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東条麻衣子:米・中・日の政策から見る秋に仕込みたいセクター【FISCOソーシャルレポーター】

2018/8/29 14:28 FISCO
*14:28JST 東条麻衣子:米・中・日の政策から見る秋に仕込みたいセクター【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家東条麻衣子(ブログ「株式注意情報.jp」、ツイッター:@kabushikichuiを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2018年8月29日10時に執筆 銘柄を抽出する際に「どのセクター」に今後、資金が集まってくる可能性があるかを米国・中国・日本の政治局面から推測、今年の秋から年末にかけて設備投資関連、インフラ投資関連銘柄に注目しています。 設備投資関連、インフラ投資関連の現状を見ると、米国と中国の通商交渉への懸念などから軟調に推移しているものが多いように思えますが、米国・中国・日本の動向を見ると秋口から年末にかけては注目を集める材料が多いのではないかと考えています。 ■米国 第2四半期のGDP(国内総生産)の成長率を見ると、年率換算で4.1%と高い伸びとなったものの、内容を見ると設備投資は3.9%増と前期の8.5%から鈍化しました。これについては貿易戦争への懸念が設備投資に悪影響を与えているとの見方もありますが、実際には2017年末に成立した減税法案の設備投資減税の適用にあたり企業が税務当局の通達を待っていることが要因であると予想され、秋口に税務当局の通達により詳細が確定されれば、企業は積極的に設備投資を行ってくるのではないでしょうか。また、11月の中間選挙の前に「1兆ドル規模のインフラ投資」についてトランプ大統領が何らかの動きを見せる可能性も考えられます。これは公約の一つですから、有言実行のトランプ大統領のこれまでの動きを考えれば、設備投資関連・インフラ投資関連銘柄については今後注目されることもあるのではないでしょうか。 ■中国 シャドーバンキングへの規制強化や中央政府による改革スタンスの強まりにより、中国のインフラ投資が減速傾向にありました。ですが7月16日、中国国家統計局は政府が地方政府の債務に関する調査完了後、インフラ投資プロジェクトの増加を見込めるとの見解を発表しています。 ■日本 国内のこれまでの流れを見ると米中間の通商交渉に対する中国への影響を懸念してかインフラ投資関連銘柄は上値の重い展開が続いています。ですが、西日本豪雨などの自然災害の頻発を受け、2018年度補正予算を秋の臨時国会で取組むべきだと言う声が出始めています。自民党内では国土強靭化に関する予算拡大を求める声もあり、秋の臨時国会の前にはインフラ投資関連銘柄が注目されることもありえるのではないでしょうか。 米国・中国・日本ともに秋頃からインフラ・設備投資に動きが出てくる可能性があることから、秋に向けて「インフラセクター」「設備投資セクター」の銘柄は、押し目を拾うスタンスで臨みたいところです。 ■設備投資関連銘柄 ・オークマ<6103> ・東芝機械<6104> ・牧野フライス<6135> ・DMG森精機<6141> ・川崎重工<7012> ・コマツ<6301> ■インフラ投資関連銘柄 ・太平洋セメント<5233> ・宮地エンジニアリング<3431> ・不動テトラ<1813> ・鉄建建設<1815> ---- 執筆者名:東条麻衣子 ブログ名:株式注意情報.jp 《HT》
関連銘柄 10件
1813 東証プライム
2,227
9/20 15:00
-26(-1.15%)
時価総額 36,723百万円
土木・地盤改良が主力の建設会社。海上土木に強み。消波・根固ブロック用鋼製型枠の賃貸なども。24.3期3Q累計は地盤改良の採算良化。だが土木の複数工事において工程に遅れ。ブロックは売上が期末に集中の見込み。 記:2024/04/15
1815 東証プライム
2,404
9/20 15:00
-34(-1.39%)
時価総額 37,668百万円
鉄道関連の土木・建築工事に強み。JR東日本系列。一般土木・建築工事も。24.3期3Q累計は建築工事の価格改定に遅れ。円安響き海外工事の採算も低下。ただ昨年末受注残は22年末比17%増と2697億円と豊富。 記:2024/04/15
4,185
9/20 15:00
-35(-0.83%)
時価総額 57,916百万円
橋梁事業や超高鉄塔・特殊構造物の建設、保全事業等を手掛ける宮地エンジニアリングを中核とする持株会社。明石海峡大橋で実績。新設関連、鉄道関連は受注好調。総還元性向60%目安。27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/15
5233 東証プライム
3,306
9/20 15:00
+91(2.83%)
時価総額 403,282百万円
セメントメーカー国内最大手。セメントや生コンクリートの製造・販売に加え、骨材や石灰石製品、コンクリート二次製品等を手掛ける。セメント製造環境技術、安定供給能力等が強み。東南アジアでの事業拡大などに注力。 記:2024/04/29
6103 東証プライム
5,940
9/20 15:00
+82(1.4%)
時価総額 200,505百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6104 東証プライム
3,825
9/20 15:00
+80(2.14%)
時価総額 97,067百万円
射出成形機やダイカストマシン、押出成形機等を手掛ける機械メーカー。旧社名は東芝機械。ダイカストマシンは国内外でトップシェア。27.3期売上2000億円目標。システムエンジニアリング販売の増強等に取り組む。 記:2024/06/28
6135 東証プライム
5,670
9/20 15:00
+50(0.89%)
時価総額 141,149百万円
大手工作機械メーカー。1937年創業。NCフライス盤、マシニングセンタを国内で初めて開発。金型・精密部品向けのマシニングセンタ、放電加工機に強み。国内では最新の大型機、5軸機を中心に引き合い獲得図る。 記:2024/05/17
6141 東証プライム
3,135
9/20 15:00
+33(1.06%)
時価総額 394,866百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
3,854
9/20 15:00
+29(0.76%)
時価総額 3,750,505百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
7012 東証プライム
5,411
9/20 15:00
+319(6.26%)
時価総額 908,626百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。水素製品などに強み。メキシコ工場でオフロード四輪車の量産を開始。 記:2024/04/30