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*21:10JST 英ポンド週間見通し：上げ渋る展開か、中銀インフレ報告への警戒感 ■ポンド強含み、英国の景況感改善と日英金融政策の乖離で 先週のポンド・円は、英国の10月の製造業PMIが53.2となり、9月の51.5から改善したこと、9月鉱工業生産が前月比+0.6％となり8月の-0.1％から改善したこと、イングランド銀行（英中央銀行）による早期利上げ観測、日本銀行の追加緩和観測を受けて、一時184円台前半まで上昇した。しかし、イングランド銀行（英中央銀行）金融政策決定会合では現状の金融政策の維持が決定されたことで、ポンドの上げ幅はやや縮小した。取引レンジは179円62銭-184円33銭。 ■英国の失業率と英中銀インフレ報告に要注目 今週のポンド・円は、英国の10月の失業率は低下が予想されているものの、低迷するインフレ率を受けた英中銀インフレ報告への警戒感から、ポンドは対円で上げ渋る展開が予想される。ただし、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性を示唆していること、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるポンド建て資産投資増額期待から、対円レートの下値は限定的か。 ○発表予定の主要経済指標・注目イベント ・12日：10月失業率(予想：2.7％、9月：2.8％) ・12日：英中銀四半期インフレ報告 予想レンジ： 181円00銭-186円00銭 《TN》