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ユーロ週間見通し:ストレステストへの警戒感から上げ渋る展開か

2014/10/18 13:48 FISCO
*13:48JST ユーロ週間見通し:ストレステストへの警戒感から上げ渋る展開か ■ユーロ下げ渋り、米国連邦準備理事会(FRB)の量的緩和終了先送り観測 先週のユーロ・ドルは上昇。米国の景況感悪化懸念を受けた米国10年債利回りの低下、量的緩和第3弾終了の先送り観測で、1.2620ドルから1.2886ドルまで上昇した。しかし、ドイツ経済及びユーロ圏経済がリセッション(景気後退)に陥る懸念が高まったことでユーロ高は週末前に一服した。 先週のユーロ・円は反転。地政学的リスクへの警戒感、世界的な株式市場の下落を受けたリスク回避の円買いが強まり、ユーロは一時134円14銭まで下落した。しかしながら、欧米諸国の株価反発を意識して、ユーロは週末前に136円台後半まで戻す展開となった。取引レンジはユーロ・ドル1.2620ドル-1.2886ドル、ユーロ・円134円14銭-136円72銭。 ■ストレステスト(健全性審査)への警戒感から上げ渋る展開 今週のユーロ・ドルは上げ渋りか。26日に欧州銀行監督機構(EBA)と欧州中央銀行(ECB)が銀行ストレステスト(健全性審査)と資産査定の結果を公表する。大手銀行の健全性に対する懐疑的な見方が強まる可能性があり、ユーロは米ドルに対して上げ渋る展開が予想される。 今週のユーロ・円は弱含みか。ストレステスト(健全性審査)への警戒感、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測、地政学的リスクへの警戒感がユーロの上昇を抑える要因となる。ドル・円相場に大きな動きがない場合、ユーロは対円で弱含みに推移すると予想される。 主な発表予定は、20日(月):(ユーロ圏)8月経常収支、23日(木):(ユーロ圏)10月製造業PMI、(ユーロ圏)10月サービス業PMI、(ユーロ圏)10月消費者信頼感。 予想レンジ:ユーロ・円133円00銭-138円00銭/ユーロ・ドル1.2500ドル-1.3000ドル 《TN》