエナジー&モビリティセグメントなどは売上順調。 記:2024/11/26
6594 東証プライム
2,915
1/10 15:30
-13.5(-0.46%)
時価総額 3,476,339百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
9022 東証プライム
2,821.5
1/10 15:30
-29(-1.02%)
時価総額 2,906,145百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線はN700Sの投入進める。不動産業では販売力の強化等に取り組む。 記:2024/11/09
9434 東証プライム
193
1/10 15:30
-1.7(-0.87%)
時価総額 9,202,119百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05