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大阪チタ、トプコン、前田建設など

2015/11/19 16:44 FISCO
<9506> 東北電力 1529 +31反発。前日はCB発行に伴う潜在的な希薄化が嫌気されて大幅安となったが、本日は投資判断格上げの動きなども観測され、買い優勢の展開となっている。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は1800円継続としている。高効率発電所を活用した関東での市場シェア獲得、財務健全化を背景とした増配ペースの加速なども想定されるため、株価は割安であると判断しているようだ。 <6740> JDI 402 -9売り先行。ジェフリーズ証券では投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に格下げしている。稼働率の低下やサムスンのOLEDとの競争激化などリスクが増大するなか、安値から株価が反発していることを格下げの背景としている。また、シャープ<6753>の液晶事業売却も、稼働率の低下に伴う大規模な損失が発生し得るなど、中長期的なリスクを高めるとみているもよう。 <7956> ピジョン 3405 +110続伸。第3四半期営業利益は115億円前後となり、前年同期比18%増になるもようとの観測報道が伝わっている。米子会社の業績が好調で収益を押し上げているようだ。市場予想並みの水準ではあるが、出荷が伸び悩むなど主力の中国市場に対する懸念も強まりつつあったなか、欧米市場の好調が確認された点などは安心感につながる形へ。 <5726> 大阪チタ 3505 +350大幅高。前日には説明会が開催されているもよう。2016年の航空機向けスポンジチタンの出荷数量が前年比60%近く増加する可能性が示されたようだ。野村證券では、20%程度の伸びを見込んでいたことから、大幅増の可能性が示された点はポジティブであると指摘。尼崎工場の稼働率も9月の66%から来年3月末には93%まで引き上げる方針でもあるようだ。 <7732> トプコン 2015 +93大幅反発。国土交通省では、道路建設などの公共事業で、自動制御のショベルカーなど最先端技術の利用を義務付ける検討に入ったと報じられている。同社はコマツとICT建機の開発において提携、世界初の全自動ブレード制御機能を搭載した中型ブルドーザーを発表するなど、この分野での優位性も高いと見られている。建機のIT化義務化でメリットが期待できるとの見方が優勢に。 <1824> 前田建設 755 -42売り優勢。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も970円から680円に引き下げている。ゼネコンセクターの中でも収益回復力が弱いことに加え、同業他社に比べて株主還元に対する姿勢が見劣りすると判断、格下げの背景としている。今期営業利益は横ばいの見通しに。 <6481> THK 2329 +104買い優勢。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価を2250円から2750円に引き上げている。業績下方修正で株価は下落も、悪材料は概ね織り込んだと判断しているようだ。在庫調整を加味した現在の受注水準は今後幾分回復に向かう可能性があると指摘。また、買収効果を織り込めば来期増益の可能性があるともみているようだ。 <6869> シスメックス 7740 +220反発。シティグループ証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も8400円から9200円に引き上げている。血球計数検査では米国が好調、血液凝固検査では中国が極めて好調、これらを反映させて業績予想を上方修正しているようだ。また、グローバルな検査需要の増大の恩恵を受ける一方、国内比率は低く来年4月の診療報酬引き下げの影響が少ないことも相対的な魅力と。 <8154> 加賀電子 1869 +21反発も買い先行後は伸び悩み。UKCHDと経営統合で基本合意、同社はUKCHDの完全子会社となり、上場廃止の方向となるようだ。株式交換比率は現時点では未定となっている。完全子会社となる同社に買収プレミアムの期待が先行したが、PBR水準はUKCHDが割安で、足元の株価上昇率も同社のほうが高いことから、過度なプレミアム期待は低下の方向に。なお、両社ともに上昇していることで、統合の動きそのものは評価が先行と見られる。 保険セクター全面高で業種別上昇率の第4位となっている。FOMC声明文を受けて、米国での12月利上げ実施の可能性が一段と高まっており、長期金利の上昇期待などが支援材料につながっている。また。前日には損保3社の上半期決算が発表されており、市場想定よりも下振れる形になっているが、先に観測報道が伝わっていたこともあって、あく抜け感なども台頭する格好に。 《XH》
関連銘柄 10件
1824 東証1部
899
9/28 15:00
+8(0.9%)
時価総額 174,953百万円
ゼネコン準大手。脱請負に向けインフラ運営に力注ぐ。昨年3月に前田道路をTOBで連結子会社化。22.3期1Qは受注堅調。6月末単体受注残は6855億円(前年同月末比16%増)に。10月に持株会社制に移行へ。 記:2021/08/16
1,956
11/28 15:30
+19(0.98%)
時価総額 71,981百万円
スポンジチタンのトップメーカー。兵庫県尼崎市に本社。低酸素球状チタン粉末や高純度チタン等の高機能材料事業も展開。神戸製鋼所等が主要取引先。配当性向25%~35%目安。球状チタン合金粉末等の拡販図る。 記:2024/09/02
6481 東証プライム
3,631
11/28 15:30
+13(0.36%)
時価総額 471,511百万円
機械要素部品メーカー。直動案内部品「LMガイド」、ボールスプライン、ボールねじ等を手掛ける。LMガイドは世界トップシェア。免震装置等も。配当性向は30%基本。グローバル展開等で製品市場の拡大を図る。 記:2024/08/10
6740 東証プライム
19
11/28 15:30
±0(0%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6753 東証プライム
983.5
11/28 15:30
-2.6(-0.26%)
時価総額 639,675百万円
大手電気機器メーカー。1912年創業。台湾の鴻海精密工業傘下。液晶テレビや白物家電、スマートフォン、各種情報機器などの製造・販売を行う。ブランド事業では特長商品、新規カテゴリー商材の創出などを図る。 記:2024/08/01
6869 東証プライム
3,171
11/28 15:30
+24(0.76%)
時価総額 1,995,742百万円
検体検査機器・試薬メーカー。血球計数検査や血液凝固検査、尿検査分野で世界首位。臨床検査機器も手掛ける。海外売上は8割超、世界中に展開。ヘマトロジー分野の機器、保守サービスの等が伸長。手術支援ロボット拡大。 記:2024/06/30
7732 東証プライム
1,608.5
11/28 15:30
+48.5(3.11%)
時価総額 174,334百万円
総合精密光学機器メーカー。服部時計店精工舎の測量機部門を母体として1932年に設立。測量機器、ICT自動化施工システム、眼科用医療機器等を手掛ける。アイケア事業の収益力強化、低採算事業の整理等に取り組む。 記:2024/10/08
7956 東証プライム
1,473.5
11/28 15:30
+15.5(1.06%)
時価総額 179,256百万円
ベビー用品メーカー。哺乳びんで世界トップシェア。介護用品や老化予防用品、認可保育園の運営等も手掛ける。海外売上高比率は6割超。電動鼻吸い器など新商品は国内販売順調。新規市場への参入等を積極的に検討。 記:2024/07/28
8154 東証プライム
2,653
11/28 15:30
+62(2.39%)
時価総額 152,293百万円
独立系のエレクトロニクス総合商社。半導体、一般電子部品等の製造・販売を行う電子部品事業が柱。パソコン販売やCG映像制作なども。25.3期は増収計画。電子部品事業、ソフトウェア事業中心に売上増を見込む。 記:2024/07/01
9506 東証プライム
1,205
11/28 15:30
+28.5(2.42%)
時価総額 605,974百万円
東北地盤の電力会社。東北6県と新潟県が主な供給区域。発電・販売事業、送配電事業、建設業を展開。グループ会社にユアテックなど。DOE(株主資本配当率)2%目安。27.3期経常利益1900億円目指す。 記:2024/06/04