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後場に注目すべき3つのポイント~買い戻し先行も追随する動きは限定的

2018/10/24 12:37 FISCO
*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い戻し先行も追随する動きは限定的 24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続落、買い戻し先行も追随する動きは限定的 ・ドル・円はもみ合い、材料難で方向感は乏しい ・値下がり寄与トップは、信越化学<4063>、同2位はエーザイ<4523> ■日経平均は小幅続落、買い戻し先行も追随する動きは限定的 日経平均は小幅続落。27.06円安の21983.72円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 23日の米株式市場ではNYダウが続落し、125ドル安となった。アジア・欧州株が全面安となった流れを引き継いだほか、建機のキャタピラーなど主要企業の決算が嫌気されて一時500ドルを超える下落となったものの、引けにかけて買い戻しが入り下げ幅を縮小した。日経平均は前日に600円を超える大幅安となっていただけに、本日はNYダウの下げ渋りによる自律反発に期待した買いが先行し、156円高からスタートした。しかし、金融市場全体に広がる不安定感から買いの勢いは続かず、日経平均は朝方に一時181円高まで上げ幅を広げたものの、その後伸び悩む展開となった。動向が注目される中国・上海総合指数の反発も鈍く、日経平均は前場中ごろから度々マイナスに転じる場面があった。 個別では、任天堂<7974>、ソニー<6758>、東エレク<8035>などが軟調。コマツ<6301>は同業キャタピラーの株価急落が波及して4%超安、上期業績を下方修正したSUBARU<7270>は5%超安。レーティング引き下げ観測のSUMCO<3436>は9%超安と急落した。その他では東海カーボ<5301>、信越化<4063>、昭電工<4004>などの下げが目立った。一方、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>が堅調で日経平均の下支えとなった。トヨタ自<7203>は小幅に上昇。決算が注目された日本電産<6594>は朝方に一時5%を超える上昇となったものの、その後上げ幅を縮めた。通期業績予想を上方修正した東製鉄<5423>は6%超高で前場の取引を終えている。セクターでは、鉱業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品などが下落率上位。半面、水産・農林業、ゴム製品、食料品が上昇率上位だった。市況関連株が売られる一方、内需・ディフェンシブ関連株に資金が向かった。 米国株が引けにかけて下げ渋ったことで東京市場では買い戻しが先行したものの、外部環境の不透明要因が多いなかでは追随する動きは限定的だった。NYダウの乱高下を見ると、金融市場が落ち着きを取り戻したとは言いづらい。注目された日本電産の上期決算は市場予想並みの増益を確保し、朝方こそ再評価の買いが入ったものの、その後伸び悩んだ。投資家のセンチメント改善にはつながらなかったと言わざるを得ない。 前日の東証空売り比率は50.8%と過去最高を更新している。長期視点の買い手不在という状況下では、短期筋による売買に大きく振らされる相場展開が続きそうだ。なお、本日は花王<4452>、中外薬<4519>などが決算発表を予定している。事前の期待は高まりづらいが、発表後に再評価の動きが出てくるか注目したい。 ■ドル・円はもみ合い、材料難で方向感は乏しい 24日午前の東京市場でドル・円はもみあい。日本株は反落したものの、円買いには振れてはいない。ただ、材料難で方向感の乏しい値動きが続いた。 ドル・円は、朝方の買い一服後は112円30銭台に失速する場面もあったが、その後上海総合指数が一時上昇に転じ、円売りに振れた。日経平均株価は前引けにかけて反落したが、ドルは112円半ばの水準を維持した。 正午にかけての上海総合指数は前日終値付近で不安定な値動き。米株式先物もマイナス圏推移。一方、ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で、日経平均株価の再浮揚を期待した円売りが続く。ただ、材料難でポジションを傾けにくいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円32銭から112円55銭、ユーロ・円は128円77銭から129円07銭、ユーロ・ドルは1.1462ドルから1.1475ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ブロードメディア<4347>や幸和製作所<7807>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、信越化学<4063>、同2位はエーザイ<4523> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「FRB議長は、われわれが素晴らしいことを行うと利上げをする。利上げが楽しいようだ」 「FRBが最大のリスク。利上げペースが速すぎる。オバマの時はゼロ金利だった」 <国内> ・臨時国会召集(12/10までの48日間) ・安倍首相所信表明演説 ・14:00 8月景気動向指数改定値・先行(速報値:104.4)月例経済報告 <海外> ・16:30 独・10月製造業PMI速報値(予想:53.4、9月:53.7) ・16:30 独・10月サービス業PMI速報値(予想:55.5、9月:55.9) ・16:30 独・10月総合PMI速報値(予想:54.8、9月:55.0) 《HH》
関連銘柄 19件
3436 東証プライム
1,634
10/3 15:00
+52(3.29%)
時価総額 572,186百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3,732
10/3 15:00
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時価総額 690,051百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4063 東証プライム
6,046
10/3 15:00
+96(1.61%)
時価総額 12,237,848百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4347 東証スタンダード
1,530
10/3 15:00
-13(-0.84%)
時価総額 12,110百万円
コンテンツ事業会社。コンテンツの調達・制作、配信技術に定評。釣り専門番組「釣りビジョン」の制作、通信制高校の運営も。教育部門は好調。ルネサンス高等学校グループの生徒数は過去最高。クラウドゲーム事業を開発。 記:2024/06/08
4452 東証プライム
7,042
10/3 15:00
+1(0.01%)
時価総額 3,344,950百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4519 東証プライム
6,980
10/3 15:00
+129(1.88%)
時価総額 11,719,825百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
5,546
10/3 15:00
+69(1.26%)
時価総額 1,644,761百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
5301 東証プライム
912.6
10/3 15:00
-4.1(-0.45%)
時価総額 205,283百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
5423 東証プライム
1,919
10/3 15:00
-19(-0.98%)
時価総額 211,213百万円
国内最大手の電炉メーカー。1934年設立。主力製品のH形鋼は国内生産量トップ。電炉でコイル・厚板を生産できるのは同社のみ。無借金経営。引き続きコスト低減に取り組む。グリーン鋼材「ほぼゼロ」は好評。 記:2024/08/05
6301 東証プライム
4,050
10/3 15:00
+19(0.47%)
時価総額 3,941,241百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6594 東証プライム
3,050
10/3 15:00
+80(2.69%)
時価総額 3,637,335百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
2,780
10/3 15:00
+29.5(1.07%)
時価総額 17,355,812百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,601.5
10/3 15:00
+32(1.25%)
時価総額 42,443,439百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7270 東証プライム
2,568
10/3 15:00
+89(3.59%)
時価総額 1,975,244百万円
自動車中堅。販売台数の7割超が北米向け。トヨタと資本業務提携。運転支援システム「アイサイト」等が特徴。自動車事業部門は好調。売上台数は2桁増。国内は足踏みだが、海外が伸びる。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/14
7807 東証スタンダード
991
10/3 15:00
-4(-0.4%)
時価総額 4,939百万円
福祉関連用品メーカー。歩行者やシルバーカーを主力に、入浴補助用具や排泄介護用品、食事・口腔ケア用品等を提供。車いすやシルバーカーなどの販売が伸びる。新中経では27年2月期売上72億円、経常12億円目標。 記:2024/05/27
7974 東証プライム
7,765
10/3 15:00
+93(1.21%)
時価総額 10,084,328百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,760
10/3 15:00
+680(2.71%)
時価総額 12,149,266百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
48,490
10/3 15:00
+1,710(3.66%)
時価総額 15,430,536百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,680
10/3 15:00
+204(2.41%)
時価総額 14,955,241百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17