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ピジョン、東芝、サンデンなど

2016/3/8 16:30 FISCO
<6773> パイオニア 269 -10続落。自動車部品株が全般的に軟調な中、戻り売りに押される格好となっている。クレディ・スイス証券(CS)では目標株価を引き上げているものの、来期営業利益予想は139億円から120億円に下方修正している。稼ぎ頭の市販カーオーディオが新興国マクロ減速により苦戦中であり、3D-LiDARや地図情報など次世代分野の業績貢献はまだ先としている。 <6444> サンデン 359 +47急伸。未定としていた期末配当金を15円にすると発表、前期比では5円の増配となる。第3四半期決算時には営業利益予想を大きく下方修正して業績懸念が強まっていたため、ポジティブなサプライズにもつながる格好へ。前日終値をベースとすると、配当利回りは4.8%の水準にもなり、利回り妙味も強まる状況のようだ。 <7956> ピジョン 2767 +143売り先行後は切り返す展開に。前1月期の決算を昨日発表している、営業利益実績は145億円で前期比14%増益、今期は150億円で同3%増益の見通し。前期実績は従来予想の150億円を下回る着地となり、今期見通しは市場予想を20億円程度下回っている。ただ、中国市場の伸び悩み懸念は織り込まれていたとして、目先のアク抜け感が先行する形になっているようだ。8-10月期営業利益は前年同期比9%減益であったが、11-1月期は同11%増益に回復、今期予想も保守的との見方が多いようだ。なお、前期、今期ともに増配を発表。 <7269> スズキ 2831.5 -110.5売り先行。CB2000億円の発行を発表している。転換価額は4120円、潜在株式数の比率は11.0%になる。併せて発行済み株式数の12%に相当する約7000万株の自己株消却も実施する。また、残りの自己株式の一部はCB行使の際の交付株式に活用するとしている。潜在的な希薄化を嫌気する動きが先行も、もともと金庫株は市場放出されるといった懸念が強かったこと、転換条項が付与されていることで実質的な希薄化は半分程度に抑えられると見られることなどから、下げは限定的なものにもとどまっている。 <6619> ダブル・スコープ 4190 +320大幅続伸。LG化学では今期の自動車用電池事業の売上高を前年実績比約7割増加させる計画と報じられている。同社はリチウムイオン電池のセパレーターを手掛けており、韓国工場で生産能力を増強している。韓国LGグループ向けなどにも展開していることで、LG化学の増産に伴うメリット享受などが期待できる状況にあるとみられているようだ。 <6502> 東芝 208.3 -15.7売り優勢。みずほ証券では投資判断「中立」継続で、目標株価を270円から190円に引き下げている。不採算事業の構造改革テンポは緩やかにとどまっているほか、収益柱のNANDの事業環境も悪化傾向が続いていると指摘。また、のれん減損リスクなど原子力事業での不透明感も残るとしている。東芝メディカル株式売却益計上で財務体質悪化には歯止めがかかる公算も、ポジティブなニュースフローは一旦出尽くしになるとも。 <7282> 豊田合成 2093 -161下げ目立つ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も2900円から1900円に引き下げている。第3四半期の系列平均を下回る伸び率を考慮して、自動車部品事業の拡販ペースの鈍化を織り込むとしている。また、LED事業も為替感応度が高く、来期以降は赤字転落予想に変更しているもよう。来期業績は減益見通しに下方修正。 <4061> デンカ 431 +19反発。発行済み株式数の2.11%に当たる950万株、38億円を上限に自己株式の取得を実施すると発表している。取得期間は本日から1年間としている。今回の還元方針は、配当金と自己株式取得額の合計で算出される総還元性向50%を基準としたもの。昨年5月にも同規模の自社株買い実施を発表、4ヶ月弱での取得実績がある。 《XH》
関連銘柄 8件
4061 東証プライム
2,135.5
11/26 15:30
-4.5(-0.21%)
時価総額 189,111百万円
1915年設立の総合化学メーカー。クロロプレンゴム、球状シリカと世界トップシェア。電子回路基板や半導体工程用材料、ワクチン、肥料、ABS樹脂等も手掛ける。アセチレンブラックの生産・販売体制の強化に注力。 記:2024/10/08
6444 東証スタンダード
152
11/26 15:30
-2(-1.3%)
時価総額 16,977百万円
カーエアコン用コンプレッサー、空調室内ユニット等の製造・販売を行う自動車機器事業を展開。カーエアコン用コンプレッサーは世界シェアトップクラス。群馬県伊勢崎市に本社。熱マネジメントシステムの販売を強化。 記:2024/10/10
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6619 東証プライム
323
11/26 15:30
-8(-2.42%)
時価総額 17,811百万円
リチウムイオン二次電池用セパレータの製造、販売を行う。イオン交換膜事業等も手掛ける。売上構成比は車載向けが6割超。欧米、アジア地域のEV用電池メーカーなど新規顧客開拓図る。製品競争力の強化等にも注力。 記:2024/07/28
6773 東証1部
65
3/26 15:00
±0(0%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
7269 東証プライム
1,631
11/26 15:30
+2.5(0.15%)
時価総額 3,204,240百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7282 東証プライム
2,573
11/26 15:30
+12.5(0.49%)
時価総額 328,351百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7956 東証プライム
1,483
11/26 15:30
+8(0.54%)
時価総額 180,411百万円
ベビー用品メーカー。哺乳びんで世界トップシェア。介護用品や老化予防用品、認可保育園の運営等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。電動鼻吸い器など新商品は国内販売順調。新規市場への参入等を積極的に検討。 記:2024/07/28