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ユーグレナ、三井ハイテク、エアトリなど

2021/3/16 16:10 FISCO
<9603> H.I.S. 2285 +32大幅反発。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は117億円の赤字となり、会社計画100億円の赤字をやや下回った。緊急事態宣言発出による影響や電力卸価格高騰などの影響を受けた。ただ、前四半期の143億円の赤字からは損益が改善しており、販管費の削減も進んでいる。業績見通しの発表は見送られているが、今後は緊急事態宣言解除、GoToトラベルの再開などが想定され、最悪期は峠を越えたとの見方が優勢に。 <3038> 神戸物産 3005 -25反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は70億円で前年同期比24.8%増益となった。65億円程度であった市場予想も上回る好決算となっている。PBの売上構成比の上昇なども評価材料と捉えられている。ただ、月次動向などを考慮すると決算数値へのサプライズは限定的であり、とりわけ業績成長期待の高い銘柄でもあるため、決算発表が出尽くし感につながりやすい状況となっている。 <4369> トリケミカル 3485 -180大幅続落。前日に21年1月期の決算を発表した。営業利益は26.9億円で前期比15.7%増益となり、第3四半期決算時の上方修正値をやや上回る水準で着地した。一方、22年1月期は27億円で同0.3%増と横ばいにとどまる見込み。半導体市況が好調な中、業績見通しは想定よりも低水準と捉える動きが優勢となっている。また、中期計画も公表しているが、23年1月期も27.7億円と微増益にとどまる予想としている。 <6191> エアトリ 2280 +176大幅続伸。前日に21年9月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来の4.5億円から10億円に増額、前期は89.9億円の赤字であった。新型コロナウィルスの感染拡大や緊急事態宣言の発令などの影響による落ち込みは想定よりも限定的なもよう。今後は緊急事態宣言解除などにより、観光市場の大幅な回復も見込まれており、足元の業績上振れをストレートに評価する動きが優勢となっている。 <9076> セイノーHD 1586 -95大幅反落。2026年満期ユーロ円建CBの発行を発表している。手取金約250億円はロジ・トランス施設の建設及び建設用地取得などの投資資金に充当する予定のもよう。転換価額は2168円で、前日終値に対するアップ率は28.97%となっている。今回のファイナンスによる潜在的な希薄化率は6.32%になる見込み。株価が高値圏にあることも要因に、潜在的な希薄化を警戒する動きが優勢になっている。 <4666> パーク24 2248 +34続伸。前日に第1四半期決算を発表、経常損益は47億円の赤字となっている。会社計画である28億円の赤字は下振れたものの、ほぼ市場想定通りの着地となる形に。国内での緊急事態宣言再発出などで売上が落ち込んだが、コスト削減などは順調に進展のもよう。緊急事態宣言解除による今後の業績回復が期待される中、想定内の赤字幅にとどまったことで、あく抜け感も強まる展開に。 <8227> しまむら 10990 +230大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表した。営業利益は従来予想の309億円から380億円、前期比65.4%増に引き上げた。すでに第3四半期の時点で通期計画を上回っていたほか、足元の堅調な既存店動向も明らかになっていたため、上方修正自体は想定線とみられるが、12-2月期も高い増益ペースを維持する形になっており、ポジティブな反応が優勢に。新型コロナの影響軽減による新年度業績への期待も先行へ。 <2931> ユーグレナ 1264 +264急伸。実証実験を進めてきたミドリムシ由来のバイオジェット燃料が完成したと発表している。これまでは車や船舶などに供給してきたが、21年内にも航空運送事業者にバイオジェット燃料を供給していく。足元では横浜市の実証プラントでバイオ燃料製造しているが、25年には2000倍の生産能力をもつバイオ燃料の商用プラントを建設する予定。稼働前に原料調達から燃料販売先までの供給網の構築を急ぐようだ。 <6361> 荏原製 4505 +265大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も3400円から6000円に引き上げた。CMP装置の受注が想定を上回るペースで伸長しており、とりわけ、TSMC向けのシェアが高いとみられることで、積極的な設備投資の恩恵を受けると予想している。また、ASMLが独占しているEUV露光装置向け真空ポンプ排気システムの受注も期待できると分析。精密・電子事業の高い成長性を積極評価へ。 <6966> 三井ハイテク 4070 +340大幅反発。前日に21年1月期決算を発表、営業益は37.9億円となり、従来計画の26億円を大きく上回った。前期は0.2億円だった。自動車向けリードフレームや電動車向けモーターコアの売上が増加しているもよう。期末配当金も9円の計画から18円に引き上げた。22年1月期も47億円で同24.0%増益を見込む、年間配当金も21円から27円に引き上げる見込み。想定以上の好業績としてポジティブサプライズに。 《ST》
関連銘柄 10件
2931 東証プライム
418
11/25 15:30
-15(-3.46%)
時価総額 56,978百万円
ミドリムシ等を活用した健康食品、化粧品の開発・製造・販売等を行うヘルスケア事業が主力。バイオ燃料の開発・製造・販売等も。青汁のキューサイを傘下に持つ。次世代エイジングケアブランド「CONC」に積極投資。 記:2024/09/02
3038 東証プライム
3,611
11/25 15:30
+31(0.87%)
時価総額 987,970百万円
冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。業務スーパーの総店舗数は1070店舗超。中計では26.10期売上高5430億円目標。 記:2024/10/24
4369 東証プライム
2,831
11/25 15:30
+10(0.35%)
時価総額 92,005百万円
半導体向け高純度化学材料が主力。光ファイバー用材料や太陽電池用材料等も。山梨県上野原市に本社。開発から製造まで全ての工程を内製化。27.1期売上高226億円目標。半導体製造用化学化合物の生産能力向上図る。 記:2024/07/26
4666 東証プライム
1,777
11/25 15:30
-33(-1.82%)
時価総額 303,952百万円
時間貸駐車場「タイムズパーキング」、月極駐車場の運営を行う。英国、豪州などにも進出。モビリティサービス「タイムズカー」の提供等も。国内タイムズパーキング件数は1.8万件超。モビリティ事業は会員数が順調増。 記:2024/10/07
6191 東証プライム
1,189
11/25 15:30
+59(5.22%)
時価総額 26,623百万円
総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営。Wi-Fiレンタル事業、地方創生事業、ITオフショア開発事業等も。メルマガのまぐまぐ等を傘下に持つ。M&Aによる成長投資を行う。エアトリ経済圏の構築・強化図る。 記:2024/10/09
6361 東証プライム
2,268.5
11/25 15:30
-24.5(-1.07%)
時価総額 1,048,165百万円
1912年創業のポンプメーカー。標準ポンプや冷却塔、排水機場用ポンプで国内トップシェア。精密・電子、建築・産業、エネルギー分野の売上比率が高い。配当性向35%以上目標。成長分野中心に積極的な投資を行う。 記:2024/08/27
6966 東証プライム
761
11/25 15:30
-2(-0.26%)
時価総額 150,171百万円
モーターコア製品等の製造・販売を行う電機部品が主力。リードフレーム、プレス用金型、平面研削盤等も手掛ける。福岡県北九州市に本社。車載用モーターコアで世界トップシェア。生産性向上、原価低減に取り組む。 記:2024/10/14
8227 東証プライム
8,030
11/25 15:30
+61(0.77%)
時価総額 592,831百万円
総合衣料品店「ファッションセンターしまむら」を運営。低価格の衣料に強み。若者向け業態「アベイル」、ベビー業態「バースデイ」等も展開。アベイルはアウター衣料の品揃えを拡充。27.2期営業利益660億円目標。 記:2024/10/24
2,465
11/25 15:30
-11.5(-0.46%)
時価総額 462,631百万円
トラック運送大手。旧西濃運輸。「カンガルー便」で知名度。全国に輸送ネットワークを構築し、企業間物流に実績。自動車販売なども。自動車販売事業はメーカー不正問題で低調。輸送は堅調。日本郵便と共同運行へ連携。 記:2024/07/10
9603 東証プライム
1,871
11/25 15:30
+33(1.8%)
時価総額 149,420百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09