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ミタチ、ニコン、イオンなど

2014/10/6 16:30 FISCO
<4901> 富士フイルム 3499.5 +94.5買い優勢。エボラ出血熱に感染したフランス人女性が、同社傘下の富山化学が開発したインフル薬「アビガン」を投与して治癒したとの報道が伝わっている。感染拡大が続いているエボラ出血熱の対応薬として、一段と期待感の高まる格好になっているようだ。なお、為替の円安など外部環境の改善なども買い安心感につながる状況と見られる。 <8267> イオン 1107 +9.5堅調。先週末に上半期の決算を発表している。営業利益は434億円で前年同期比41.2%減益、大幅減益となったものの、事前の観測報道では420億円前後とされていただけに、あらためて嫌気される流れにはなっていない。また、発行済み株式数の3.58%に当たる3000万株を上限とした自社株買いの実施を発表。ダイエー<8263>との株式交換に伴う希薄化懸念の後退、目先の需給インパクトとしてポジティブ視される状況にも。 <8050> セイコーHD 500 +38買い優勢。上半期営業利益は前年同期比8%減の80億円前後となり、従来予想の60億円、同31%減予想から減益幅が縮小したもようとの観測報道が伝わっている。主力の腕時計などが海外で想定以上に拡大したもよう。市場コンセンサスも会社計画並みであったと見られる。直近では野村の新規買い推奨を受けて急伸、ショートのポジションも膨らんでいたと見られ、売り方の買い戻しなども集まりやすいようだ。 <6740> JDI 510 +5堅調。スマホ部品を増産すると報じられている。中国メーカー向けに受注が拡大、主力工場で生産能力を4割増に増やすとされている。今期の中国スマホ向け売上高は前期比約2.7倍の約1800億円になる見通しと。アップル以外の拡大を背景とした業績成長に期待感が高まる状況へ。一方、UBSでは投資判断を「バイ」から「ニュートラル」へ格下げ、今期以降の業績予想を大きく下方修正している。 <7731> ニコン 1533 -17軟調。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「売り」に格下げしていることが弱材料視されている。目標株価は1490円から1250円に引き下げへ。一眼レフの市況低迷は市場でも認識されているが、その度合いは浸透し切っていたいとの見方。コンセンサス予想には下方修正リスクが残ると考えているようだ。 <8016> オンワード 643 -30さえない。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は25.8億円で前年同期比29.4%減益、従来予想の40億円を大きく下振れる格好になった。通期予想は123億円から111億円に下方修正している。第1四半期は同8.9%減益にとどまっていたことから、6-8月期で減益幅は一段と拡大の格好に。消費増税による駆け込み需要の反動、天候不順などが響いたもよう。みずほ証券では、目標株価を740円から700円に引き下げ、全国に展開する百貨店を主力顧客とするビジネスモデルからの転換が進んでいない点が最大の課題と指摘している。 <3321> ミタチ 740 +100ストップ高比例配分。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は4億円で前年同期比2.7倍となっている。上半期業績は先に4.3億円から5億円に上方修正しているが、進捗率の高さを背景に、一段の上方修正なども期待される状況のもようだ。収益構造改革が奏効して利益率が高まっているもよう。 <3626> ITHD 1776 -53続落。JPモルガン(JPM)では、第2四半期の業績予想を引き下げているもよう。7-9月期営業利益は82億円から75億円に下方修正。売上高は計画上振れも、機器販売の寄与が中心で収益貢献は限定的。一方で、不採算案件は想定を上回る可能性があるとしているもよう。なお、第2四半期の受注は計画どおりでの推移となっているようだ。 <5713> 住友鉱 1532.5 +26.5しっかり。シティでは、上半期業績は市場予想を大幅に上回り、ポジティブサプライズとなる可能性があると判断しているもよう。7-9月期経常利益388億円と予想、上半期経常利益は会社計画570億円を上回って657億円程度になるとみている。ちなみに、7-9月期の市場予想は320-330億円程度の水準となっている。金属市況や為替レートが想定以上に支援となっているほか、海外事業の収益貢献も予想以上であることが背景と。 不動産セクター戻り鈍い。大手3社も揃って動きが鈍く、全体株高の中で反発力の鈍さが目立つ状況となっている。引き続き、海外投資家を中心にリバランス売りの対象になっているものと観測される。為替の円安を背景として、輸出関連株へ資金シフトの動きが強まっているもよう。本日から日銀金融政策決定会合がスタートしているが、追加緩和期待が高まっていないことなども不動産株には買い手控え材料へ。先の日銀短観では、最近、先行きともに業況判断の悪化が目立ったセクターであるほか、建築コスト上昇による来期以降のマンション分譲の利益率悪化などを警戒する見方なども強まっているもよう。 《FA》
関連銘柄 10件
3321 東証スタンダード
1,188
11/28 15:30
-24(-1.98%)
時価総額 9,462百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
3626 東証プライム
3,665
11/28 15:30
+28(0.77%)
時価総額 865,794百万円
独立系総合ITサービス会社。広域ITソリューション、産業IT等を展開。クレジットカードなど金融向けに強み。ビジネスパートナーは3000社超。オファリングサービスは順調。27.3期売上高6200億円目標。 記:2024/06/13
3,340
11/28 15:30
+25(0.75%)
時価総額 4,154,549百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5713 東証プライム
3,732
11/28 15:30
+4(0.11%)
時価総額 1,085,318百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6740 東証プライム
19
11/28 15:30
±0(0%)
時価総額 73,727百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
7731 東証プライム
1,789
11/28 15:30
+1.5(0.08%)
時価総額 628,792百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界トップクラス。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。業務用カメラの米レッド社買収。カメラや半導体露光装置が堅調。開発費などが重し。医療事業に注力。 記:2024/07/28
526
11/28 15:30
+1(0.19%)
時価総額 83,067百万円
オンワード樫山を中核とする持株会社。1927年創業。23区、ICB、自由区などが基幹ブランド。ライフスタイル関連事業も展開。配当性向40%以上目安。機能性商品は販売順調。商品在庫水準の適正化を図る。 記:2024/10/24
8050 東証プライム
4,085
11/28 15:30
-45(-1.09%)
時価総額 169,135百万円
セイコーウオッチ、セイコーインスツル、セイコーソリューションズなどを傘下に収める持株会社。1881年創業。ウオッチ事業は海外における高級品の売上拡大の加速が課題。クロック事業では高級クロックなどに注力。 記:2024/10/08
8263 東証1部
134
12/25 15:00
-2(-1.48%)
時価総額 53,342百万円
食品スーパーを経営。2014年2月時点の店舗数は198店舗。「都市シフト」、「シニアシフト」の具現化は中期経営計画。イオングループとのシナジーを狙うが、15.2期第1四半期は赤字と苦戦続く。 記:2015/02/26
8267 東証プライム
3,614
11/28 15:30
+81(2.29%)
時価総額 3,151,137百万円
流通大手。総合スーパーを軸に、食品スーパーやドラッグストア、金融、不動産などを手掛ける。アセアンなどアジアでも事業展開。GMS事業では食品PB中心に低価格戦略実施。SM事業では地域オリジナル商品を拡充。 記:2024/10/24